デコラティブアート＆日常

アールヌーボースタイルのキャビネットに、モンステラをを装飾のモチーフとして使うキャビネットの製作が始まりました。

無垢のナラ材でフレームを作り、モンステラの彫刻と象嵌が入るとても難しい特注製作です。自分で難しい物をデザインしてしまったので、後はコツコツと作るだけです。

フレームになるナラの部材です。



立体的に裁断されるため各部材は切り落とす分を含んでいて、高さ70センチちょっとのキャビネットのパーツとしては非常に分厚いです。

立体的な曲面を含む家具を作る時は、原寸大の図面が必要になります。パーツの曲線を加工するとき原寸大の図面とあわせながら精密な仕事をするためです。

また作る物のプロポーションを確認できます。5分の1や10分の１の図面では小さすぎて実際に作られた場合のイメージがつかみにくいので、原寸大の図面を使います。

正面から見た図面と横から見た図面を完成させました。写真は正面図です。装飾の図面は別でやります。これでフレームの加工がスタートできます。



この製作は彫刻刀が大活躍するタイプの仕事です。早くフレームの加工を終わらせて装飾の加工に入りたいです。