2006/06/19(月)18:05
アルバイト
この日は、いつもどおりの部署だった。
日曜は、仕事が少ないけど、その分人も少ない。
通常の半分の人数である。
仕事中は機械が稼動しているのでうるさいのだが、休憩時間は人が少ないといつもに比べかなり静かである。
休憩時間、いつものおじさん達がいなかったので、坂の上の雲 3巻を少し読み進めた。
2巻では日清戦争の話しが中心だったのだが、3巻では日露戦争に突入する。
この前読んでいた2巻の終わりから3巻にかけ、日清戦争から日露戦争に至るいきさつが書かれている。
この間、日本の国家予算に占める軍事費が急増しているのだが、当然それは国民の生活を犠牲にした上で成り立っている。
よく当時の国民がこの貧しさに耐えられたものだと思うが、これについてはこの当時の人が貧しさに慣れていたということもあるし、このままでは極東に進出しているロシア(満州を支配し、さらに朝鮮の領有を主張する)に日本が飲み込まれるのではないかという不安が国民や政府関係者の間でもあり、それがこの数字に結果として表れている。
そんな中でロシアが極東地域においてその勢力を結集し始める。
当然、このまま黙っていると日本がロシアに取り込まれるのも時間の問題である。結果として日本としては強国ロシアを相手に勝ち目のない戦をする事になるのだが、それでも何としても戦争を避けるべく伊藤博文や小村寿太郎がロシアへの働きかけに奔走する様子が読んでいて気の毒だった。特に、伊藤博文のこのまま行くと日本が滅んでしまうという悲壮なまでの危機感が伝わってきた。
これからどうなっていくのかが気になるが休憩時間が終わったので、アルバイトにもどった。
そのあとは、ちょっと機械トラブルがあってまた残業コースになるかと思ったがなんとか復旧したので、残業は回避された。
そんな事をしていたらやっとアルバイト終了。
帰って、シャワーを浴び就寝。