Bookworm

2006/05/04(木)23:55

行列のできるラーメン店

生活(347)

 あのラーメン屋へ、むすめを誘ってみた。  次女の方は“ヤダァ~!”と一蹴された。    ねぇ~、散歩がてら行こうよー。  今なら少しは空いていると思うよ・・・。  そう、家にこもりっきりも良くないナァ。ちょっと外出してみたい気分なんだけどね。  優しい?長女の方が、“行ってもいいかも・・・。”渋々、応えてくれた。  必需品のタオルハンカチをトートに入れ、出かける。  公園の中を通って行く。(本当に散歩が目的です。)  ブラブラ行くと車道に面したあのラーメン店が見えてきた。  ほらね。並んでないね。ホッとする。  いつもは店の入口から歩道に、10人以上いるのがあたり前。  店のなかにも10人は客が並び待つ。  30分ほど待った後にやっと、どんぶりとご対面。  相変らずの不細工だ。色もスゴイ。  胡椒と醤油のドロドロあんかけ風で何と説明して良いやら?  (麺についてはMade in ベトナムのスパゲティと云った感じだろうか?)  辛さによってマークが付く。  長女は無点火物を、私は2×をいただく。  隣のテーブルは燃えているように赤い!  まずは、スープをひと口。“ウッ!”やっぱり味が変わっている。今日は塩辛い。  行く度に違うところがまた、良いのかも…なんて、妙に自分を説得させている。  このお店。TVで何度か紹介されている。ラーメンチャンピョン大会でも優勝している。  店の壁にはそれを裏付ける記事のポスターを貼り巡り、有名人の色紙も負けないくらいの数だ。  食べ始めて笑いが込み上げる。ウヒャーの状態ですね。  セットでついてきたドロドロ真っ赤なマーボー豆腐に手を付ける。  フフフ。。。汗,汗,汗。タオルを出して拭き,拭き,拭き。  周りのテーブルも同じ様子で、受付で配っているティッシュを掴んでいる人が多い。  異様な雰囲気を感じる。  散々並んでやっと美味しいものに巡りあったという表情をまったく見かけない。  楽しそうでもない。(険しい顔と云った方がピッタリのよう・・・。)  けっして味がどーのこーのと口に出してはいけないのだ。高名な店だ。  なおさら汗、汗がぁ~。  テーブルには割り箸とともに唐辛子が、どうぞタップリお使いくださいと言ってるように置かれている。×5でもまだ足りないのか!使っている人いました。  わ~、スープをすすった後もれんげが赤い。  一汗かいたら、怯えがスーっと引いたように良いペースでいただける。不思議だ。  スープをかなりの量、残す。  完食したら、格闘技でチャンピョンになれそうな感じだろう。  店を出たときの開放感。サウナから出てきたような爽やかさだ。  あっ、そうだ!そうかぁ~、刺激だ。  刺激を求めてみんな並んでこの辛いラーメンを食べに来るのか。  客の誰ひとり“おいしい、おいしい。”と、言ってない。聞かない。  食も舌の遊び、刺激なのだを教わったような気がする。  また来ていまいそうな自分に大笑いしたい気分だ。(汗)  

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