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June 22, 2011
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 久しぶりに日記を書きます。

実家に用事があって福岡に帰っていました。
先日、ブログに書いた久留米藩主 有馬頼?(ありまよりゆき)のことを知りたくて、有馬記念館に行きました。残念ながら、私が知りたかった情報は得ることができませんでしたが、昨日、担当の職員さんからメーが届きました。ご本人の了解を得てここに転載します。


先日は有馬記念館にご来館いただきまして、ありがとうございます。

ご来館の際、ご質問を受け付けておりましたので、メールにてご回答
申し上げます。

ご指摘のとおり、第七代有馬頼?公は学問に優れた人材であり、とりわけ、
和算に長けた藩主でした。

しかし、時代のめぐり合わせが悪く、 頼?公の治世、旱魃、洪水、飢饉、
疫病などが続き、その才能が公に発揮されないまま、藩主としての役目
を優先させています。
特に、宝暦一揆は九州最大級の一揆であったため、ご自身もその対応に
追われ、残された記録も、ほとんど宝暦一揆に関するものが多いのが
現状です。

唯一有名なのは、ご存知のとおり、豊田文景の筆名でだした『拾機算法』くらいのもので、
久留米藩に、和算に関する記録、あるいは第七代 有馬頼?公が使ったであろう道具類は残されていません。

そのため、当面に関しては、 有馬頼?公と和算のみにスポットを当てた展示
は難しいと考えております。

ただ、私どもとしましても、和算に関して、このままにしておく考えは
毛頭ございません。
実を申しますと、つい先日も冗談半分で「久留米市で和算グランプリとか
やったら、人、集まるやろうか?」などと話していたくらいです。

もうご説明までもないとは存じますが、和算は日本独自の計算方法であり、
ギリシャやインドを発祥とする現在の計算方法とは異なり、その最大の
特徴は「ゼロ」という概念をもたないことです。
にもかかわず、円周率の積算に関しては、驚くほど精巧な数字をはじき
出しています。

これまた私事で恐縮なのですが、私の興味の根源は、物にはなく、常に
人の心や考え方にあります。
現代人は、計算方法をただ数字をはじき出す手法としか認識していない
と思っています。
しかし、数学や算術は、あくまでも哲学から発生したものであり、かの
アインシュタイン博士が、「この世は、最終的にたった一つの方程式で
表現できる。」という言葉を残したくらいです。
和算のもつ世界観をどういう資料を用いてどういう展示をすれば伝わる
のか?まだ模索中というのは正直なところです。

今すぐご期待に添えないのが、甚だ恐縮ではありますが、道半ばにして
中途半端な展示をしても、なにも伝わらないと考えておりますので、
今しばらくお待ちいただきたく、ご容赦願いたいと存じます。

全くご回答になっておりませんが、今後のご参考とさせていただきたく
一旦、これをもってご回答とさせていただきます。
今後とも、有馬記念館の活動にご協力賜りますよう、よろしくお願い
いたします。


〒830-8520 福岡県久留米市城南町15-3
久留米市役所 市民文化部 文化財保護課
本田 岳秋






Last updated  June 22, 2011 03:22:48 PM

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