舌をコントロールする難しさ

教会の働きを長くしてくださっていた、Mさん（70歳近い女性）は私の尊敬する方のひとりです。 彼女が昔　こんな話をしてくれました。まだ若い頃　保育士をしていたのだけど女性のばかりの職場で、派閥があったり噂話や嫉妬があったり　したそうです。（この世ではそう珍しくないことですが） Mさんは　意を決意して『見ざる　聞かざる　言わざる』を通したのだそうです。 人のうわさ話・批判は、あえて聞かない。たとえ聞いても、あえて言わない。人のマイナス面を、あえて見ない。 そのようにしていたら、「あの人は話に乗ってこないからつまらない」と、誘われなくなり仲間に入れてもらえない事も出てきたけどそれは　ある意味とっても楽だった　と。 そのうち、口が堅くで信用できる人　と　評価してもらうようになり　本当の友人もできた　と。  ★　　　　★　　　　★　　　　★　　　　★ 昨日の続きみたいになりますが、 わたしもそれが理想です。 （昨日も書きましたが）今の会社は仕事以外に外で会ったり食事に行ったり　という個人的な付き合いがチラホラあるようで　 私もいくつかのグループから　お声がかかりました。幸い（？）まだ実現していないのですが いくつか部署があるような大きな会社ならともかく全部　同じフロアの、狭い小さい小さい会社です。 単に気分転換のお食事だったらいいのです。しかし、なんとく　非難めいた意見がでたりという場面が事務所内でもあるので 自分自身もつい話に乗ってしまいそうで　個人的な付き合いは要注意だな・・・と感じています。 悪人はいません。皆ひとりひとりは良い方ばかりです。 でも、そんな中にも派閥ができたりするのですね。 Mさんのように『見ざる　聞かざる　言わざる』を心して、舌で罪を犯さないようにしたいと思っています。