5756185 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

miyajuku塾長のブログサイト

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

日記/記事の投稿

サイド自由欄

冬期講習生徒を募集中です。

小学生、中1生、中2生の各学年の生徒を募集中です。

詳細は 当教室のホームページ  をご覧になって下さい。

カテゴリ

お気に入りブログ

中学英語が本当に難… New! nakakazu3310さん

やはり個別対応もい… New! sainomachiさん

支部役員会 New! lekuchanさん

ブログ移転のお知らせ ダントツ!岩沢学院!さん

塾経営者お奨めの逸… とある塾経営者ですさん
東大式超子育て法・… 中小事業の人さん
GOAL通信 masa/kさん
教師ブラックのフロク ブラック3232さん
海と山に~いだかれて シンバ515さん
布水中・西南部中の… がんこ08さん
2018.07.25
XML
カテゴリ:お薦めの本
午前中は高3生の現代国語の授業。

テキストは「高校生のための現代思想ベーシック ちくま評論入門 改訂版 (高校生のための現代文アンソロジー・シリーズ)」



今日の題材は「ボランティアとは何か 中井久夫」と「つながりとぬくもりと 鷲田修介」

「ボランティアとは何か」では、ボランティアの倫理的根拠を「惻隠の情」にあるとし、そのもとでボランティアは「熱く」動いていく。それは熱くなってはいけない行政の立場と補い合うものだ、と論を進める。

「つながりとぬくもりと」では、現代社会における「つながっていたい」という思いについて、それを都市生活の様態から考察。いまの子どもたちには遮断の認識が深いことを見逃してはいけないと結論づけていく。

ひとつひとつの題材はそれほど長くないが、現代の思想家・学者の著書からのアンソロジーになっている。大学入試の現代国語の対策としては、まずは、入試に出題される文章に「頭を慣れさせる」必要がある。「慣れる」ということは、一度はそこに書かれていることについて「考えたことがある」という頭をつくることだ。

今日の授業であつかった文書でいうと、現代社会における「個」と「集団」の関係について、というテーマに対して、少なくとも一度は向き合ってみたことがあるかどうか、ということになる。それは「コンテクスト」と「テキスト」の関係をきちんと考えることと同じだ。「テキスト」と「コンテクスト」は相互に支え合っている。

ただ、本当であればこのテキストのレベルで終わらせてはいけない。ここから気になった著者の本に興味をつなげていって欲しい。とはいっても、入試までには他の教科の学習もあるので無理かもしれない。大学生になってから、思索の深みをおっていってくれればありがたい。

大人の方にもお薦めの一冊です。2015年が初版なのでちょっと古くはなっているが、現代を考えるのに様々な切り口の評論が掲載されている。1,000円で「今」を読み解くことができる一冊です。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2018.07.25 16:07:51



© Rakuten Group, Inc.