2008/06/30(月)19:53
彫刻教室平日クラスのレッスン
今日は彫刻教室の平日クラスのレッスンをしました。
天気は最悪。寒かった。早速きょうの生徒さんたちは何をしたのか見てみましょう。
この生徒さんは結構長い間アカンサスリーフ(唐草)のレリーフを彫っています。今まで生徒さんたちに挑戦してもらったモチーフの中で最も難しいです。少しずつ進めていきます。
少し彫っては原画や私の彫ったサンプルを持ってきて、形をチェックしてラインを書き込んでいきます。
額縁をチョコレート色に塗ったこの生徒さんはアンティーク風の仕上げにするために、塗装を研磨して色をかすれさせて落としています。年月とともに自然に塗装が落ちていったように見せるのが目的です。アンティーク家具の本などを見て古い物がどんな風合いを持っているかよく観察して、それを再現していきます。
この生徒さんは金箔風の金色塗装をしています。先程の生徒さんのようにアンティーク風に仕上げる予定です。なので金色に塗った後で塗装面を削ってかすれさせるのを見越して、下地にレンガ色を塗ってあります。金箔の貼られたアンティーク家具は金箔の下にこのレンガ色の塗装がされているので、金箔がかすれるとこの色が見えてきます。これと同じ状態を作るためです。
生徒さんたちは常にやった事の無い新しい技術に挑戦しているので、心配も多いしやり遂げられるか不安そうにしています。ここで一番大事なのが最後までやり遂げてやろうという根気です。
私は手を変え品を変え何とか完成するようにサポートしています。