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テーマ:ニュース(99455)
カテゴリ:カテゴリ未分類
このニュース、前回、私がコメントした頃から、だいぶ様子が変わっていますね。
回転扉の利用自粛が広まっているというニュースを聞いて、ああやっぱり・・・という気がします。 この事故、死亡にまで至ったのは初めてのようですが、軽傷で済んだものまで含めると、あちこちで、かなりの数の事故が発生していたようですね。死亡事故になる確率は相当に低いでしょうから、それ自体が氷山の一角で、その下に膨大な軽傷事故があったということは、容易に想像できます。中には、骨折に至るようなものもあったようですね。 過去に2件以上この種の事故を経験しているところでは、今回の事故は身につまされて相当に怖かったでしょうから、自主規制に走る気持ちは分かります。 でも、こうなってくると、一事業者の問題ではなく、社会問題になってきます。初期の頃にあった、過去に軽傷事故が何回かおきたときになぜ抜本対策を打たなかったのかという議論は、安全基準が無いではないかという議論に変わってきたようです。 そうですよね。センサーの死角が取りざたされているようですが、安全基準が無かった以上、死角を広げたこと自体を非難することは難しいわけですし、技術者(畑違いではありますが)の目から言わせて頂けば、テープと人間を区別できないような原始的なセンサーを使っていて良いのだろうかという問題や、前回指摘したように仮に挟まれてしまっても事無きを得るような仕掛け(フェイルセーフ)なども検討の余地があると思います。適切な安全基準が設定され、より安全な形で戻ってくることを期待したいですね。ただ、行過ぎて、お役所の利権の餌食にされないよう、うまい落としどころを探って欲しいとも思っています。 私は、この事件には、もう一つの問題があるような気がします。過去に軽傷事故が何回も起きていたのに、なぜ、安全基準が無かったのだろうかということです。 私が当事者だったとすると、仮に自分の子供が事故にあって、怪我をした、あるいは骨折したとしても、生きていて、後遺症も無かったとしたら、ビルやメーカが誠意を持って対応してくれれば、それ以上ことを荒立てたりはしないでしょう。仮にビルやメーカの担当者だったら、被害者には謝罪し、不満が出ないようにいろいろ対応したとしても、外部には隠して何も言わないでしょう。それに、軽傷なら、他にも多くの事故が起こっているはずで、それらに埋もれて、あまり重要視されないかもしれません。 そういったことが重なって、あちこちで軽傷事故が起きていたにもかかわらず、見過ごされ、埋もれてしまっていたのでしょうか。 氷山のように海上に現れてくれば発見は容易ですが、すでに問題は大きくなっています。まだ海中に埋もれている状態で発見するのは難しいかもしれませんが、その状態でも埋もらせずに見出す仕掛けも考える必要がありそうな気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年04月04日 12時20分01秒
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