CHI－ＢＩマンタの闘病日記

骨髄バンクのドナー登録をしているパパと私。
先日、パパ宛に『骨髄ドナーコーディネートのお知らせ』が骨髄バンクから届いた。
簡単に言えば、骨髄バンクに登録している患者さんとＨＬＡ（白血球の型）が一致し、
パパがドナー候補（骨髄を提供する側）の一人に選ばれたという内容。

パパと私はすごくビックリ。
パパがドナー候補になるなんて！！・・・すごい確立だ。
それと同時に、骨髄移植を待つ患者側の苦しみが痛いほどわかる分、
責任をもって、ドナー候補の１人として対応しなければと痛感した。


チビマンタが骨髄移植をうけるまで・・・

ブログを読んでいただいてる方はご存知かと思うけど、
骨髄バンクでドナーさんを探してもらい、骨髄移植までに６ヶ月間かかった。
最初のフルマッチ（白血球の型が一緒）のドナーさんとは、最終同意をもらい
骨髄提供前のドナーさんの最後の健康診断も無事に終わり、
チビマンタは骨髄移植する病院へ転院する日を目前に、
ドナーさんの都合で骨髄移植ができなくなった。
２人目のフルマッチのドナーさんから、最終同意をすぐにもらえたけど、
ドナーさんの最後の健康診断でひっかかり、またキャンセル。
そして、フルマッチのドナーさんがいなくなり、
最終的に、１座不一致のドナーさんから大切な骨髄をいただき、骨髄移植。

ドナーさんを待つ半年の間、チビマンタの体にキロサイド（抗がん剤）を投与して
病勢を抑えていたけれど、そのキロサイドもだんだん効かなくなっていて
マルク（骨髄の検査）の結果もだんだん悪くなってきていた。
主治医からは、３人目のドナーさんから骨髄移植ができなかった時は、
もう骨髄バンクのドナーさんを待てないと言われ、臍帯血移植か
プリＭからの３座不一致の骨髄移植を考えないといけないと言われていた。

チビマンタの体がそんな状態だったから、ドナーさんを待つ私達には、
その半年間が長くて暗いトンネルの中にいるようで・・・
そしてスタートラインにも立てないことに、苛立ちを覚えたこともあった。


だからね、患者さん側の気持ち、痛いほど分かるんだ。


チビマンタの命をつなぐには、骨髄移植しかなかった。
チビマンタが助かるためには、これしか方法がなかった。
チビマンタは、ドナーさんから大切な骨髄をもらって
生きるチャンスをもらった。
そして、またこうやって家族一緒に暮らせるようになった。

パパが実際にドナーになるとは　今の時点では分からない。
でも、骨髄移植を待つ患者さんが待ってる。
早く元気になって、家族が待つ家に帰りたいって、病気と闘ってる。
どうか、助かってほしい・・・


パパが私に、「ドナーになること、反対しないよな」と言った。
私が反対するわけないじゃん。
パパは問診の用紙を書いて、いそいで返信した。


パパと私の思いは一緒です。