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主婦のストレス

主婦のストレス

第二回目

2005.2.16

朝から雨・・・憂鬱になるな・・・と思いながら家庭裁判所に向った。

10時を過ぎても始まらないことに苛ついたな^^;

『Time is money!!!』

椅子に座るなり、いきなり
「今日はご主人は会議が入ったため、出席できないとのことなんですね、で、次回の日程を先に決めたいのですが、ご都合はいかがですか・・・云々」

びっくりしましたが、こちらの予定を言う。

次に私が用意して持って行った書類を2部・・それぞれに渡した。
そして内容について説明しようとしたら、
「この文書をご主人に見せても良いですか?
これを見せることで余計に溝が深まるって言うこともありますが・・・・」という。
「結構ですよ、すでに主人には伝えてあることばかりですから、これは私が夫との夫婦関係に無理かなと感じたことを書いてあります。夫が私はプライドが高いから、夫の親族との差があるという様なことを言っていましたが、私はどんなところがプライドが高いのかを知りたいのです。その資料です」と言い、説明を始めた。

女性の方の委員が、そんなこといちいち・・といったような態度を覗かせた。
何かを言うと・・「書いてあるわね」見たいな口調。

結局、私の説明は無駄に終わった。
「あなたは暖かい家庭で育ったかもしれないけど、いろいろあるのよ、ご主人はまた違った育ち方をしたから、それが普通と思っていらっしゃるかもしれないでしょ。あなたの思うようにはいかないわよ」

「私と主人と二人だけの社会だったらいいですよ、無人島に二人っきりで住んでいるのだったら、それでもいいでしょう。しかし、私たちは社会の中で生活しているし、世間の付き合いと言うものがあります、また子育てだってあります。それでは済まないでしょう」と言ったら、
それに対しての回答は無かった。

「あなたも、言いすぎの部分がありますよ」って。

「私も100%の人間ではありません。ですから、相手を気がつかないうちに傷つけることもあったかもしれませんが、悪気があって口にすることはありません。相手を困らせようとか、明らかに苛めようと思って口にするような人間ではないですよ。傷ついたなら、言えばいいじゃないですか、夫婦ですよ。私は仲良くなりたいから、自分の思っていることを伝えてるんです」

「そうよね、でも男の人ってそういうところがあるわよ」

「どうでもいい事まで言う必要な無いでしょう、でも、話し合わなければいけないときは、それなりに話をしないと話し合いにはなりませんよね」

「あなたが一人話をしようと思っても相手があることですから、相手が話し合う気持にならなかったら話し合いって言わないのよ」

「だから言ってるじゃないですか、話し合いができる状況ではないって。気に入らないことがあれば、無視する、黙る・・私もいきなり強い口調で話をしているわけではないですよ、無視されるから口調もきつくなるんです」

なんか、話しているうちに、感情的になってきたわ。

夫の親族の暴言をどうこう言おうと思っていたわけではなく、
私が辛いと思った内容を説明しただけなのに、委員の態度でムカついてきた・・から感情的になったなぁ^^;

とにかく、男とは気の利かない者、それを察しないと・・・などと言う。

「では、結婚生活の中で私の至らなかったところを聞いて置いてください。
それで私が納得するような内容でしたら、私も再度考えます。
私も気がつかないうちに相手に嫌な思いをさせているかもしれませんから。
それがはっきりしない以上、私は納得が行きません。結局夫の申し立てた理由が私にはわかりませんから」といった内容を言った。

「あなたもね、仲間に入れてもらってないとか、いちいちご主人を責めることばかり言わないで・・・云々」

***切れた・・・プチッ!!・・・***

「私は生身の人間ですよ、神様でもないです。主人の両親や義姉が私にどう見ても気分のいいはずないことを言われているのに、知らん顔は無いでしょう。思いやりという気持があれば、自然とかばうとかするでしょう。そうやって19年間過ごしてきたんですよ、夫の思いやりさえあれば私は頑張れたと思います。私も心を持った人間なんです」と言いながら涙が溢れた。

こんな人に何も言うこと無い。
何のための中立の立場なんだか・・・と瞬時に思ってしまった。

次に、別れる時の条件の話になった。
私は完全に調停委員に信用をなくしていたから、
結婚してからの私の収入を明細で示し、
「これは参考にして置いてください」と渡した。
そして、条件。
◎家は売らない、息子のために残す。そして私と息子が住む。
と言ったら委員は
「じゃ~そのローンに関してはどう思っているの?たとえば家賃だと思ってあなたが払う、ボーナス分はご主人が払うなどと言う例もあるけど・・これはあくまでも例ですよ・・過去の」

間髪をいれずに言った。
「家賃よりも、今後定年までの夫の収入は折半にするというのが条件です」

委員の顔色が変わり、
「あなた、離婚をすると言うのはあなたとご主人は赤の他人になるということですよ。子どもとご主人は親子だから、養育費ということはありますが、赤の他人の生活費まで面倒見るというのは無理です」と言った。

また間髪を入れずに答えた。
「それでは私は別れません。私は息子と自分を守っていかなければいけないんです。あくまでも申し立てたのは夫です、今後の保証も無いのに、別れることはできないでしょう。今息子は難しい年頃で、これ以上生活に不安を覚えるようなことは私にはできませんから。」

「あなた、今、ご主人はものも言わないんですよね、そんな状況で我慢できるんですか?」

「仕方無いでしょう!!!!」と強い口調で言った。

そして、
「しかし、一生懸命しても意味ないですね、何もしない・・情も無い人が一番楽で得じゃないですか。私もこれからはそういう生き方をします。よくわかりました。」と言った。

「あなたもそんなに開き直らないで・・・」だと。

「私の条件は言いました、もう来ないかもしれませんから」と言いながら出ようとすると
「そんな・・・、来ないと解決できないでしょう・・・あなた」

「何でですか?私はあくまでも申し立てられたほうです、条件が飲めないのでしたら、聞き入れないだけです」というと
「そうか・・・まぁでもご主人のほうから何か条件を出されるかもしれませんよ」

もう遅い・・・あなたは一方的に一言で否定したじゃないですかと心で思った。

私だって、もっと気持を受け入れてくれる様子が見えたら、
こんな条件は出さなかった。

私の気持を考えようともしないで、人の心を物で図るような態度を取った委員に私は全く話をする気を無くした・・・からもう何も話さない。

夫がどんな条件を出してきても私の条件を飲まない限り私は戦うつもり。

どん底を覚悟の上で、戦う気になった。

私の言い分だけかもしれない・・・けど、
私のしてきたこと、頑張ったこともすべて否定されたんでは私がかわいそう。

今の生活。

夫は自分の食べるものを買ってきてはぼそぼそと食べている。
もちろん、給料は私が管理している。
何も言わない・・・考えようによってはメッチャ楽やん。
調停委員の感覚で言うと
「あなた、それぞれに育った環境の違いがあるのよ。だからご主人にとってはお父さんやお母さんの態度は普通なのよ」でしょ。

私も思うことにした・・・一人で孤独に生活しているのもあなたの育った環境では普通なんでしょ。
私はそれを気にしてたけど、もうすること無いんだ。
あなたが思うようにしたらいい・・・私は日々それなりに今までと同じ生活をするだけ。

自分の楽しみを見つけ、何も無かったように生活するだけ。
それでは気がすまないんだったら、調停委員に次回言ってもらおう
「ごめんなさいね、私はあなたの家族の気持がわからなくって、反省してるわ、ごめんなさいね」って。

でも、もう心は開かない・・・息子が自分で稼げるようになるまで我慢して
それまでに自分の身の振り方もしっかり計画しようと思う。

今まで、自分のことも振り返り、苦しんできたことが
嘘のように晴れ晴れとした。

もう気を使わなくていい、
もう気持を注がなくていい
夫や夫の家族は私には関係ないんだから、
戸籍上の夫婦だけで、生活の保障だけしてもらえば・・それでいいんだもんね。

情なんて要らないのよ、育った環境が違うんだから・・・・上手に立ち回らないと・・・と委員が教えてくれた。


                    2005.2.16



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