美竹姫のひとりごと・・・

2010/09/19(日)17:31

本当の凄さは・・・

MLB Major League Baseball(49)

「あれこそイチロー」意図的ゴロで節目到達 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手(36)が18日(日本時間19日)、シアトルでのレンジャーズ戦に「1番・右翼」で先発出場。 第1打席に二塁内野安打を放って日米通算3500安打を達成すると、第4打席にもヒットを放ち、10年連続200安打まで残り7本に迫った。 素人には平凡に見えるゴロも、打たれたリーの受け止め方は正反対だ。 「あのバットさばきは信じられない。 あれこそイチローのやり方だ」と2年前のサイヤング賞左腕が感心した。 1打席目は外角低めに動く直球。 4打席目は外角低めのカットボール。 どちらも右方向に強くたたきつけたことで高くバウンドした。 自らのスピードを計算し、意図的な打撃で2本の内野安打につなげた。 ただ、日米通算3500本に到達したイチローの口調は乾いていた。 「チームの勝ちに貢献できなくて残念ですね」は明らかな皮肉。 「そんな区切りとも別に思っていない」と言い切った。 日米通算、米国のみでの記録に関係なく、これまでの節目では本拠地の大型スクリーンに祝福のメッセージなどが寄せられた。 だが今回は何もなし。 自らが球団に演出の中止を申し入れていたためだ。 「いろんな楽しみをファンから奪ってしまったことは残念と思いますが、僕としてはリスクを生むわけにはいかない」と説明した。 2年前、ごく一部の選手の陰口を一部地元メディアが大げさに書き立てた。 現在のチームには当時のネガティブな空気は感じられないが、もうあのような嫌な思いはしたくない。 ほとんど喜ぶ様子がないのは、イチローなりのささやかな抵抗だったのかもしれない。 という内容だ。 10年連続200本安打まで後7本としたイチロー選手。 この日の最初の安打が日米通算3500安打となったことに、日本国内では当の本人をよそにマスコミが大騒ぎしているようだ。 アメリカ国内では、後7本でシーズン200本安打最多記録に並ばれるピート・ローズが、通算数に対して異議を表明するなど、どちらかといえばネガティブな評価しかない。 しかし、イチローのヒットの内容がどうであれ、また打ったリーグがどうであれ、それは結果論であり、イチロー選手本人がどのように捉えるかだけの話ではないだろうか。 大切なのは、打たれた投手が打たれた内容以上に、その打たれ方に対して納得もしくは仕方なしと諦めさせてしまえること(技術)ではないだろうか。 メジャーへ行ってからの方が安打率が・・・などという論議もあるが、日本の野球で培われた経験があってこその適応力であり、成績であるともいえるだろう。 もし、イチローがアメリカ生まれで、最初からメジャー選手だったら・・・という話にしても、打てたかもしれないし、打てていないかもしれない。 もしかしたら、プロの選手にさえなれていない事だって考えられる。 まったくもって、ナンセンスな話だ。 今のところ、イチロー選手の談話としては、アメリカの記録はアメリカでの成績という事で割り切れている様子だから、国内で応援しているファンやマスコミもイチロー選手の気概を尊重し、通算記録ではないメジャーリーガーとしてのイチロー選手の成績に一優してはどうだろうか・・・ 変に騒がずとも、(アメリカでも)評価している人はしっかり評価している。 日本で変に騒ぐ事が、イチロー選手の価値を押し上げる邪魔になっているかもしれないのだから・・・

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