. 和屋　～wa ya～

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• 和屋　開店

  またパソコンに向かってみようという気になり、心機一転でタイトルも変えました。『和屋　waya』です。 和はmiwaの和であり、和みの和でありwaは友達の輪だし、wayaは故郷の言葉で『めちゃくちゃ』の意味もあり。 情報発信の場になるか、日記らしく日々をつづるか、ただのストレス発散の言葉の羅列になるかは、未定。 とりあえず、開店です。 

  2009.06.28

• バスルームwithダヴィンチコード

  間もなく映画「ダヴィンチコード」が公開になります。５月２０日の全世界公開まで、わずかな予告映像が公開されているだけで、マスコミの試写会も一切なし、プレミア試写会も公開ぎりぎり（１７日）までおこなわないという徹底振りです。原作がベストセラーなだけに、期待度は嫌が応にも高まります。私も原作の発売当時、ハードカバーで買って夢中になって読みふけりました。名画に隠された秘密。それって真実なの？ダヴィンチの仕掛けた壮大なミステリーを解き明かすことが出来るのか？映画は間違いなく劇場に足を運ぶので、もう一度物語を復習しておこうと思うのですが、新年度、何かと細かい用事があってじっくり集中して読み込む時間がない。でもまとめて読まないとストーリーが散漫になってしまう・・・今、生活の中で一番ゆったり本が読める場所は入浴中なのですが、あの湯気の中にハードカバーを持ち込む勇気はこれまではありませんでした。だって、絶対にぬらしちゃうんだもん。勿体無いもん。しかし。どうでもいい雑誌を読んでるくらいなら、今読みたい本に集中して取り組んだほうが良いに決まってる。本だって、飾られているより本望のはず。しわくちゃになってしまえば、ベストセラーなんだもの、いざとなれば古本屋で手ごろな値段で買いなおせばいいじゃない。意を決してバスルームに持ち込みました。でもやっぱり最新の注意を払って、換気扇をがんがん回しながら、タオルで何重にもくるんで。退屈な半身浴が楽しい読書タイムになって、やっぱり持ち込んで正解♪本も今のところ無事です。映画の公開までには余裕で間に合いそう。じっくり読み込んで映画を楽しみたいです。

  2006.04.28

• 前へ前へ

  番組スタッフの送別会。１年余り、フロアディレクターとして活躍してくれた男性。３０代半ばでスタッフの中で年齢は上にも拘らず、みんなの裏方として底辺の仕事を請け負うポジション。それでも、真面目で誠実な人柄で、誰よりも信頼を獲得した人。とっても几帳面で、乱雑極まりないスタッフルームをどんどん片付けてくれた。どこに何があるのか、一目瞭然の状態を維持してくれたのは、他の誰でもない、彼のおかげ。年下のスタッフたちの慇懃な態度にも、決して笑顔を絶やすことなく接してくれた姿には頭が下がります。たった１年しか在籍しなかったのに、こんなにもたくさんの人が送別会にかけつけてくれるのは、彼の人柄のなせる業。スポーツが好きで、競馬が好きで、芸能が好きで、熱い男。平日は番組スタッフとして仕事をこなしつつ、週末に１年かけてアナウンススクールに通い続け、自力でプロダクションの合格を手にした。３６才の男の挑戦。これから、ここを巣立ってからが彼の正念場。私たちが、彼の声を名前を顔を、テレビで目にすることが出来ますように。

  2006.03.03

• 太陽に感謝する日

  祝日とは知らなかった。今日は、明日の準備をしつつ、たまった家事を片付ける、いわば調整日。朝から陽射しがたっぷりあるので勢いよく洗濯機を回す。久しぶりに布団も干そう。ベランダに出るとぽかぽか気持ちよい。今日は何度くらいまで上がるんだろうか。札幌雪祭りの開催初日、とあるニュース番組で、東京から出かけた気象予報士が寒さに震えているという話題をやっていた。そこで地元の人に「これは寒いと思うのは何℃？」という質問をしていた。多少のばらつきはあったものの、アベレージは－１０℃ってかんじかな。さすが、北国の人は慣れたものだ。初めは怒りさえ覚えた信州の寒さにも、８年住んだら結構慣れてしまった。たまらないなと思うのは－５℃かな。不思議なもので、氷点下かどうかなんとなくわかる。空気の質が変わるのだ。上手く説明できないけれど、空気中の水分が凍ってさらさらしたかんじがするのだ。０℃以上では感じない。この寒さに耐えられる要因のひとつは、雪はあるけれど風が滅多に吹かないこと。風は体感温度をかなりさげるもの。風がないので陽射しの恩恵を存分に感じることが出来る。今日のように陽射しのある日中なら、暖房も不要だね。お散歩にも出かけた。雪が溶けて、ぬかるんだ道でびちゃびちゃと遊んで、ちびわんこは泥んこになって帰ってきたよ。さて、今日は何度まで上がっただろうか。お布団がふっくら。気持ちいい♪

  2006.02.11

• こんにちは　赤ちゃん

  一週間前に出産した友人と赤ちゃんをに会いに病院へ♪仲間の中で誰よりも頼りなくて、お腹がどんどん大きくなるけれどお母さんになるなんて信じられなかった。でも、今日会った彼女の顔は、ちゃんとお母さんしてて。静かに、感激。赤ちゃんはちょっとしたハプニングでCTUに入っていて、残念ながら直接の対面はかなわず。しかし、最近の病院ってすごいのね。廊下にモニターがあって自動のカメラで赤ちゃんの顔を映して見せてくれるのだ。健やかな顔で、しっかり動いて、元気な様子を見せてくれた。赤ちゃんにしては切れ長の目はママそっくり。かわいい男の子。「で、名前は何？」「・・・それが、まだ決まってなくて」男の子だって事は出産前からわかっていたし、姓名判断の本だってあんなに読み漁ってたじゃないの。この子の一生に関わる重大な問題だけに、最終判断を下すことが出来ないんだって。そういうところが、あなたらしいわ。出生届の期限ぎりぎりに慌てて届けを出す姿が目に浮かぶわ。どうぞ、ますます幸せになってね。

  2006.02.10

• 手紙

  私の友人の中で最高齢の方は、８０歳を超えた詩人。反戦詩で名を馳せたというが、当時のことは勿論知らない。私の知っているのは、メガネのお洒落が好きで粋な帽子を被っていらして、小さな瞳の奥に優しい光をたたえた穏やかなお顔。５０歳も年齢の離れた私とも気さくに話してくださった。７０歳を超えてもなお詩への情熱は衰えず、地元の子供たちの詩の朗読会を主催されて、そのステージの進行をお手伝いしたことも。舞台の演出をされる真剣なまなざしが、とても素敵だった。生涯が旅とおっしゃるとおり、日本全国を転々とされ、今は温暖な地域に居を構えていらっしゃる。年賀状のやりとりの他に、１年に１回くらい電話でお話をするくらい。もう数年、お会いしていない。昨年は彼の最新の詩集をプレゼントしていただいた。こんな若輩者を気にかけてくださったことにいたく感激したものだ。先日、共通の知人が出演した番組のビデオをお送りしたところ、早速お礼状をいただいた。改めての封書なんてはじめてのこと。原稿用紙が便箋代わりというところがいかにも。そして独特の丸い文字で優しい言葉がしたためられていた。ビデオの感想と、日常のささやかな出来事について。平易な文章なのにとても心に染み入るもので、何度も読み返して涙がこぼれてきた。さすが詩人。言葉の達人。説教じみた台詞はひとつもないのに、生きることに希望が見出せるような手紙だったのだ。優しい光が差し込むような。その鋭敏な感性は、美しいもの楽しいものばかりではなく、醜さやむごいものもたくさん感じてこられたんだろう。時には痛みも伴って。そして今、そこにいてくださるだけで「あたたかいもの」としての存在感。不思議な縁で繋がった人。そして今も繋がっている人。この出会いに感謝しながら、未熟な私はその存在感に臆することなく彼の人生の晩年の舞台の端っこで、彼の言葉を聴いていたいと思うのです。

  2006.02.09

• 後厄なんです

  後厄のお払いに行きました。名前を読み上げるお坊さん？が、今年はあまりスムーズではなくて、私の名前でもちょっとつっかえて縁起がよくないじゃん、とちょっとむっとしました。あちらには大勢の中の一人分でも、こっちは真剣に聞いてるんですからね。おみくじを引くと、大吉で概ね良いことが書いてあったのですが「探し物　遅し」と。そのせいでしょうか、さっきから明日着ようと思った黒のセーターを探しているのに見つかりません。黒は他にもありますが、それじゃないとダメなの。うーん。おみくじの言うとおり。しかし「遅し」ということは探していれば見つかるということでしょうか。それは今夜中でしょうか。

  2006.01.29

• 

  クリスマス会

  今日は友人宅でクリスマス会。おもてなし大好きっ子が、自慢の料理の腕をふるってくれた。街のトレンドに詳しい娘は遠くてなかなか行けない評判のケーキ屋さんでデザートを調達してくれて、お酒が飲めない１児の母が乾杯用のシャンメリー（！なつかしい）を持ってきてくれた。私はプチギフトを用意。これは繰り返し使える携帯カイロです。愛を込めて。メリークリスマス★

  2005.12.24

• 電化製品祭り

  我が家のテレビがとうとう使用不能に。社会人になったばかりの頃、なけなしの虎の子をはたいた（我が家では）高級品だったテレビ。１２年の命、まあよく頑張ったでしょう。ボーナス商戦に湧く某大型電器店へ。案の定、テレビコーナーには大勢のお客さんが。広いフロアに所狭しと置かれた大小さまざまなテレビを眺めていると、こちらの感覚が麻痺してくる。ダメダメ。賢く、自分の身の丈に合ったお買い物をね。で、手堅く３２型の液晶テレビを購入すると、なんとポイントが３１パーセント付くという。１ポイント＝１円で換算すると、これが結構な金額で。超ミニのハロゲンヒーターに、電子辞書、掃除機とプリンタ複合機まで買えてしまった！！なんだか宝くじにでも当たったかお買い物ゲームでもしているかのように、まだ買える、もう１ついけそう・・・なんて調子で店内を駆け回る。辞書はもう１年欲しかったし、掃除機こそ１０年選手をだましだまし使ってきたし、複合機は仕事上もっとも購入を検討していたアイテム。それが、テレビを買い換えるという決断で一挙に手に入るなんて～～～。恐るべし、ポイント還元。

  2005.12.18

• やめられないとまらない

  やっぱり良くないなー、読書の秋。今日は浦沢直樹作『MONSTER』を借りてきた。全１６巻の前半８巻まで。全然知らない作品だったのだが、読み始めたらその世界に引き込まれてしまって。続きが気になるー。夜中なんだけど、「起きてたら今から後半を取りに行きたい」とメールしたら、返信がなかった・・・・。当たり前か。天才脳外科医が自らの名声を捨ててまで執刀に当たった少年が、実は怪物だった！という予想外なストーリー。このままどこへ行ってしまうのか。あー、仕事になりません。

  2005.09.28

• ビジネスシーン

  某社のブライダル関係の企画会議に参加。どんな仕事でも同じだけれど、やっぱり競争社会、各社がしのぎを削っているんだなぁと実感する。どうも私には、「ビジネス」という感覚が欠落しているんだな。社長の考え、事務長の考え、女性の先輩の考え・・・激しい（といっても険悪ではない）意見の応酬という現場に混ざって、私はただただ見守っているだけで。まだまだビジネスシーンではひよっこなんだわ。ぼんやりを自分の行く末を考える。いつまでこの仕事を続けられるかなぁ。フリーってやっぱり不安定。何とかなるさと、先を考えないのはまずいのかな。ふと、隣で熱く議論を交わす先輩を見る。いつもバッチリメイクをして、豪快な笑顔の人。でも、誰もが頼りにしてしまうスーパーウーマン。強さと優しさと、たぶんしたたかさも兼ね備えているんだろうなぁ。今回の企画では、この先輩とタッグを組むことになるのだ。仕事の先輩としても、女性としても、しっかり技を盗みたいなぁ。

  2005.09.21

• 取らぬ狸の皮算用

  私の生活になくてはならない相棒ちゃん、愛車を車検に出しました。車の知識にまったくうとい私にとっては、大事な大事なメンテナンスの時期。１０年モノだけれど、まだまだ現役で頑張ってもらいたいんです。しかし、車の維持費ってなにかとかかるもの。燃料費はもちろんのこと、タイヤだの部品だの保険だの、いざ出費となると結構高額だし。そこで、前回の車検以来『車検貯金』をコツコツとしてきました。１回の車検にかかる費用を２４回に分割して。１回にどんっと払うには大金だけれど、月々数千円ならばあまり負担に思わずに貯められるかな～と。収入も不安定でボーナスもないフリーだからこそ、決まった出費には早めに手を打っておかないとね、というのはフリー１０年の生活の知恵。それで今回は準備万端で車検に臨めました。車や整備工場に詳しいテレビ局のドライバーさんに安くて腕のいい工場を紹介してもらい、基本的な検査ではこちらの予想以上に安く上げていただいて大助かり。なんと、予算の半分くらいで上がりそう。うわぉ♪残りのお金はどうしようかしらん。使うために用意したお金なんだから、わざわざ貯金に回さずにぱーっと使ってもいいんじゃなーい？そうそう、あのお店のウィンドーに飾ってあった素敵なブーツ。秋のお買い物計画には入ってなかったけれど、思い切って買っちゃう？！！！！頭の中では楽しいお買い物のプランでいっぱいに。ところが、今日の午後電話が。「miwaさんが気になるって言ってた症状について、調べてみた結果部品を交換するほうがいいと思うんですよねー。でお値段なんですがね・・・」がーん。言われた金額は予算をちょっとオーバーするもの。車に詳しい人にも相談したけれど、まだまだ安心して乗り続けたいと思うなら交換したほうがいいよとアドバイスされてしまいました。仕方ない、道の真ん中で立ち往生なんてしたくないもの。というわけで、お買い物計画はあっさり断念。まぁ、もともと車のメンテナンスのための予算なんだし、そのためにこの金額を貯めてきたんだから、当初の計画通りってコト。落胆するところじゃない。でも。なんだか。どうしても。あーあ、損した気分。

  2005.09.20

• 

  ３０代も悪くない

  32歳の誕生日。って言ってもなんだかばたばたしていて、余韻に浸っているようなゆとりもなく、いつもどおりの一日が始まる。妹からのメールには「おめでとうっていっていいんですよね？」ときた。年を重ねることを悲観するタイプではありません。仕事が終わったあと、番組の女性スタッフから大きな声でのバースデーソングとカラフルなケーキ、そしてわんこの置物のプレゼントをいただきまして、32歳を盛大に祝っていただきました。こんなきゃぴきゃぴした雰囲気は20代には味わわなかったヨ。同じ職場には一回りも下の女の子も存在するようになったけれど、そんな今だから、この楽しい空間がある。30代も悪くない、明日からも実りのある日々をすごしたい。

  2005.08.09

• ティータイム

  「たまには外でお茶でも」と友人に誘われる。頻繁に顔を合わせる仕事仲間でもあるのだが、なにかあったのかしらとちょっぴり心配しながら待ち合わせの場所へ。いつもどおりの明るい笑顔、ハイテンションに心配したような重大事ではなさそうと一安心。お互いおしゃべりの仕事だからか、話題はあっちからこっちへ、思わぬ方向に飛んでみたり途切れることがない。もちろん美味しいケーキとお茶は欠かさない。気がついたら日もとっぷり暮れてタイムアップ。ひさしぶりにたっぷり話せて楽しかったねと言おうとしたその瞬間、彼女ったら「肝心の自分の話を何にも出来なかったヨ！」と。あんなに時間があったのに。バリバリ仕事も出来るくせに、いざ自分のこととなると自信のないただの女の子。そこがかわいいんだけどね。あなたのことだから、本当に相談したくなったら夜中でも電話してくるでしょう。だからそんなに心配しなくて大丈夫だよね。今日の笑顔から、そう確信。また、おしゃべりしようね。

  2005.08.08

• 自分に期待

  週１でボイストレーニングを続けています。実践で劇的な効果をもたらすにはいたりませんが、声に対する意識が変わってきました。言葉の意味にこだわる前に音としての心地良さを意識するように。今日は最も苦手とする低音の発声。アニメ声とも言われる私の声は高音域は伸びが良く、広瀬香美さんの楽曲でも楽々歌えるのですが、低い声はぜーんぜんダメ。中森明菜さんとかユーミンもオリジナルのキーでは歌えないんですね。低いところを安定して歌えてこそ、高音が映えるもの。歌手じゃないけど。「低音は胸で歌え」がキーワード。胸を開いて、耳の下辺り喉を開いて、息を太い帯のように口から出せ、と。初めは全然うまくいかないのだけれど必死に想像してみる。自分の胸にぽっかり空洞が出来ているイメージを。口から太い空気が流れている絵を。そうすると徐々に身体が反応してきて、いい声が出てくるから不思議。先生に誘導されていると、今まで出したことのない低音も一瞬だけれど出て、感激！一流のスポーツ選手も常にイメージトレーニングをされていると言いますよね。頭の中で出来る出来ると言い聞かせれば、体がついてきてくれるのはすごいこと。「自分を信じて」と先生は言います。私の中にどんな声が眠っているのでしょうか。３０数年のお付き合いの自分自身に、ちょっぴり期待してしまいます。

  2005.08.02

• 暑中見舞い

  故郷の先輩から暑中見舞いの葉書をいただく。こういうことを、いつも誰よりも早めにされる方。就職活動が思うようにいかず、それでも「おしゃべりの仕事がしたい」という想いだけを持ち続けていた学生時代に出会ったフリーアナウンサー。彼女を慕う人はたくさんいて、ご自宅はいつもにぎわっていた。勉強会を開いてくださったり、着付けの師範であるお母様に浴衣を着せていただいたり、みんなでお茶会もたびたび。優しいけれど、仕事の厳しさもたくさん教えていただいた。その先輩のもとを離れてもう随分時が流れた。当時の先輩と同じ年齢になりましたよ。そして、私にも後輩が出来ました。屈託なくかわいい彼女たち。私はあなたのように存在感のある、頼れる先輩になっているかな。私も先輩に話したいことがたくさんあります。手紙、かきますね。

  2005.07.25

• バニラさん

  私の顔と名前を覚えてくれている人（つまり一方的な知り合いではないってことです）の中で、今最も活躍しているのは恐らくこの人。活弁士の山崎バニラさんです。この春から一新されたアニメ『ドラえもん』で、見事にジャイ子の役を射止められました。他にも活躍の場はどんどん広がっていて、今月号の雑誌「AERA」にも彼女の記事が掲載されています。小柄で少女のような顔立ち、でも彼女の仕事への情熱と集中力のすさまじさは「プロ」と言う言葉の意味を私に教えてくれました。例えば、映画特集のナビゲーターを彼女に依頼すると時間を見つけて全ての作品を観に映画館に足を運ぶ。当然と言えば当然のことですが、何本もある映画を全て自腹で見てくるなんて、実際にはなかなか出来ないことです。原稿の内容を人任せにしない、自分らしい、そして全ての人にわかりやすい原稿を作ってくる。そして毎回自分でつける大正琴での伴奏も、毎回節を変えたりしてくすりと笑わせる仕掛けを作っておいたりと、決してワンパターンにならない。毎回変わる担当ディレクターが皆、彼女の仕事振りに感心するのです。これからますます活躍されるであろうバニラさん、きっといつのもマイペースでどんな大舞台も軽々とこなしていくことでしょう。

  2005.07.21

• 避暑地へ

  我が家にはエアコンが付いていない。梅雨も明けたらしいし、いよいよ本気の夏がやってくる。さて、今年はどうしようか。エアコンなしで乗り切れるかな。爽やか信州。コンクリートの建物の多い町の中はやっぱり暑いんだけれど、ちょっと郊外へ行けば涼やかな夜風がそよいでいる。夜は、少々暑くても扇風機を回していれば十分なのだ。実際、タオルケットのような薄い寝具では寝冷えのほうが心配なので、常に毛布を被っているし。日中も、家中開け放していられれば、だらだら汗をかくくらいが健康的でちょうどいい。暑すぎてぐったり、腹が立つなんてことはシーズンに３～５回くらい。それをいかに我慢できるかどうか。今日は朝からぐんぐん気温が上がった。お昼には３０度を超えたらしい。この炎天下、グラウンドに何時間も立っている高校球児ってすごいね。家の中もやっぱりもわーっとした空気。こういうときは避暑地へGO。車を走らせて３０分もすると、心地よい高原に到着。濃い緑の生い茂る木立の中をのんびりお散歩。てくてく歩いた分くらいは甘いものもいいかなぁとソフトクリームを頬張って。家が暑ければ標高の高いところへ逃げよう！が信州の夏の過ごし方。エアコンナシの生活は今夏で３年目。もっとも平日は冷えすぎの会社の冷房にさらされているんだけれど。

  2005.07.18

• 紺屋高尾

  落語のお話。立川志の輔の落語CD「紺屋高尾」を聞く。紺屋で働く九蔵は吉原でみかけた花魁高尾に一目ぼれ。以来食事も喉を通らなくて死んでしまいそうな勢い。見かねた親方が「花魁なんだから金をためて買えばいいじゃねえか」と。必死に働いて３年、１５両を作った九蔵は若きお大尽に変装していよいよ吉原に乗り込む。目の前には高尾が・・・。純愛路線の物語は落語では珍しいんだとか。仕事で移動中、泣きながら高速道路を運転する羽目になった。親方、久藏、医者、花魁。主に４人を演じ分けも素晴らしくて、噺家の姿が見えないのに様子が手に取るようにわかることにも感動したし、ことに、ピュアな久藏が花魁を前に必死な姿、３年の恋心を稚拙な言葉で語るくだりはもう切なくて切なくて・・・涙が出ちゃったよ。志の輔さんといえば、テレビではおなじみの名司会者。しかし、名落語家なのねーと、感激いたしました。CDのブックレットには『師匠談志はテクニックが備わればテーマは伝わることを見事に証明してみせてくれました。私はそれを学び、出来るだけ師匠に近づこうと演じています』とある。あの談志師匠の紺屋高尾とは、どんなものか、きいてみたーい。ああ、こうやって落語の世界にはまってしまうのねー。

  2005.07.17

• 男スイーツ

  つけっぱなしのテレビから「男スイーツ」なる言葉が聞こえてきた。どうやらデザート業界も、甘党の男性を狙った商品作りに力を入れてきているらしい。甘さはやや控えめでボリュームがあるのが、女性向けとはちょっと違うところとか。しっかし、すごい響き。「男スイーツ」。誰が考えたのかしら。男は甘いものは食べない、というのはまったくの誤解で、むしろ私の周りの男性たちは甘党揃い。特にいかついカメラマンさんたちが、無類の甘いもの好き。私は彼らを『蟻さん』と呼んでいる。番組に甘いものが登場した時、放送終了後のスタジオには男性陣がうろうろ。ひとくちでもほおばりたいと言う。よく見れば、今日はスタジオ担当じゃない人まで顔を出していることさえあって。ところがこの人たち、野菜の煮物とかおひたし系の地味めなお料理になると蜘蛛の子を散らしたようにどこかに行ってしまうのだから。蟻さん軍団の中でも「蟻キング」と勝手に呼ばせてもらっているのは、カメラマンの中でもリーダー格の大先輩。もうすぐ４０歳。顔や体毛や、肌の色も全体に濃い目のこの人が、ハンバーグやスパゲティなどお子様メニューが大好きな偏食王。立派なお父さんのはずなのだが「家では子供が寝静まってから隠れて食ってる」というほどの甘味党。いつもいの一番にやってきて『美味い』を連発しているが、子供たちへのお土産の気配りも忘れない優しいパパ。会社では蟻キングだけど、お家では働き蟻なんだって。

  2005.07.16

• 僕の彼女を紹介します２００５夏

  昭和48年生まれ、第2次ベビーブームの私たちはどこへ行っても同学年の人にたくさん出会う。この職場も然り、そしてなかなか仲が良い。良き仕事仲間＆飲み仲間の彼が「僕の彼女を紹介します」会を開催した。婚約会見風にふたりを囲んで次々と質問する私たち。「いつ」「どこで」「どうやって」「最初のデートは？」「プロポーズは？」「彼でいいの？」「どこがいいの？」「本当にいいの？？」私たちの剣幕に圧倒されながらも笑い転げる彼女。てっきり仕事の鬼だと思ってた。夜の街とお酒は欠かせない人だとも。ところがどっこい、彼女が心配するからとシンデレラよろしく日付が変わらないうちに帰宅する健全な生活になるわ、「彼女のことを考えてばかりで仕事が手につかない」と公言してはばからないわ、これまでのクールなイメージを覆す出来事ばかり。むしろ女性が気恥ずかしくなるくらいロマンチストさんだった。仕事仲間にはみせない顔だ。愛って、人をこんなにも変えるのねー。もう、うんざりするくらい幸せそうで、あまりのでれでれ加減にちょっと本気でうんざりもして。この男、結婚式ではきっと泣いてしまうに違いない。その姿も、しかと見届けちゃうもんね。秋には大切な二人のために司会します。

  2005.07.07

• 腹式呼吸

  念願のボイストレーニングを受けに行く。「フリーアナウンサー」という看板を掲げてはいるものの、局アナさんのようなアナウンスメントの基礎をきちんと習っているわけではない私。親からもらった声とのびのびとした環境が、大きくて伸びのあるこの仕事に就きやすい条件をくれただけ。門前の小僧で、見よう見まねでテクニックを盗んできたものの、やっぱり基礎が出来てないよなーと痛感することが多くなってきた。というわけで、基本中の基本、腹式呼吸を学ぶ。肩に力を入れずにお腹の周りに浮き袋を作って、鼻からゆっくり空気を入れていく。背中まで浮き袋をいっぱいにして。そして一度横隔膜で蓋をするようにお腹の中の空気をまとめて。今度はゆっくり口から息を吐く。最初は少しずつ、最後はお腹と背中がくっつくところまで息を出し切る。言われることは理解できるのだけれど、身体はなかなか反応しない。とにかくイメージ、イメージを作って、という先生の言葉に従ってみる。余計なことを考えていると身体は言うことを聞いてくれないよー、と。仰向けに寝転がってもう一度挑戦。寝ている時は人間は絶対に腹式になるんだそうだ。お腹が動く、背中が動く。お、わかってきた感じ。お腹の中の息を吐ききった！と感じた次の瞬間、息を吸おうとするとぽんっ！と息のほうからお腹の中に吸い込まれてきた。真空状態だった瓶のふたをあけた時みたい。完璧とはいかないけれど、わずかな時間でめきめき腹式を体感した。でも、お腹と息にかなり集中しないとすぐもとの胸式に戻ってしまう。これを無意識に出来るようになるまでにはかなりの練習を要するなぁ。レッスン終了間際にお腹がきゅるきゅる鳴り始めて赤面。腹式は内臓の活性化、血液循環にも効果的らしい。軽く運動したあとみたいな心地よさもある。息をするって気持ちいいね。気持ちよくおしゃべりの仕事が出来るようにがんばろうっと。

  2005.07.05

• フェチ

  うちのわんこが最近「ミミズ」にはまっている。お散歩中に見つけると、もううっとりとして放さない。挙句の果てには身体をこすり付けてるし。猫にまたたび、うちの子にミミズ。勘弁してくれ。そのほかにも、ちょっと恥ずかしい性癖があったりして、同居人は頭が痛い。一体どういうきっかけで嗜好が作られているのか。もちろん人間にも不思議な嗜好があるわけで。私の周りには、坊主頭フェチ、キュートなヒップフェチ、体臭フェチ、巨人フェチ・・・実に人間の感覚って多彩なのねと思わせる友人たちのこだわり。あくまでも「表面的な」好みってことなんだけれど。そうすると私は「骨」フェチかなぁ・・・線が細い割りにごつごつした感じの人は素敵。鎖骨とか。きゃぁ♪　　　あ、いかんいかん。自覚したのは中学の時。陸上部にクラウチングスタートの美しい先輩がいた。きゅっと締まった腕のラインにときめいた。練習を何度も眺めたけれど、口を利いたことはほとんどない。アプローチしたことも、もちろんなし。外見が理想的な人とは、できれば仲良しになりたくない。中身が好みじゃなくて深く失望するのが嫌だから。できればぼーーーーっと好きなだけ眺めていたい。お散歩コースで時々みかける素敵な旦那様。４０歳くらいかしら、早朝からお庭造りをされていて、大好きなVネックのシャツを着ていることが多くて、見ごたえ十分。挨拶することもないんだけれど、みかけるだけでうれしいのよね。そんな私を、わんこが呆れて見てるんだろうな。

  2005.07.02

• 去年の今頃はいったい何を着ていただろう

  定期的に襲ってくる波のようなもの『着るものがない！！』テレビのお仕事。週に５日、１ヶ月に約２０日。何回同じ服を着てもバレないだろうか。人に見られる仕事をしているんだし、最新情報の番組をやるんだから、全身とはいかなくてもさりげなく流行を意識したファッションをして欲しいよね、とディレクターさんに言われた時。知人から”ベテランアナウンサーがバブル時代の肩パット入りスーツでニュースを読んでいて「スタイリストがついてないんだと知った」”と言われた時。昨日着てた服かわいかったね、と言われた時。たかが脇役の私風情でも、着るものに関心を持って見る人はいるんだと気づかされた。最近、後輩リポーターたちが俄然お洒落になった。仕事をこなすことに精一杯だった彼女たちがワンランクアップして、画面に映る自分を客観的に見るようになってきたってことだ。視聴者の方に好印象を持ってもらえる良いファッションとは？顔が明るく見える映りの良い色って？そして自分らしさとは？そんなことを楽しく研究している様子。周りの子がお洒落になるほど、こっちは焦るわけですよ。あー、明日は何を着ればいいかしら。時々発作のように衝動買いして、空っぽのお財布を見て激しく後悔したりとか。セットとカメラワークの関係でこれまでほとんど映らなかった下半身が、今週からばっちり映ることになった。ってことは２日続けて同じボトムとか履いてるわけにはいかなくなるのだ。断然パンツ派だけど、たまにはスカートも履いたほうが良かったりするんだよね。うーん、明日は何を着ていこう。

  2005.06.08

• 寒さ対策

  今日はナレーションの収録で、終日録音室にカンヅメ状態。朝の天気予報で暑い１日になるというので、長袖を１枚用意して出勤。外が暑くなるほど、防寒に気を使わなくてはいけないという矛盾があるのだ。放送関係の仕事場には、天井から床まで機械でいっぱい。これがまた、大量の熱を放出する。そのくせ熱にめっぽう弱くて、高温になるとすぐにダウンしてしまう。一度ダウンした機械を復旧させるのは大変なので、とにかく予防、熱から守るために異常なくらいの冷房が入っているのだ。被害にあうのはスタジオで働く人間。あるスタジオは、外気温に比例して空調の温度を下げる設定になっているようで、夏日になろうものなら、もうジャンパーなしではいられないほど冷え冷えなのだ。身体を動かしていられればまだいいのだが、座ったままでのナレーションの収録などではやはり身体に影響がある。某冷えに弱い女性アナウンサーは、約１時間のニュース番組に、腹巻をしたり靴下二重に履いたりカイロを貼っていたときもあったとか。笑えないつらさなのだ。今日の録音室は狭くて空調がすぐ効くうえに、頭の真上に通風口があって風が直接降り注いでくる。午前中だけでガッチガチに冷えたので空調を切ってもらえないかとお願いすると、「あの部屋は隣の（機械だらけの）部屋と連動しているから、空調を切るわけにはいかないんだよね」うーーん、機械は我慢してくれないから人間が耐えるしかないってことですか。それでもエンジニアさんが工夫してくれて、風が直接当たらないようにしてくださった。助かりました。この後の仕事も、頑張ります。

  2005.06.07

• 安息日

  週末から結婚式に送別会を気を張ることが多かったので、何もない今日はかなり脱力感。それは私だけではないようで、あちらからもこちらからも、ため息が聞こえる。まだ、火曜日なのに。長い一週間になりそう。久しぶりにニューアーティストのアルバムをゲット。humberthumbertほっこりと優しい男女デュオの歌声に癒されよう。

  2005.05.31

• １０回泣いた日

  チャペルの扉が開いて、お父様と並んで登場した新婦の姿を目にした瞬間、号泣。今日は、かわいい後輩の結婚式。テレビ局からはリポーター仲間やディレクター総勢１０名が招待いただいて、大好きな彼女の最良の日を見守らせていただきました。職場では、吉本興業でたとえるなら花子ちゃんみたいなポジション。いじめられてかわいがられて、おっちょこちょいで、寒いギャグが得意？で、番組でも過酷なことばっかりさせられている。でも心は、スタッフいち女の子っぽいものが大好き。ハートと星と、ピンクの大好きな乙女。そんな彼女のパートナーは、たくましいのに超アガリ症の優しい彼。緊張すると汗が止まらなくなるそうで、挙式中にも振り返ったら汗が飛び散って場内に笑いを誘っていました。笑いの起こる挙式なんて始めて。いかにも彼女たちらしい。披露宴は終始笑いの渦。ウエディングケーキの食べさせ合いでは二人とも顔をクリームだらけにしてしまうし、親族へのインタビューもご両親がとにかく陽気で場内を沸かせるし、私たちのビデオも爆笑を誘って大成功。それでも私は、３時間の挙式披露宴の中で１０回は泣いたよ。本当に本当に彼女が幸せそうに輝いていたから。彼も彼の家族にも愛されていることがわかったから。すぐにいっぱいいっぱいになる彼女が、今日のためにすっごく頑張って準備をしていたことも知っているから。花嫁からの手紙の時。心のこもったいいお手紙で女性陣は漏れなく涙していたんだけれど、ふとみると、２０～３０代の男性ディレクターたちももらい泣きしていた！！こんなに泣いて笑って、素敵な１日に、彼女から幸せのエネルギーをいただきました。これからもますます、お幸せに。

  2005.05.28

• 半徹

  今夜はスタッフが６人集まって、土曜日の後輩の結婚式で披露するビデオを作成。「前日に徹夜なんかしたら、顔がむくんで披露宴に出席できない！！」という女子の意見を真摯に受け止めてもらったおかげで、前々日の今夜、徹夜覚悟の編集作業となった。それにしても。我が後輩はなんて面白いんだろう。わずか５分のビデオなのだが、流したい映像がたくさんあって困ってしまう。３年半の彼女の活動の中で、みんなの印象に残る仕事がたくさんある。あれもこれもと意見が出てきて、収拾がつかなくなるくらい。何度見ても笑える映像が満載。６人で、笑って笑って笑い倒して、なんとか話をまとめて、５分のVTRの骨子ができた。「いつもの編集も、このくらい面白かったらなぁ」と、月曜日の放送の素材を編集真っ最中のディレクターの言葉。おいおい、そんなこと言ってはいけません。「深夜作業には欠かせないでしょ」といただいた差し入れはとっても気が利いていた。東京時代には欠かせなかったと言う編集のお供は「バカ受け」という名前のおせんべい。なんて細かいゲン担ぎっ（泣）。そしてこのお菓子の優れていることは個包装であること。ポテトチップスの類は指に油がついて、編集機を汚してしまうのでせっかく差し入れしても嫌われてしまうのだって。なるほど、１つ勉強になった。全員が残っていても仕方ないからと残りの仕事は分担にして、私たちは完徹を免れ半分徹夜＝半徹で帰宅。思いのほか、スムーズに行ったね。徹夜コースを買って出てくれた最年少ディレクターは、今頃BGMの選曲真っ最中。映像に負けないインパクトをと、やたら効果音のCDを探していた。出来上がりが楽しみ。あんまりにも楽しく編集していたので、興奮していて、帰宅したもののなかなか寝付けない。

  2005.05.26

• 駆け込み寺

  久しぶりに体重計に乗って、固まった。うえっ、１ヶ月に２キロも太ってる。いいのかな、いいわけないじゃない！週末は結婚式よ（友達の）。何故？何故？何故？？と頭の中をぐるぐる回る。運動はやってないけど、別に過食もしてないし、時々ぷらっとお散歩に行ってるし、あえて言うなら良く眠っているくらい？でも、睡眠不足は太るという説だってあるというじゃない。息をするだけで太る体質なのかい、私は。というわけで慌てて駆け込み寺のスポーツジムへ。今日行ったからって週末に間に合うわけじゃないけれど、今日やらなかったらまた太る気がする。これが３０台ってことなんだよと、美しいトレーナーに忠告される。気を許したら、カラダも緩むんですよ、と。ボディも、お肌も、２０台は何にも考えなくても輝いていられた。セルフプロデュース、セルフコントロールを自分自身の体から求められるのが、３０台からの人生なのだ、と。セルフ・・・誰よりも自分に甘い私なのに。耳が痛い。

  2005.05.24

• 忘れてないよ

  後輩の結婚式で流すプロフィールビデオを仲間内で制作することになっているのだが、協力すると手を上げた人たちが仕事に追われてそろわない。やる気あるのかなぁ。そろそろ作らないと間に合わないんだけど。せめて素材だけでも集めておこうと、過去の映像が保管されている部屋でVTRを物色していると、管理人さんが「それなら○○さんが持って行きましたよ」と、とっても忙しいディレクター氏の名前が挙がる。本人に聞いてみると、忙しくて満足に手伝えないかもしれないから先に準備しておいたとか。他にも超忙しいアナウンサーさんも、すでに構成を考えて仮の台本も作ったとか。どうやら深夜に残業している面々が、頭の切り替えにプライベートな作業をして息抜きしていたらしい。それで思いのほか、準備が進んでいた。それはそれでいいんですけどね。なんで私に何にも教えてくれないんですかねー。「いや、それがmiwaに会う昼間は忙しくてそれどころじゃないしさ」えーえー、そうでしょうとも。ま、私のことはともかく結婚する彼女のことをお祝いしたいみんなの気持ちは伝わってきて。幸せな子だなぁ。みんなが揃わないと言い訳していた私が一番準備不足かも。私も自分の出来ること、やっておこう。それにしても・・・みんなが各々で準備したものを誰がまとめるのかしら。こだわりの強い面々の意見、収拾つかなくなる予感・・・多分、前日は徹夜だわ。

  2005.05.23

• 同級生

  古い友人からメールが届く。『ラジオを聴いていたらキミの声を懐かしく思い出しまして』とは、高校の同級生の男の子からだった。彼もラジオが好きで、学生時代からFMで話しはじめた私をずっと応援してくれた。もう５年以上会ってないな。地元で結婚していいパパになっている。年賀状のやり取りだけは続いているが、写真入りとはいっても子供の顔しか見ていない。どんな３０男になっていることだろう。あちらも久しぶりに連絡に、今年の年賀状を見ながらアドレスを入力したらしい。年賀状の返事のような唐突な文章から始まっていて、相変わらずと笑った。とても仲が良いのに絶対に恋愛にならない男の子、だったのだ。結構いい男なのに。高校時代もそれなりに人気はあったよね。体育会系で熱血で正義感が強くて、清潔な感じ。その清潔感に、逆に男性としての魅力を感じなかったのかもしれない。彼からも『お前は隙がなくてつまらない』とかなんとか、言われたことがある。彼に好意を抱いていた女の子たちは、きっと関係が進展するような”緩さ”を作っていたんだろう。彼の恋人になる女性は、そして妻になった同級生も、私とはまったく異なる、そして同性の友人としても仲良くはならないタイプなのだ。それでも不思議なことに腐れ縁は細く長く続いている。熱血漢で正義感の強い友達思いの優しい人を嫌いになる理由もない。久しぶりの便りには共通の友人の近況がこれでもかと書き連ねられていて、そんな細かくて丁寧なところもまた彼らしい。気楽で頼もしい同級生。短いけれど濃厚な時間を過ごした青春時代の友情は、お互いの環境や人生観が変わっていく中でどこまで続いていくのだろう。

  2005.05.20

• 叩いて直せ

  昭和の時代のドラマなら、テレビの映りが悪くなった時ゴンゴンっと叩くと直った、なんてシーンがよくありましたよね。「機械の不具合はとりあえず叩いて直せ」の教えは技術のプロさんから伝授していただいたこと。まあ、機械といってもいろいろありますが、私が扱える電化製品ぐらいならそれで何とかなることも多かろうと。大概が、接触不良によるトラブルだと思われるんですね。私が愛用している電子辞書。もう半年ぐらい画面の調子が悪いのですが、ずっと、ゴンゴン叩いて直してきました。何度もあちこち叩いていると元に戻るので、それで済ませてきちゃってたんです。最近はなかなか戻らないので、叩く力もアップ・・・！！！あー！やっぱり。いつかはやると思ってたのよ。画面の真ん中に斜めのスジ。強く叩きすぎて、液晶画面を割ってしまいました。それでも画面の左半分にはまだ頑張って表示しているところに、長年苦楽を共にしてきた辞書の最後の頑張りを見た気がして、涙。かなり古い型で情報量も最新型にはかなり劣っていたけれど、毎日肌身離さず持ち歩いてきた。歴史と思い出が詰まっているので、買い替えがなかなか出来なかったの。私らしい、豪快な最後を遂げたといって良いでしょう。お疲れ様でした。

  2005.05.18

• 巨大な花束

  巨大なバラの花束を持って帰りました。両手でひとかかえもあるんです。すれ違う人みんなの注目を集めて、ちょっぴり気恥ずかしくなりました。だって、私がもらった花束じゃないんだもん。もらったけど。詳しいいきさつは知らないんですが、誰かが誰かにプレゼントする目的だった心のこもった花束だったんですって。ところが、肝心の相手に受け取りを拒まれ、がっかりした贈り主はその辺にいた人に「これ処分しといて」と、ほおり投げたらしい。処分するにはあまりに立派過ぎる花束なので、また別の人に託したそうですが、一旦受け取ったものの、今夜は予定があって持ち歩けないから・・とまた別の人へ、その人も週末家にいないので部屋に飾っていてもお花がかわいそう・・とか何とか理由をつけて、最終的に金曜の夜にも週末にもたいした予定のない暇な私の元で落ち着くことになったのでした。まあいいさ、私が愛でてあげるからね。贈り物の中でも、花束って受け取ってもらいやすいものでしょ。最後は枯れてなくなってしまうものだから。それなのに受け取ってもらえなかったなんて、よっぽど見込みのない人へアタックしちゃったのかなぁ。いやいや、このお花が大きすぎるのが一因かも。だって、もらったはいいけれど社内で注目を浴びてしまうこと必須ですよ。「何でこんなお花持ってるの？」って。本命さんは、そういうのが嫌だったに違いない。誰だか知らないけど贈り主は気の利かない人だなぁ。もちろん私だって「何で花束？誕生日？送別会？」といろんな人に声をかけられました。もちろん「愛されてる私にはいつでも花が届くんです♪」とか気楽に言えちゃうんだけど、もしも、本当に私への思いがこもったお花だったら、さてさて私はどう対処したかしら。とにもかくにも、お花には罪はない。家中の花瓶を総動員して、豪華な気分で週末を楽しみます。

  2005.05.13

• 技と人に恋をする

  番組でガラスの特集をする。信州には工房を構える作家も多く、また体験道場や美術館も盛況とのこと。美しい透明感やきらきらしたものへの憧れは、人間の本能の１つと言えるかもしれない。取材した作家のお一人にスタジオで実演を見せていただくことになった。１００色以上のガラス棒をバーナーで熱して、まるで飴細工のように造形する。一見簡単なようだが、高温と時間との戦い。下絵などは一切ない。微細で高度な技術もさることながら、可愛らしいデザインに作家さんの感性の豊かさが現れている。そして実に楽しそうに作られる。ひとつひとつに愛情があることがわかる。グラススタジオT2作家モノは高価である。求めようとして量産品との値段の差にびっくりしてしまうこともある。しかし、作る過程を知り作家さんの心意気を感じるとその値段で納得してしまうし、だからこそ求めたいと思うようにもなる。そして、いちいち作り手の顔を思い浮かべながら大切に使う。これこそがブランド物の醍醐味だ。我が家にはそんな出会いから求めた品がちらほら。まだまだ小物の域を脱せないが。大好きな染色家、家具職人さん、陶芸家、ランプ職人さんに漆器も・・・建築家もいるんだった。好きなものに囲まれて暮らせたらいいなぁ。

  2005.05.10

• 風の噂

  この仕事を始めて、最大の賛辞をもらった。ただし、口伝えの噂話の中でだけど。「miwaのいいところはさ、クセがないことなんだって」リポーターという立場の中で、こう評してもらえることは難しい。なぜなら、個性をアピールしろと言われる仕事だから。「キャラ」を求められるから。たくさんの視聴者の方をひきつけるためには、人間的な輝きは必須だとは思う。しかしすごい美人だとか、天然ボケだとか、体当たりのお笑い系とか、わかりやすい個性は認知されるのも早いが、飽きられるのも早い。それ以前に、そういう突出した個性を持たない平凡な私。毎日画面に出てはいるものの、脇役の脇役、顔は見たことがあっても名前を覚えていない視聴者の方はたくさんいると思う。でも、それでもいい。この仕事を志したのは、いろんな人に出会いたかったから。その感動をたくさんの人に伝えたかったから。伝えたいのは「私のこと」ではなく「私の出会った素敵な人のこと」で、自分の名前が世に出なくてもかまわない。そんな内容で、どこかの放送局の受験の作文を書いたこともあったっけ。落ちたけど（笑）。　地味な私の個性をアピールするなら「取材対象と視聴者のかけはしになること」。自分では実践しているつもりだけど、いかんせんわかりづらい。見た目に面白くない。「タレントではなくリポーター。リポーターの真の資質は空気のような存在であることだって。取材した素材をきちんと紹介した上で自分のテイストもさらりと織り込めるのが、プロだって話してたよ。」・・・どういうシチュエーションでこんな話をしていたのか。でも、私に賛辞を贈ってくれたのはテレビの仕事のボス。どんなにいい仕事をしても決して褒めてくれないことで定評のある人。私の仕事の存在なんて、もしかしたら忘れているかもしれないと思っていたのに。ちゃんと見ていてくれて、しかも、ちゃんとわかってくれていたことに感激した。「この話、miwaには絶対にするなって言われてたんだった（笑）！風の噂と思って聞き流してね。」ありがとう、ありがとう。

  2005.05.09

• 私と彼女の距離

  ちびわんこと同居を始めて、はや半年。犬を飼っている人たちから「そろそろだよ」と言われていた反抗期らしきものがやってきた。最近顕著になってきたのが、人間との距離間。ちびちびのときは常に体の一部に触れていたがったくせに、人見知り・犬見知りで散歩中は決して私から離れていかないくせに。近頃、家の中ではあんまりべたべたしなくなった。傍らで横になると、つっと立ち上がって、少し離れたところに寝そべる。以前は布団の中にもぐりこんできたくせに、足元のほうにうずくまる。帰宅した時の感激ぶり、相変わらず外出時の頼りにされっぷり、遊んでほしい時の甘え方を見ていると、ちゃんとリーダーとしたの認識はあると思うのだが。時折、猫みたいにぷいってされる。かと思えば、今は膝の上でくーくー寝息を立てている。この子はどんな風に関わりを持とうとしているのかな。どんな関係を望むのかな。言葉が通じればいいのに。い。ああでも、言葉を交わせても上手に関係を結べるとも限らない。心が近づいた気がしたと思ったら、より遠くへ放りだされてしまうような瞬間もあったり。そんなもどかしさを、わずらわしいと思うか、だから楽しいと思えるか、どうか。

  2005.05.08

• 新緑との戦い

  あれよあれよという間に、庭一面が緑に覆われていた。きちんと手入れされた庭なら素晴らしいが、我が家の場合雑草オンリー。ばっちりと道路に面しているし、景観に配慮しているご近所の手前もあるから、そろそろなんとかしなくっちゃ。無駄に広い庭にも困ったものだ。留守がちなのに、車８台分くらいのスペースがある。以前住んでいた人が花などを育てていたそうだが、それにしても小石がいっぱいで土を掘り返すたびにかちんかちんと音がする。お隣は明るいおばあちゃまが一人暮らし。同じ広さのお庭のほかに、さらに裏庭にも広い畑があって、朝から晩まで外で作業をされている。働き者だなぁ。やっぱり絶対私のほうがぐうたらしている。よっこらしょと頑張ってみるものの、慣れない作業に農具を持つ手はたちまち握力がなくなってくる。私の要領がよくなるのが先か、またまた雑草が伸びるのが先か・・・私の脳細胞もこのくらいニョキニョキ育ってくれたらなぁ。

  2005.05.07

• ジムへ

  久しぶりにジムへ。『３０分しかトレーニングできなくても来て下さい』とトレーナーさんには言われるものの、体調不良だったり、上手に時間を作れなくて、延び延びになっていた。体と心のバランスに少々ひずみを感じる。だからこそ、強制的に体を動かすようにしてみた。体力は貯金と同じで、積み重ねていくには時間がかかるのに、あっという間に失ってしまう。１ヶ月トレーニングを続けるのはものすごく大変なのに、休んでる１ヶ月はあっという間。・・・っていうことを実感する、動かないカラダ。あいたたたっ。今日はとても心地いいところまでいけなかった。疲労困憊。大して動いてないくせに。でも、なんとなくさっぱりした気分。

  2005.05.06

• ＧＷ体勢

  テレビの話。今日はＧＷ特別企画で、レギュラーコーナーをお休みしてのスペシャルな２時間。この日のためにいつもよりもハードな取材を敢行し、中継にもたくさん人を出して一瞬たりとも飽きさせない濃厚な番組になったのではないかしらん。脇役の私は、これといって重要な仕事を任されているわけではないのだけれど、それでも「いつもと違う」空気になんだかそわそわ落ち着かない。私だけではない。みんなが各担当で「いつもと違う」感覚を何とか自分のものにしようと、集中力を高めている。緊張感の一方で本当に楽しい番組になるぞ！という予感。頑張って頑張って頑張った担当ディレクターとリポーターたち、ＶＴＲを見ただけで楽しくてうきうきした。これをうまくお茶の間に届けることが、放送する私たちの仕事。そして、放送。みんなの気持ちがうまくまとまって、充実した番組をお届けできたと思う。いつもだって一生懸命放送しているけれど、今日は一段と疲労が濃い。でも、心地よい。いつも厳しいプロデューサーも「ごくろうさん」と声をかけてくれて。問題は、視聴率。私たちはこの数字でしか結果を判定することが出来ない。どうかどうか、私たちの想いがお茶の間に届いていますように。

  2005.05.02

• 間違い電話

  携帯電話にメッセージありの表示。『こちら○○百貨店ですが、△△様よりお預かりしました・・・』鞄の修理が出来ましたという内容なんだけど、私とは縁もゆかりもない関東の百貨店さん、どうやら電話番号を間違えているようだ。大変丁寧なメッセージで、電話をかけてきた担当者も依頼主の名前もわかったので、折り返し「間違えてますよ」電話をして事なきを得た。「わざわざ間違えてますよなんて電話しなくてもいいよ」と言う人もいたが、ここで私が無視することで無用ないさかいの種を作ってしまうのは明白だ。自分が顧客ならちっとも連絡よこさないと怒るだろうし、店員でも連絡したのに取りに来ないと憤慨するだろう。電話番号をまちがえたのは、客か店員か、とかね。世界平和を願うなら、身近な諍いを避けることからはじめようが、最近心がけていること。今回は、携帯電話に百貨店の電話番号が履歴として残っていたので私も苦もなく電話をかけなおしたが、番号が判らなければ、わざわざ調べてお知らせするほどの手間をかけたりはしないだろう。もしも、自宅の電話だったら・・・ごめんなさいしたかも。自分でも、ブライダルなど短期のお付き合いのお客様とのやり取りの時はＦＡＸやメールが無事に相手に届いているか、やきもきする。特にメールアドレスは間違えやすいから。お客様にはお手間を取らせるが、必ず確認の返信をいただくようになった。大事な個人情報だし、直前でのやり取りも多いから、不安要素はなるべく排除したほうが良いと経験した。そんな配慮が出来るようになったのも、たくさんの失敗を重ねたからのこと。いつもいつも、皆さんにご迷惑をかけっぱなしの私がいます。とほほ。

  2005.04.28

• スタジオクッキング

  生放送のワイド番組、人気コーナーの１つがお料理。スタジオのキッチンで先生と共に、夕食にも役立つメニューを紹介する、約１０分のコーナー。今日は担当アナさん不在につき、急遽私が担当。生番組で最も苦手なのが、お料理をすること。料理担当に必要なことは、知識よりも技術、技術までいかなくても手際がよくないとダメ。料理番組は手順を「見せる」企画なのだ。視聴者の皆様は百戦錬磨の主婦の方々、注がれる視線は厳しい。特に大事な包丁の扱い。とほほなことに、私は左利き。普段、誰も見ていないキッチンでは、乱暴に決して美しくない手際で食材と奮闘しているのだ。この姿を「鶴の機織り」と呼んでいる。”作るところは決して見ないでくださいね”食材を美しく扱う、きれいに食べる。簡単に見えて本当に難しい仕草。きれいに歩くためにモデルさんがひたすらウォーキングを訓練するように、お料理の関係の仕事の人たちも人知れず努力を重ねているに違いない。手際って、本当に普段やっているかどうかが明白になる。あとで録画したビデオを見て蒼白。右手を意識した私のぎこちない動作。情けないー。テレビに映る以前に女性としても美しくないんじゃないの。

  2005.04.27

• ドラマについて

  今期は３０代女性が主人公のドラマが多い。「曲がり角～」とか「anego」とかイタイ題名で。負け犬騒動の影響なんだろうな。このテのドラマに対して、私も含めて妙齢の女性たちは、「いちいち自分に当てはまるので」食い入るように見てしまうタイプと、反対にあまりに心に突き刺さるので見ないようにするタイプとに分かれている。私は後者。自分の希望のラストが迎えられないと、激しく落ち込みそうだもの（笑）。そもそもドラマの設定を自分の生活に当てはめてみることに問題があるんだけれどね。一社会人があんなお洒落な部屋には住めないし、恋愛にうつつを抜かしていられない。そんなにタイミング良く物事は展開しない。で、安心して楽しめるドラマとなると今期は「タイガー＆ドラゴン」に決定。長瀬君と岡田君がかっこいー！！落語は面白い！役者陣がきらきらしている。安心して見られるという意味では「エンジン」もね。私は恋愛中心のドラマのキムタクさんはとても苦手なんだけれど、子供がいて車があって、意外と予定調和のストーリーだと、いいかなーと。今回もひたすらいい人のクサナギ君も、いつも安心印。絶対泣けるに違いないヒューマン系はやや敬遠している、という話をすると「素直に泣ける気持ちがないのは、ひねくれ者の証。満たされてないでしょ」と。そうなんですか？

  2005.04.26

• タオル

  「毎日の暮らしに欠かせないものなのに、購入したことのないもの」ってありますか？私は、恐らく今回が人生初のお買い物。タオルです。とにかく頂き物が多くて。「○○商店」のロゴ入りはもちろん、引越しのご挨拶、内祝い、引き出物と、もう在庫は十分。惜しげもなくどんどん使って、くたびれてきたら雑巾におろして、またすぐ新しいものを使ってきました。「リネン類は真っ白でなくちゃいや」なんて女の子らしいこだわりもないので、普段使いに関してはデザインとか吸湿性とか（良いに越したことはないけれど）大して気にも留めずに、まさに”あるものを使ってきた”わけです。そんな無頓着な暮らしの中でも、お気に入りのタオルというものが存在して。ありませんか？なんだか具合のいいタオル。下のほうに入っていてもわざわざ取り出して使ったりすること。某社が毎年お歳暮にとくださっていたタオル。肌触りや風合いにも増して、気に入っていた理由は、サイズでした。風呂あがり、全身をくまなく拭取るためにはフェイスタオル１枚では役不足、しかしバスタオルでは大きすぎる。何よりバスタオルは使用時は気持ちよいけれど、洗濯の際に場所はとるし乾きにくいしと、何かと面倒。で、スポーツタオルと呼ばれる４０×１１０センチサイズが私にはぴったりなのだ。ただし、哀しいかな最近はスポーツタオルの規格の商品はほとんどみかけないのです。数年愛用したタオルは色落ちも激しく、でもこのくったり感が良かったりもするのだけれど、某社とお付き合いの希薄になった今、より新しい感動を味わうには探して買うしかないと、ネットをあちこち探して、見つけたのです。希望にぴったりのスポーツタオル。１枚５５０円。初めてお金を出して買ったタオルは、ジャストサイズなうえにふっくらと厚みがあり、頬擦りしたくなる楽しさ。うーん、タオル１枚にこんな感動があったとは、私は人生を損していたような気さえするわ。かくしてあっという間に、お風呂用タオルが新品に衣替えしたのでした。

  2005.04.24

• ライバル候補

  本日はブライダルのお仕事。新人の研修を依頼されていた。ブライダル司会者を目指す人は、２０代後半から３０代、４０代の方も多い。司会があんまり若いと花嫁より目立っちゃうとか（絶対ありえないと思うが）、大切なセレモニーを任せられないと言われてしまうことも、年齢層を上げている要因かもしれない。ところが、やってきたのはぴちぴちのフレッシュさん。聞けば今春大学を卒業したばかりとか。「アナウンサー試験は受けたんですけど、ダメで。」てへへ、とはにかんだ。一気に１０年前に引き戻される感覚。アナウンサーは狭き門。憧れる人は多いけれど、夢がかなうのは一握り。では、かなわなかった人たちはどうするか。別の職業に活路を見出す人、それでもどうしても喋る仕事にこだわる人～私みたいに。地元に帰ってきて、きっかけになる仕事を探す。地方局の募集に目を凝らす、あちこちのイベントで喋ってる人たちはどこから来ているんだろう、そうだ、ブライダルも立派な喋る仕事だ・・・っていう感じで、あちこちの門戸を叩いてきたのだろう。「何が出来るのか、何があるのか、よくわからないんです。」無事アナウンサーとして就職できれば給料を得ながら研修を受けて教育をしてもらえるけれど、自ら喋りの仕事を得ようと決めた者の道は険しい。本業だけで生活できるようになるのは容易なことではないから。彼女には、きっと今の私は＜バリバリ仕事している人＞とまぶしく見えるんだろうな。でも私にも、恐れることなく飛び込もうとしている彼女がまぶしい。お茶をご馳走したらお礼のメールに「いつかmiwaさんにご馳走できるように頑張ります」と頼もしい言葉が。私も「新人さんと思える間は何でも教えてあげるからね」と返した。素敵なライバル候補が、またひとり現れた。

  2005.04.23

• 新メンバーに感激

  ４月から金曜日の新メンバー・スタッフが参加。３回目の顔合わせともなれば、もう現場にもなじんでいい雰囲気が出来上がってきた。番組メンバーとしては新人さんでも、その仕事への意識の高さに感激した出来事があった。ひとつは、電話オペレーターをお願いしたアルバイトの女性たち。何人も交代してきたけれど、メモ帳持参でやってきたのは彼女たちが初めてだった！！やる気を感じてすっごくうれしかったなぁ。もう１つは、今回の目玉企画に加わった芸能リポーター氏。キー局のワイドショーにも欠かせない第一線で活躍されている芸能リポーターさんだが、２時間番組の１時間１５分後の登板にもかかわらず、番組開始前にきちんとスタジオ入り。そして番組中は脇に用意してある椅子には決して腰掛けることなく、他のスタッフ同様番組を見守っていてくれる。そして進行に関しても「どんな風にでも出来ますから、何でも言ってください」と。「お客様出演者」というスタンスではないところに、フリーで第一線で活躍し続ける秘訣を見たように思った。素晴らしいメンバーを得て、ますますいい番組になりますように。

  2005.04.22

• 美白の女王を目指せ

  鏡の中の自分を見て、びっくりした。毎日見ているのに、どうして今まで気がつかなかったんだろう。このシミ、ソバカス。怖いよー。先日、生まれて初めてコンシーラーを購入した。１回使い始めると、もう手放せなくなるものね。テレビショッピングでも美白関連商品花盛り。私もやらなくっちゃ。４月から日焼け止めクリームを塗るなんて、これまた人生初の試み。ううっ。治療より予防が大事だってこと、どうしてもっと早く気がつかなかったのかしらね。コスメショップの店員さんの言葉が身にしみる。とはいえ、そうは美容にお金をかけていられないので、日焼け止めクリームは最寄のバラエティショップで８００円で購入した全身に使えるタイプ。安くてジャブジャブ使えるほうが良いじゃない。ところが・・・。今朝、顔を見るとなんだかぷつぷつ発疹が、顔だけに。チョコレートも食べてないし、肌に負担をかけるような心当たりは、日焼け止めクリームだけ。まさか、お肌に合わないなんてこと？「それは是非、こちらの日焼け止めクリームをお使いください」美容部員の笑顔が浮かんでくるけど、そちらのお店の商品は高くて手が出ませーん。お肌のケアって大変だわぁ。

  2005.04.21

• １００カラットの愛

  ４月が誕生日の人が多い。毎回ささやかながらも、プレゼントをするのが楽しみなんだけれど、逆にささやかながらも気の利いたプレゼントをするのに頭を悩ませる。お付き合いが長くなると、自分へのプレッシャーも大きくなるもので。今日は、仲良しのアナさん二人をまとめてプチバースデーパーティー♪二人ともバリバリ仕事をこなすけれど、プライベートではとっても手のかかる妹分。「誕生日の夜を一人で過ごしたくないから、何とかして！」のリクエストにお応えした。地元ミュージシャンのアコースティックライブも楽しみながら、お酒のリクエストにも、貪欲な食欲も満たしてくれるお店をセッティング。スパークリングワインで乾杯したあと、いよいよプレゼント。それはもう、プロポーズさながらに。「誰よりも大きな愛をカタチにしました」１００カラットはあるだろう大きな指輪。彼女たちの細い腕はするりと通ってしまうくらいだった。人気者の彼女たちに数多の殿方が愛を告白したとしても、私の愛は誰よりも大きいのよ、という意味を込めて。「miwaさん、ありがとう。私も愛してる♪」「え！？でも、両方愛してるなんて都合よすぎる！フリーアナなんて、八方美人なんだから！！」いやー、かなり好評で、良かった良かった。じつは、２月ごろ見つけて早めに仕入れておいたのだ。少しでも早く渡したかったのに、このとき、このタイミングまで隠しておくのが大変でした。お誕生日おめでとう。さらに素敵な１年になりますように。

  2005.04.20

• 夜桜

  春遅い信州にも、ようやく花の季節がやってきた。街路樹のコブシの花が満開、黄色がかった白が陽の光に映えて美しい。庭にはたんぽぽの濃い黄色が、小さいながらも盛んに自己主張。そして、桜。今が盛り。一歩外へ出ると、どこを見渡しても花・花・花。圧倒的な生命力。私のお気に入りの桜のスポットは、川べりや公園、駐車場の片隅などにある並木。あんまり人がいないところが良い。一番好きなところは某所の駐車場。桜の枝が降り注いでいるような一画があり、そこへ駐車することが出来れば、フロントガラスいっぱいの桜を独り占めしながら、車中花見ができるのだ。ここで一人のんびりお弁当を食べるのが乙なのだが、競争率が激しい。私が見つけたところは日頃から休憩場所を熟知している車移動の営業マンにはおなじみの場所らしい。さて、今日は近所の名所に夜桜見物。質・量共に素晴らしい。ライトアップもされている。おまけに屋台などの食べ物も充実。お客さんがいっぱいだった。幽玄って言葉は、こんな時に使うんだろうなぁ。ほのかに甘い香りとひんやりした空気に包まれて、喧騒さえも心地よく感じる。みんなきれいな桜をバックに写真を撮っていたけれど、私のテクニックではこの美しさを肉眼以上に美しく保存することは出来ないから、のんびり歩くことに専念する。今音読しているテキストは梶井基次郎の「桜の樹の下には」初めて読んだのは中学生の時。桜の花をうきうきした気持ちだけでは愛でられなくなった。でも、そういう哀しさや不気味さも内包していることこそ、日本の象徴・桜なのかもしれないな。

  2005.04.18

• 22時間睡眠

  久しぶりの休日。今日はとにかく休むと決める。風邪がなかなか体から抜けない。仕事をするから悪いんだとみんなから言われるが、これはもう、しかたのないことで。だからとにかく体を休める＝眠るんだと決意。外はいい天気、お花見日和とも聞いたけれど、とにかく徹底して寝る！午前１１時、午後３時、８時、午前２時・・・４回は時計を見た記憶があるものの、あとは本当にずーーーっと眠っていたらしく、さすがに腰が痛い。人間って、私って、どのくらい長い間眠っていられるんだろうか。さすがに体は軽い。　　もう、大丈夫かな。寝ダメしたぶん、やるべきことが色々たまっているんだよねー。あーいかんいかん。気が重くなってきた。もう一眠りしようかなぁ・・

  2005.04.16

• 愛情の反対は？

  アルバイトスタッフを取りまとめる立場にいる女性が、最近特に頭を悩ませている。ひとり、手のかかるスタッフがいるのだ。A型で神経質な彼女は、彼を完璧に仕込もうと手取り足取り教えてみるのだが、なかなか彼女の思うような方向に成長してくれなくて、なんとも悩ましい。「彼の行く末を考えると、心配で眠れなくなってしまうんですよね」と（笑）。スタッフ一人をこんなに一生懸命育てようとする姿勢には頭が下がる。いまどき、こんなに熱い人はいないよ。毎日毎日、彼の愚痴をこぼしている彼女に「それって、もしかして愛じゃないの？」世話好きな彼女のことだから、一瞬でも目が放せないアルバイト君のことを「この人は私がいないと生きていけない！」って、愛が芽生えているんじゃないか、と。「やめてくださいよぉ！！愛じゃない、絶対愛じゃない！！」ぶんぶん否定する彼女。と、そこへ某ディレクターさんが「じゃぁ、愛情の反対語はなーんだ？」口々に「好きの反対だから、嫌い」「憎悪」などなど。でも、かわいさ余って憎さ１００倍の言葉もあるように、憎しみと愛情は紙一重、むしろ同義語と言っても良いよね。「miwa、するどーい。正解は無視でーす。興味なし、存在している意味ナシってことね。」なるほどなるほど。でもそうすると・・・バイト君のことが気になってる彼女は、やっぱり愛なんじゃないの？「だから、それはちがいますってばーっっ！！」いい上司に恵まれて、幸せだよねー。彼って。彼女の気持ちを少しでも汲んで、頑張って仕事してほしいものです。

  2005.04.14

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