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テーマ:KNOPPIXについて(45)
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Oracle 10g(最新版)をKNOPPIX(産総研版の最新)にインストールできました。
以前、2004年4月10日と11日の日記では、Oracle 8i 8.1.7をKNOPPIXにインストールを試みて失敗した旨を報告しました。そのときの日記では、「今度、Oracle 10gのLinux版の開発ライセンスを入手したら、メモリを512Mバイト以上積んだマシンを探してトライしてみることにします。」と書いていますが、開発ライセンスは5月連休前に入手できたものの、メモリを512Mバイト以上積んだマシンの手配ができず、そのまま忘れていました。 しかし、最近、ようやく、512MBのメモリを拝借できたことと、6月末まで使っていた開発用サーバ(メモリは256MB)が、一時的に遊休状態になっていることから、これらを拝借して実験してみました。 仕事とは直接関係しないので、少々風当たりは強かったのですが、成功すれば、上の日記で述べたようなメリットも得られることから、合間を見て実験してみました。 その結果、意外に簡単にOracle 10gをKNOPPIXにインストールできました。 詳細は、後日、KNOPPIX実験室で、Howto5-4としてアップしたいと考えていますが、とりあえず、ポイントだけ、下記に紹介します。参考にしてください。 なお、この実験では、OTNの掲示板でのFedora coreへのインストールの議論を参考にさせていただきました。 (1)Oracleは継続的ホームディレクトリにインストールする。 継続的ホームディレクトリは最大容量(2047MB)で作成する。 それでも、データベースファイルは、この継続的ホームディレクトリには入りきらないので、別途、2047MBのext2ファイルを作ってループバックマウントする。 したがって、これだけで、合計4GB。 (2)スワップファイルは必ず必要なようだ。 今回の実験では、メモリ768MBだったが、スワップファイルなしではエラーになる。私は、512MBのスワップファイルを用意した。 (3)カーネルパラメータはマニュアルどおり、きちんと設定する必要がある。 カーネルのリビルドは不要。/etc/sysctl.confを編集してブート時に/sbin/sysctl -pが実行されるようにすればよい。 (4)Oracleのインストーラは、サポート対象Linuxかどうかを/etc/redhat-releaseでチェックしているので、これに、サポート対象のRed Hat Enterprise Linuxと同じ値を設定しておく。 (5)Red HatとKNOPPIXのディレクトリ構成の違いを考慮してつじつまを合わせておく。 (6)ユーザoracleやoinstallなどの追加は不要。 これらのユーザの代わりにユーザknoppixを使うようにする。 (7)インストーラの起動は「/フルパス名/runInstaller -ignoreSysPrereqs」で起動する。 初期データベースはインストール中には作成せず、後で、別途作成するようにする。 インストール中、2回ほどリンクエラーが出たが、これは無視して続行を選んだら、インストールは成功した。その後も、特に問題なく仕えている。 以上 過去のKNOPPIX関連日記一覧はこちら KNOPPIX実験室 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年07月31日 00時22分43秒
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