すぃ工作室

2006/03/07(火)14:50

賛美歌 312番。

日々 ゆるり(65)

ごぶさたしておりました。  ひとりで、ちょっくら広島の実家に帰ってました。 祖母が永眠いたしました。 92歳でした。 具合がわるいと 連絡が来たのが2月27日の午後。 顔を見に帰ろうとしていた矢先、28日の早朝、天に召されました。 祖母は、1940年に洗礼を受けて以来、敬虔なキリスト教徒で、 葬儀は私の母校でもある教会で執り行なわれました。 仏教でいうところの御通夜は 『前夜式』。 御葬式は 『葬送式』。 私はキリスト教徒ではないので、初めての経験です。  祖母の意向に沿って、 とても簡素で、つつましく、あたたかく、美しい 御式でした。 彼女の大好きだった 賛美歌・312番 を、みんなで歌い、 祖母の親友(やはりおばあちゃん)が 賛美歌の伴奏オルガンを弾いてくださって、 母の友人が童謡を‘献歌’としてアカペラで歌ってくださいました。 大往生だからと、涙より笑顔の御式でしたが、 その歌声を聴いていると、涙がこみ上げてきました。 御礼の挨拶回りなどを終えると、ぽっかり時間が空いたので 懐かしい街をふらふら歩き…色々と想い出しました。 今回の帰省中は色々なコトがありすぎた。 でも 東京に戻って、 また日々の中で徐々に薄れたり忘れたりしていくんだろうな…。 もちろん、おばあちゃんのことは ずっと忘れない。 口ぐせだった‘感謝の気持ち’もね。

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