テーマ:日本の美術(182)
カテゴリ:沖縄
Recordare:思い出したまえ(F130 カンバスに油彩とデトランプ) これほどの苦しみが無駄になりませんように。 敵味方なくすべての戦火で失われた魂が救われますように。 慶良間の外地島の南に、慶良間上陸作戦で沈没した、LST-477という上陸輸送艦があります。 水深40mの海底にそっと眠るその船は、ちょうど真ん中から真っ二つに引き裂かれ、伏せたように沈んでいます。 米軍の記録によると、右舷に特攻を受けて操縦不能になったこの船は、船長の判断で数人のクルーを残して総員退艦したあと、なんとか操船して現在沈んでいる水路まで30分ほど移動して、日本軍に武器を奪われないように自沈したそうです。 失われる命に、国籍や人種が関係しますか? 僕はそうは思わない。 この船にも多くの悲しい魂を感じます。 いつだったか、この船に潜った時に、巨大なタマカイを見ました。 それはこの船とともに沈んだいのちの象徴だったのかもしれません。 僕にとってこの船は、すべての人に平和が訪れますようにと祈る場所です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 25, 2016 04:41:38 PM
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