テーマ:日本の美術(182)
カテゴリ:アート
二枚ともタイトルはチェレスタです。 チェレスタ 楽器の名前です。 チャイコフスキーのくるみ割り人形のこんぺいとうの踊りとか、ハリーポッターの最初にかかる曲とか、 キラキラした綺麗な音で奏でられる鍵盤楽器です。 この二枚に描いた小さな魚は、スカシテンジクダイといいます。 この魚のダイナミズムが描きたくて、10年くらいかしら研究してきました。 やっと描けるようになりました。 先月、母が他界し、いろいろな手続きでたいへんでした。ようやく今さらながら、母が亡くなったことを想っています。 お寺さんのお話しで、我々は生かされているのだと。その意味でこの魚たちの1尾となんら変わりはないですね。 みな、ちいさなちいさな存在です。たいしたことはない。何もできないちいさな存在です。 慶良間にはこんな感じの、根 という珊瑚の塊が砂地にぼつぽつとあります。 そこでは全ての生き物が、ちいさな世界でバランスをとって生活しています。 バランスが崩れるとたちまち珊瑚まで含めて死滅してしまいます。岩の跡形もなくなってしまいます。 ちいさなちいさな存在でも、大切な一員なんですね。 チェレスタはかの有名なラヴェルのボレロにも使われています。ちいさな軽やかな音ですが、とても特徴的な音です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 6, 2016 09:32:30 PM
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