ごぶさたしておりました。
ひとりで、ちょっくら広島の実家に帰ってました。
祖母が永眠いたしました。 92歳でした。
具合がわるいと 連絡が来たのが2月27日の午後。
顔を見に帰ろうとしていた矢先、28日の早朝、天に召されました。
祖母は、1940年に洗礼を受けて以来、敬虔なキリスト教徒で、
葬儀は私の母校でもある教会で執り行なわれました。
仏教でいうところの御通夜は 『前夜式』。
御葬式は 『葬送式』。
私はキリスト教徒ではないので、初めての経験です。
祖母の意向に沿って、
とても簡素で、つつましく、あたたかく、美しい 御式でした。
彼女の大好きだった 賛美歌・312番 を、みんなで歌い、
祖母の親友(やはりおばあちゃん)が
賛美歌の伴奏オルガンを弾いてくださって、
母の友人が童謡を‘献歌’としてアカペラで歌ってくださいました。
大往生だからと、涙より笑顔の御式でしたが、
その歌声を聴いていると、涙がこみ上げてきました。
御礼の挨拶回りなどを終えると、ぽっかり時間が空いたので
懐かしい街をふらふら歩き…色々と想い出しました。
今回の帰省中は色々なコトがありすぎた。
でも 東京に戻って、
また日々の中で徐々に薄れたり忘れたりしていくんだろうな…。
もちろん、おばあちゃんのことは ずっと忘れない。
口ぐせだった‘感謝の気持ち’もね。