目指せ！峰不二子

前夜10時半すぎ、久留米のHちゃん宅に到着。

大阪では、彼女が花嫁の旧友のため受付を担当していて、
一般列席の私たちとはそんなに色々喋れなかったし、
お料理が出れば当然お料理に夢中だし、
（２人とも鉄壁のダイエッターの身でありながら食にかける情熱は人三倍）
宴の後は、私はゆっくり大阪をうろついてから伊丹発だが、
彼女は新幹線で福岡に出るので出発も早く、
結局そんなに触れ合う間がなかった。

てなわけで、再会を祝して大阪土産のイカ焼き（冷凍）をチンして半分ずつ夜食に。
翌日はもうHちゃんが仕事なので、宵っ張りは禁物ということで、
明日のお弁当＆夕食の仕込みだけ済ませて私も早めに寝た。

そして月曜。
起床は5時半。いつもなら、まだ起きてる時間だったり。
生鮮食料品を仕入れる間はなかったので、今日の弁当はごく簡単。
ゴハン炊いて、楽天の「ゆうぜん」に届けてもらってたミンチカツと、
若鶏の梅チーズ揚げをフライパンで揚げ焼きにするだけ。
Hちゃんの好きな卵焼きも、大事な野菜類も今日は省くしかない。
味だけでなく栄養バランスにもうるさい板長としては忸怩たる思いだが、
せめて食材を少しだけでも増やそうと考え、
白ゴハンの間に、すりゴマと刻みトロロ昆布をしのばせておいた。

お弁当を仕上げて渡して、Hちゃんをお見送りしたので、
今日の第一の使命は無事完了。
そんなにたっぷり寝たわけではないので眠くなるかと思ったが、
意外に元気があって、朝っぱらからメールやら書き込みやら巡回やら。
中でも今回の久留米板長祭のために注文していた楽天のジャグリーのパン、
うっかり受付メールを削除しちゃってたらしく、
自分でお願いした到着日時なのに分からなくなる、というポカがあり、
その問い合わせメールは絶対送る必要があったし。

あと、家から送った着替えと食材の大箱、遅い時間の到着指定にしてたのだが、
それだと昼間のうちに何も仕込みができないことに今さら気づき、
地元局に電話して、午前の配達に変えてもらった。
ゆうパック問い合わせ番号が分かってたので比較的スムーズに運んだ感じ。
やっぱり控えを持ってきてよかった。

お昼前、ゆうパックが届くと安心感からかさすがに眠気。
荷解きをする元気がない。箱、デカイし。
睡眠時間が短かったのは確かなので、Hちゃんには悪いけど昼寝。
おまけに玉姫様（毎月の使者）遅れたまま１週間過ぎたので、
その間ずっと特有の眠ダルさが続いてるし。
昼寝中に、これまた楽天の京都太秦しぜんむらからの荷物も来た。
いくら年に一度の板長祭だからって買いすぎ。
イヤ普段も相当買ってるが。
正直、制度できて以来ずーっとゴールド会員なんだけど、
そのうちプラチナ会員とか新設してくれないかな～。

昼寝のあとは荷解きと整理。
食材やら使い捨て弁当容器やらHちゃんへのおみやげ小物やら、
けっこうな量の品々を並べ立てる。
それが終わったら、夕方は野菜の買い出し。
駅前に直送らしい常設屋台があるので、いつもそこで買う。
しかも安い！
キュウリが、曲がってるからって６本で70円…信じられん。
色々山のように買ったのに結局900円だった。

毎年のことなので一種の楽しみなんだが、客観的に見たら、
何しに来てるのか謎かも知れない。
観光はほとんどしないし、１回くらいは天神まで遊びに行くけど、
全国的に有名な地元の久留米ラーメンなんか何年も食べてないし、
そういえば前は大好きだった「梅の花」にも行かなくなった。
（豆腐と湯葉がおいしい店で久留米が本店。現在、全国展開中）
でも、寝不足で朝５時とかに起きるのが不思議とつらくなく、
お弁当を作るのが面倒だと思ったこともなく、
Hちゃんちとスーパー数軒の往復だけの生活でも普通に楽しい。
私ってキッチン関係だけなら今日からでも主婦になれるぞ。
でも掃除は嫌い～。ってダメじゃん。

夕食は、これまた「ゆうぜん」から届いてた牛すじドテ煮と、
前菜として鶏むね肉の南蛮漬け。
ドテ煮は味が濃いので、キャベツと玉ねぎを足して煮こむ。
アクセントをつけるため、持参した激辛スパイスも少々加えた。
鶏むね肉は塊のまま蒸して甘酢に漬けてあるものなので、小さく裂いて、
何度も混ぜながら全体に味を染み込ませ、足りない分は塩を振る。
付け合わせはキュウリの浅漬け。

月曜なので、Hちゃんの職場は忙しいそう。帰宅が９時近かった。
でも朗報があり、翌日が年休で休めるというので、
持参したシャンパン（楽天の京橋ワインで買ったモエシャンのネクター）開けることになり、
急遽ツマミを１品増やすので手間取ってしまったが、めでたく夕食開始。
ワインのお供はムネ南蛮とキュウリ、あとナスのオリーブオイル焼き。
ナスの仕上げにかけたオルチョ・サンニータというオイルが最高に美味でもう、
Hちゃんと２人で大絶賛しながら完食。
Hちゃん曰く「オイルじゃなくて果汁ってカンジ！」…本当にそう。
ちなみにオルチョは京都太秦しぜんむらで買った。
こんなにツマミがおいしいなら、シャンパン張り込んでおいて良かった、と思う。

メインは、いい加減酔っ払ってきたのでラクに食べれるほうが、と、
ドテ煮をゴハンにかけて丼物にした。
甘味と辛味が程よいバランスで、アレンジうまくいった模様。
ちょっと苦しい…と思いつつ、よそった分は２人で完食。

その後、酔いと満腹感で仮眠態勢のHちゃんを見守りつつ、
私はナインインチの静かな曲をそーっとかけながらネット。
そして、どうやら仮眠でなく爆睡らしい雲行きになってきたので、
夜明け前、私も寝に行った。