2008/06/30(月)00:39
イギリスの大学で家具の勉強をして初めて作った作品
イギリスの大学でアンティーク家具修復の勉強を始めた頃の写真です。
大学で始めて製作した作品がツールボックス(道具箱)でした。これから自分の道具を揃えていくので、それを収納して持ち歩く箱が必要になります。なので自分の道具箱を自分で作るのです。
みんなが同じツールボックスを持っているのが嫌だったので、表面にチップカービングというスタイルの彫刻を入れました。まだ彫刻刀を数本しか持っていなかったので、それでも彫れる種類の彫刻です。
彫ってみたら今度は塗装をマホガニー風にしたくなりました。ツールボックスはパインで出来ていてそれも嫌でした。なのでマホガニー色タイプのステインで着色しているところがこの写真です。
この彫刻は1年目の夏休みに仕上げたので、新年度が始まった時私のツールボックスを見た友人が、お前も物好きだなとあきれてました。
それから十数年たった今でも現場に行くときはこのツールボックスに道具を詰めて行きます。いつもは私の作業台の脇に置いてあります。