ＭＩＴＳＵＫＡのピアノ教室　ボチボチ行こか

　今日は　特別気弱い　まさや君から始まります。


発表会　直前・・・　

ばあばもママも　特別心配顔です。

「ホントに一人で　弾けるずらか」

まさや君のばあばは　とっても美人なので　方言が似合わなくて・・・　

「・・・ずらか・・・」ばかりが　やけに耳に残ってしまったけれど


「ダメそうだからと　引っ込んでいたら　出来ないままになってしまうでしょ

　とにかく　やるだけやってみましょう。

　かえるの合唱は　もう　ちゃんと両手で弾けてますから」


家では　一度も　かえるの合唱を　弾いた事がないらしくて

mitsukaの言葉に　ばあばもママも　ビックリしながらも　嬉しそう。

発表会直前の　この時期に・・・

家族が一度も　まさや君のかえるの合唱を聞いた事がないと言う話の方が　

ビックリな気がするけど・・・


１０年位前までは・・・　

このように　家族が心配していても　

「子供は　本番になれば　しっかりできますから　大丈夫です。」

と　自信を持って　言っていたけれど・・・　

最近は　その言葉がすんなり出て来ない。

特別ひ弱い感じの子が多くなって・・・　

いざと言う時　本当に逃げ出しそうなムードを漂わせている子が増えているから


とにかく　そんなこんなで　まさや君ち一族が　心配そうに見守る中

まさや君は　かえるの合唱を　立派に　しかも力強く弾きました。

あの　特別ひ弱いまさや君とは思えない　晴れ姿でした。


「格好良かったよ～　すっごく　男らしかったね～」

まさや君は『男らしい』と言われるのが　大好きなのです。



さて次は　小１かずま君です。

かずま君は　１番に弾いた　はるなちゃんのお兄ちゃんです。

かずま君は　嫌がって逃げ出したりはしないでしょうけれど

やはり　とてもデリケートな　ハートの持ち主なので・・・

心配は尽きません。


かずま君が　舞台への第１歩を元気よく踏み出します。

それは　腕を直角に振り上げて『実に勇ましい行進』では　ありましたが・・・

そのおかげで　足が前に出ず・・・

ほとんど　足踏み状態になってしまいました。

この歩き具合では　おじぎをする場所まで　到達出来ないでしょう。

「足を前に出して～」舞台横から　かずま君に　小さく声をかけます。

先に進めず　困り果てていた　かずま君も　その事に気付いて

足を前に出し始めました。

そして　その事に専念した結果・・・　

かずま君の腕は　体にピタリと張り付いてしまい・・・　

　　　　　　　　　　　　ペンギン歩きで　進む事になりました。

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まだまだ　終われない　発表会本編・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ここから先は　ダッシュで進む事にします。