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富山地鉄バスにはこんな魅力的なバスが健在です。

立山黒部貫光より移籍した日野ブルーリボン観光シャーシの

富士重工５Ｂボディを架装するこの車。

型式P-RU636CBで珍しい組み合わせなのはもとより、

製造台数が少ないフルエアブレーキ仕様なのも特筆すべき点です。

この140号車は末期の製造で平成2年式となっています。

3台が在籍し、夏季の有峰線や短距離の貸切などで使用されている

そうですが、ここ最近富山駅から平湯温泉への特急バスを代走しており

また11月4日には最古参の同型車95号車を使用した

イベント運行が行われるなど注目を集めています。


構造上の面白い点として富士５Ｂ車体に観光シャーシを組み合わせると

運転席から後部のエンジンルームの上にかけて高低差が発生するため

座席間の通路が緩やかなスロープ状になっているのも注目です。


全国的に見ても非常に貴重な存在である富山地鉄の５Ｂ。

車齢的に見ても先は長くないと思われますが、富士重工の

バス好きならぜひ乗っておきたい車です。

この車を目当てに訪問したことを告げると親切に

色々なお話をしてくださった担当運転手様に

この場を借りて深く御礼申し上げます。

奥飛騨の美しい紅葉を見ながらの乗車は最高でした。