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テーマ:KNOPPIXについて(45)
カテゴリ:カテゴリ未分類
カーネルのバージョンが2.4.22-xfs⇒2.4.24-xfsにアップした新しいKNOPPIXが登場しました。KNOPPIXメーリングリストには、さっそく、このバージョンアップの恩恵を受けたという報告がありました。たぶん、カーネルのバージョンアップのおかげでしょう。
このKNOPPIXの変更点は、KNOPPIXメーリングリストでのアナウンス[knoppix:3030]を見ていただくことにして、ここでは、このアナウンスで紹介されなかった変更点をいくつか紹介することにします。 1.dmaオプションがブートの最初の段階から適用されるようになりました。これまで、dmaオプションを指定しても、適用されるのはknoppix-autoconfig実行後からでしたが、これが、linuxrcで最初にCDROMをマウントするよりも前にdmaオプションが適用されるようになりました。この結果、toramオプションやtohdオプションによってブート中に大きなファイルをコピーする場合にもdmaオプションが適用されるようになりました。これまで、KNOPPIX実験室の実験1-6(オンメモリKNOPPIXの実験)で提供してきたminiroot.gzでは、/cdromにCDROMやFAT32パーティションなどをマウントしたとき、マウントしたデバイスに対してdmaオプションが適用されるようにしてきました。この結果、toramオプションの実行時間が短縮されるという効果がありました。(KNOPPIX実験室 実験1-6 2003/12/16の実験結果参照) こんどのKNOPPIXでは、最初にCDROMをマウントするよりも前に全てのIDEデバイスに対してdmaオプションが適用されるようになりました。この結果、toramオプションだけでなく、tohdによってCDROM⇒HDにコピーする場合にもdmaオプションで高速化されることになると思われます。 2.fromhdオプションでfromhd=/dev/xxxx形式の指定がサポートされました。fromhdオプションについて、knoppix-cheatcodes.txtでは「fromhd=/dev/xxxx」の形式で指定できると書かれていましたが、この仕様は、これまではサポートされていませんでした。(詳細はこちら) それが、このバージョンでようやくサポートされました。本実験室で提供するminiroot.gzにはcdrom=/dev/xxxxというオプションがありますが、このfromhd=/dev/xxxxは、cdrom=/dev/xxxxと同じ結果が得られます。今後、本実験室で提供するminiroot.gzではfromhd=/dev/xxxxとcdrom=/dev/xxxxの両方ともサポートしていきます。 この新しいKNOPPIXに対応したminiroot.gzは先ほど実験1-6にアップしました。ただし、Howto3-4/3-5でKNOPPIX_20020031119-20040202版等を使って作成した継続的ホームディレクトリは、そのままではKNOPPIX_20040216-20040220版では使えません。この継続的ホームディレクトリをKNOPPIX_20040216-20040220版に移行する方法は近日Howto3-6としてアップする予定です。 過去のKNOPPIX関連日記一覧はこちら KNOPPIX実験室 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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