2011/06/06(月)18:59
田植え ごはん。
泣いたり笑ったり、ジタバタしながら生きていると、
とんでもない 「ごほうび」 がやってきてくれたりするのです。
それは、人だったり。
からあげ、だったり。
おむすび、だったり。
昨年の田植えも豪華メンバーでしたが、
今年の田植えも、なんだか、ものすんごい応援団が集結してくれました。
5月2日。
メンバーは、
つくばで素敵なカフェとギャラリーを営む『Shingoster LIVINGさん』
味わいのある靴をコツコツ手づくりしている『うずらさん』+お父様。
そして、スタイリストの『四分一亜紀さん』
手間と時間をかけた料理で人をトリコにする『オカズデザインさん』
豪華過ぎて、クラクラきます。
朝8時くらいから順次集合して、ひたすら植えて、いよいよお楽しみのお昼!
総勢11名でいただいた、田植えのお昼ごはん。
な、な、なんと、オカズデザインさん作。
今、思い返しても、夢のよう。
圧巻です。
御重の蓋を開けた瞬間、歓声があがった御弁当。
ものすごく美しいので、一品づつ御紹介させていただきますね。
小松菜のおひたし。
色といい、歯ざわりといい、おだしの風味といい、
背中が、そそそ~っとなるような美味しさ。
そして、この色。 見事です。
葉、1枚づつ。 茎や根っこまで、美しい。
そう、みなさん御存じ、「てっぱん」の!
映像を見て何度も「おいしそうだな~」とつぶやいていた
初音さんの、だし巻き卵です。
この焼き色、しっかりした巻き加減。
お箸で持ち上げると、ずしりと重いのに
口に含むと、ふんわりやわらかく、
じゅわぁ~~~っとおだしが溢れます。
出来上がってから数時間たっているのに、絶妙な風味と食感。
これがもう、美味いのなんの…。
くいだおれ人生34年間で、もっとも美味しい出汁巻き卵さまでした。
あぁぁ 想い出しては、うっとり^^
煎り大豆と木の芽のおむすび。
あぁぁ 美しい。
逝った大豆の食感がすごくいい。 ぷっくり。 もっちり。
カラダとアタマにぐっとくる。
おまめと木の芽が、絶妙です。
ぐぅぅ~っと、黙ってしまうような美味しさ。
そして、なんと、ひでさんが朝から2kgも揚げた鶏胸からあげ!
も~ 文句なしの美味しさ! たべごたえ! 素晴らしいルックス!
こどもも、おとなも、ウキウキです^^
こちらは、たらこおむすびかな。
海苔はもちろんパリパリを~。
鮭の味噌漬けのおむすび。
大きくて味の深い鮭が、ホロホロ登場。
奥深い味わい。 噛みしめて、いただきました。
そしてそして…
ボロボロの農作業小屋に、カッコイイ携帯自立コンロ 登場っ。
カッコよすぎる銅鍋で、お味噌汁を作って、
よそってくれたカッコイイ後ろ姿のオカズさん。
大粒のなめこと、三つ葉のお味噌汁。
一口含むと、す~っと疲れも飛んでく。
おにぎりとの相性も素晴らしく、しみじみ。
最高でした。
すべてのお料理が、身体にしみこむような美味しさで、
ひとくち食べる度に、食べものと、作ってくれた人の気持ちが、
じんわりパワーになって身体のすみずみまで届いてるのを感じた。
おむすびをほおばりながら、旦那が、ぼそっと
「農家やめなくてよかった…」とつぶやいてました。
ほんと、そうだね。
農作業のあと、みんなで笑いながらいただく
こんなに美味しい食事…
どれだけ感謝すればいいのかわからないほど嬉しかった。
多忙なスケジュールの合間をぬって、メニューを思案し、数日前から、
せっせと仕込んでくださったオカズデザインひでさん・ともさん
そして、
朝から一緒にオカズさんちで料理を仕上げてくださった四分一亜紀さんに
心から、ありがとう。
こんなに元気づけられた食事は、なかったよ。
食後のデザートは、ものすっごい濃厚風味の柑橘
…あ、名前が出てこない。
えぇっと、なんだっけ?
お決まりのネタをやって、みんなにいちいちアピールする息子。
はいはい。
さぁ、たっぷり栄養とって、元気百倍!
午後も仕事しますよ~。
ってことで田んぼに入る女子2名+4歳児。
絣のもんぺに、赤いパタゴニア。
うずらさんのこのスタイル、最高に可愛い。
うずらさん本人も、めちゃくちゃ愛らしいひと。
会うと、気持ちがほぐれます。
シャイな4歳児も、うずらさんには、よく話す。
いつも、田んぼ応援に来てくれて、ほんとうにありがとう!
オカズさんちの白い名犬「そらまめさん」
満開の笑顔で、畦道や田んぼを走る。
生きてる喜び爆発!という感じで、ぴょんぴょん跳ねてた。
そして、ひたすら そらまめさんを追いかける4歳児。
瞼に、スローモーションの映像が焼きついています。
いい光景だったなぁ。
午後の田植えのあと、カラカラに渇いた喉で小屋に戻ると…
オカズさんのレモネード屋さん(農機具小屋版)が開店。
貴重なオレンジネード!!!
瓶の中でさらに熟したオレンジの、いい香り。
新鮮な果実が、時間をかけて仕込まれ 熟成されて、
さらに丸みをおびた甘味になってる。
やわらかい炭酸がぷちぷち弾ける。
喉にやさしく、身体にすーーーっとしみこんでいく。
あぁぁ、おいしい。
こうして、素敵なひとたちと一緒に田植えできて、
美味しいごはんを笑いながら食べれる。
田んぼの神様、
こんなに いい出会いを、ありがとう。
みんなが、がんばって手植えしてくれたお米、
しっかり栄養たくわえて 実ってくれますように。
無事に収穫できますように。
これからも、みんなに美味しく食べてもらえますように。
田んぼの神様に、お願いしながら
夏の草取り、がんばるぞーーー!