こんにちは！雲仙宮崎旅館のキヌです

今日は、昨日行われました、長崎の伝統行事「精霊流し(しょうろうながし)」をご案内いたします。
長崎のお盆と言えば、精霊流し。精霊流しと言えば、長崎を思いつく方も多いかと思います。

長崎市の精霊船は、家紋が入った提灯で飾られるのが一般的のようですが、
島原市の精霊船は、ちょっと違います。

切子灯ろうと言われる、独特の灯ろうを飾りつけ、各地区毎に船をだしますので、
一艘の大きさが大きいんですよね。

ちなみに、この8月15日に国道沿いを歩いていますと、こんな光景をよく見かけます。

精霊船の流し場は、いくつかに別れておりまして、こちらは「港新地」で流します
蛭子町(えびすまち)町内会さんの精霊船。印灯篭がとてもユニークですね♪
昨年は、こちらの地区のご紹介をしましたので、今年は、お隣の地区を見学に行ってまいりました！
(去年の様子はこちらをご覧ください)


こちらは、地区ではないのですが、とても大きな精霊船。
この切子灯ろうは、一つ一つ火を灯せるようになっており、出発前に担ぎ手をはじめ
人の手で火をつけて行きます。


灯りが灯った切子灯ろうは、とても幻想的な雰囲気。
とても美しいのですが、どこか寂しげでもありますね。


船頭は、各船毎に違い、こだわりを感じます。
こちらの船は、大迫力の「龍」が飾り付けられておりました！


大きな精霊船が2艘並ぶと、とっても迫力があります！
この大きさは、島原の精霊船の中でもかなり大きな船です。


去年ご紹介しました地区は、練り場・流し場まで担いで運んでおりましたが、
こちらの地区では、台車に乗せて運びます。
こちらが、今回の練り場になる霊丘公園(れいきゅうこうえん)のグラウンドです。


ここからは、台車から船を下ろし、練る準備に入ります。
夕方の練習風景を動画で撮影してみました！
http://youtu.be/mJXdsWkX5xo


暗くなってきますと、灯りがはっきりと見え、とても綺麗ですね。



いよいよ、クライマックス！
大きな精霊船を激しく揺らしながら、所狭しとグラウンド内を走ります！


大きな船同士が練る姿は、大迫力！！
写真ではわかりにくいので、動画でも撮影してみました！
35秒程の動画になります
http://youtu.be/SuC1Dbsfn9g


最後は、海に流します。
ですが、この日はあいにくの干潮。他の地区では流せたようですが、こちらの地区では
流すことができず、並べて浮かべておりました。

最後になりましたが、雲仙の精霊船も、雲仙宮崎旅館スタッフの「さや」が写真に撮っていてくれましたので
ご紹介いたします。

切子灯ろうで飾りつけた精霊船とは違い、雲仙エリアは「提灯」を飾り付けます。
こちらも独特の雰囲気があり、とても綺麗ですね。

是非、お盆に長崎に来られる際は、こちらの伝統行事にも足を運ばれて下さいね。

雲仙宮崎旅館　キヌ