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カテゴリ:At Girls' School
同じ高校で一個上のY先輩は、通学のバスが一緒で知り合った。 バスの中で大声で恋バナとかしてる先輩は、会話の内容から(盗み聞きしなくても聞こえる)、面白い人だけど話すのは怖いわーって思って、全然話したことなかった。 が、なぜか去年の先輩達の卒業式の後、友達を通して仲良くなった。 話してみたら、先輩はアイルランド人の彼氏がいたり、日本の大学卒業後イギリスの大学院に留学するつもりだとかで、かなり親近感が湧いてあたしの留学のこととかすごい応援してくれて、実はかなり良い人だったんだ~。 そんなY先輩は本命の大学に落ちて滑り止めの大学に進学した。メールのやり取りなんかもしてて、4月の頃はしょっちゅう飲み会に行ってるって言ってたもんだから、『やっぱ日本の大学生は遊びすぎでダメだなぁ~。あのY先輩まで。。。』とか思ったりした。 でも、先輩は自分を見失っていなかった。 滑り止めの大学ってことで、最初は色々納得いかないことも多かったらしい。それでも先輩は文化祭の実行委員やったり、積極的に行事に参加して、授業もしっかり受けて、その合間にしっかり遊んでいた。 得意な英語は特に頑張ってトップをキープしてるってことも聞いた。 他の先輩達の中には、息が詰まりそうなくらい厳しい高校生活の反動で大学デビューして派手でキラキラしてる先輩もいた。毎日オシャレして飲み会行ったり、コンパとかサークルとか行きまくり。 そんな先輩達と比べてY先輩の見かけは髪を染めたくらいで、あんま変わってなかったけど、大学の話を聞いてすごいカッコ良く感じた。 Y先輩は、大学生という枠の中ですごい充実した日々を送っている。 日本の大学生は遊びすぎてて嫌だなって思ってたあたしに、 遊ぶのも良いことで、人生勉強になることも多いって教えてくれた。 今年の卒業式。Y先輩からきた卒業おめでとうメールに 『仲良い子はこれからも遊んで会えるけど、学校で会って話すって感じの子とはもう会うことも少なくなるんだなぁ~って思うとすごい寂しいです』 って返したあたしに、先輩は 卒業してからより一層高校の友達のことを本当に大切に感じるので、積極的に会うようにしていること、 自分から働きかけていけばまた新しい友情が生まれるので、色んな関係を大事にしていること、 卒業してから仲良くなった人も多いということを伝えてくれた。 そして最後はこう締めくくられていた。 『かなちゃんは私にとってずーっとかわいい後輩よ。かなちゃんとの関係も大切にしていきたい関係です。』 涙が頬を伝った。 片田舎の小さな高校で、すごくすごく素敵な人にめぐり合ったんだって思った。 Y先輩はただの高校の先輩じゃなくて、人生の先輩って思ってます。 これからもずっとずっと大切にしていきたいし、目標です。 第二のY先輩を目指して、あたしの大学生活が4月から始まる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.03.14 23:21:16
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