もこっぺでいきてくんだよ

長野の、りんごおばあちゃんから、ぎっしりと、
段ボール一箱に手作りのリンゴがたっくさんつめられて送られてきた。

９月に亡くなった、青森のばあちゃんを思い出した。

亡くなった、ばあちゃんは毎年毎年、
でっかい段ボールにたくさんのリンゴと、
たくさんの濃くておいしいリンゴジュースを実家に送ってきてくれていた。
（そしてどでかい鮭まるごと一匹やら、たくさんの魚介類）

長野はきっと雪も降り積もって、
ますます寒いから、もう今の時間ぐらいなら
農家の仕事も一段落してるかなぁ？？と、お礼の電話を入れてみた。


すると、さっそくりんごばあちゃんが出てくれて、

お礼を言うと、嬉しそうに、
『あらっ！まぁっ！！届いただねぇ～あーよかったよかった』と繰り返してた。


おばあちゃん、ありがとう！！！
でっ、、でも。。大量すぎ・・（喜困惑　＾＾；）


あと３日しか日本いないよ。。帰ってきてから、たべるね。


今日は一日中大掃除をしていた。
予想通り、終わらなかった。

途中で、接骨院に行き、１時間程電気をあてて
戻ってきたら、
不動産屋から派遣されてきた工事の人が、
壁紙が湿気などで剥がれたの修理しにきた。

１時間半もいたよ。。



そんなこんなで、大掃除も中止せざるを得ない感じで。

やりだすと、とことん！なわしなので、
細かいところも目をかっぴらいてごしごし拭いたりこすったり。


ついでに、模様替えもして、ベッドの位置をまた大幅に変えてみた。
１０畳ぐらいあるわしの部屋も、広く感じるけど
結局いるのは捻挫のため体育座り＠一定のスペース



日曜日からのチェコ・オーストリア・ドイツ巡り。

ついこなだいだまで、楽しみにしていたのに
まったくパッキングも何も準備をしていない。



日曜日から、生理の予定だから、事前PMSだろうか・・・？
いつまでも”やったー！”っていう興奮状態がつづけば
こういう気分を感じずにすむのに。。わしってずるいな。


なんだか、罪悪感のような物を感じる。


日本帰国は、１月３日朝９時。。（現地発２日午前）


でも、、、正月を、家族と、
というより、両親と過ごさないということに、

とってもとっても罪悪感を感じて凹んでいる気がする。


今まで２５年、
どんなときも大晦日の２２時頃までには実家にいるように心がけていた。


シドニーに行っていたときも、３１日にギリギリで帰国。
（帰国したら母が２ヶ月入院している途中である事を知りショック）
京都に遊びに行ったときも３１日、１日は避けた気が。
黒猿とつきあってたときも、絶対実家に居座った。


一人暮らしをするようになっても、
正月は実家に戻ってた。


別に何をするでもなく、
ちょっと思い立った様に
普段家族が忙しくて手が回らないようなところをちょっと掃除したり。

こたつでゴロゴロしてくだらない特番をひたすら見続けたり。
また、サッカーだよ・・と背中で感じながらパソコンしたり。
無言でさっさと歩くお父について車にのり、スーパーにくっついて行ったり。
ダイエ－でうろうろしてみたり。


本当に、何をする訳でもない。


それなのに、覚えている限り、毎年の様に
正月付近はわしが原因で家族喧嘩が勃発する。


わしが高校生ぐらいのときは、姉をいたぶって家族喧嘩。
社会人になった時は、母とのいざこざでかれこれ２ヶ月まったく口をきかなかった。
わしも家出をしていたが、心はトゲトゲで涙さえ出なくなっていた。
去年は今でも覚えている、母との喧嘩。


毎年毎年、いつもこの時期は喧嘩している。



それでも、紅白と岡村をころころ変えながら
たいして面白くもないのに大笑いをして

２２時ぐらいに母が「もう寝る～」と言って布団に入る。


そして２３時ぐらいになると、
必ずお父がエビの天ぷらのはいった年越しそばをつくってくれる。

おなかがいっぱいなはずなのに、必ず食べてたなぁ。



そんな、年越し。



何が特別って、
ん～。いつもと違う雰囲気が特別なのかもしれない。



喧嘩してても、家族と、両親と正月を過ごすのが幸せで、
あたりまえなことなのだろう。。。か？、、、だろうな。。


”。。。か？”なんてほざいてるわしは罰当たりな娘だ。






わしは、まだ正月に帰らない事を母には言えないでいる。


父にはなんとな～く伝えた。


わしが先日実家に帰って、父は嬉しかったんだと思う。
前回帰省したとき、家族喧嘩をしたまま泣きながら家を飛び出したままだったから。

不器用な父は電話にはでてくれない。
（メールは速攻返事してくるんだけど←得意げなところがかわいい）


そんな父が
『つぎ、いつ帰ってくんの？』と聞いてきた。



・・・！



『ん～・・・来月・・正月すぎたころかなぁ。。（ドキドキ）』
と答えた。

何も返事はなく、無言の父だったけど、



え！？正月帰ってこないのかよ、
・・・おいしいもの作ろうとおもってたのに



みたいな空気を一瞬にして察知した。
そこへ姉がフォローの一言。
『妹帰ってきたらだよね』


う、、うん。。。



お父、ごめんなさい。。



母も、わしが帰省したことが嬉しかったみたいだ。
捻挫をずっと内緒にしていたので、それを目の当たりにして

『足も痛くて大変だし、年末帰って来なよ』




ん～・・・・・



母は、わしと喧嘩をしていても、沢山のお歳暮を送ってくれた。
伊藤園の野菜ジュースとフルーツジュースのセット。
高級米。
それに、ハムなどのお惣菜製品も頼んでくれたらしい。


そして、母はわしが、
仕事を辞めて、失業保険が給付されているとおもっていた。

でも実際は２月末まで給付されない事を告げ、
捻挫のためバイトもできない事を知ると。


未納のため督促状が何通も来ていることをあっさり伝えたわしに
お父と二人そろって大金を貸してくれた。
（二人は、あげた、と完全に思っているようだけど、
　働いたら必ず返します）

それに、青森のばあちゃんの葬式返しのために用意した
商品券、１万円分をくれた。



えぇえっ！！　いっ・・いいよ。。



と言いながらも、強引な二人は有無を言わさずわしに金をくれた。


そのお金で溜まっていた国民保険３万円と、
２ヶ月分のYahooBB１万円、をとりあえず支払いした。
そして漸くインフルエンザの予防注射もすることができた。
（この３０００円でさえ、支払う事ができなかった）

年末は家賃滞納者が増えるのか、わしも気がついたらその一人になっちまってた。
あせって、貯金をおろして２ヶ月分まとめて払った。約１５万。痛。


ありがたいけれど、今日明日、督促の人はこないけれど、
やっぱり人のお金で何か自分の事をするのは
どうも申し訳ないというか、こんな事言って申し訳ないけれど
居心地が悪い。


でもこの足ではまだまだ機敏に働けない。
じゃあ、在宅でなにか、、、と思った。
しかし、あと４日後には早朝からヨーロッパだしなぁ。。


ごめんなさい。贅沢な娘です。
ごめんなさい、でも、ありがとう・・・・。



母に昔、よく怒られると決まって言われていた。


『あんたは、物をほしがるときだけホイホイいい顔して。
　あとは何にもしないじゃないかっ』



何年たっても、母に対してはわしは変われないのかもしれない。




ごめんなさい。。。




せめてもに。。。手紙でも出そうかなぁ。
日本から？ヨーロッパから？

捻挫して足を気ひずって帰省してきた娘が
足の冷えるヨーロッパなんて行ってると知ったら、

そらー心配かけるだろう。。


よし、日本からだすか。行く前に。

こんな気分で飛行機に乗っても、自分も楽しめない。
結局わしはものすごい自分勝手なんだ。




タイ・ベトナム・ラオスの３カ国を慣れた様子でうろちょろしに行った妹も
大晦日にギリギリで帰国するらしい。



こう言っちゃ、なんだが。


いもうと。ありがとう。。



しかし、いもうと。が帰国する３１日の夕方ごろまで、両親は二人きっりなんだろうなぁ。

きっと、最近整理整頓にはまりだした母がなにかをやりだし。
あれがでてきた、これがでてきたっ、と父と喧嘩になるんだろうか。。

父が毎年の様に、台所や風呂場の大掃除をすると
塩素系のニオイが大嫌いな母が臭い！！とマジ切れして喧嘩になるのだろうか。。



どうか、どうか。あの二人の大好きなサッカーが勝ちます様に。



サッカーなんてどうでもいいのに、興味もない、むしろ嫌いぐらいだ。
家族が狂う様にはまってるから、嫌い。


それなのに、せめてものの両親の機嫌予報のために、
ふとしたときにサッカーチェックをしてる。


あ、勝ってる。・・・ホッ。



そんだけ。





今年は青森のばあちゃんも亡くなったから、
年賀状も来ないし、寂しい正月だろうなぁ。。


朝起きて、こたつに集合しておせちをつつきながら
わしら子供の合図（そわそわ）でお年玉をねだる事もないし。





しかし、両親よ。ごめんなさい。


こんなに近くにいて、皆が健康でいるのに
家族と年末年始をすごさないわしです。



ごめんなさい。