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みずくらぶ。(洋楽ネットラジオ)

理不尽な出来事②~就職編~

 日本が『平成不況』と(今ほどのものではなく)叫ばれ出したのが、今から10年くらい前だと思う。バブル経済が弾け飛び、様々な分野で値崩れや下落が始まり出した頃だった。当時を振り返っても、まさか今日の様相を呈すまでになろうとは、いったい誰が予測しただろう。誰が予測できただろう。

 就職というのは、お互いの気持ちが通じないと成立しない代物。然し乍ら近年は双方のバランスが崩れ、おかしな現状になってしまっている。個人個人の気持ちの問題だといえばそれまでかもしれないが、やはり根底に蔓延る『不景気』『デフレ』などの言葉がある以上、完全に元通りにするのは難しい。特効薬も秘策もなく、半ば呆けた爺さん・婆さん、奇人・変人が屯する国会は、無駄な税金を当たり前の如く費やしている有様である。このまま黙って沈没を待つか、いっそアメリカに経済の原子爆弾でも落としてもらって「焼け野原」にしてもらった方が賢明ではないかとも思えてしまう。とはいえ、いざそうなって日本が二度目の復興ともなれば、それは歴史上の『恥』である。

 就職に話を戻して、パート1の『不動産屋編』にも記した様に、私は何も「是が非でも部屋を見つけろ!」と思っていた訳ではない。無理なら無理、それで構わないのである。だが相手が本格的な動きをしたならば、責任を以て対処するべきなのである。それができず、結果的に客を『弄ぶ』事が許せないのだ。況して彼らは開き直り「出る所へ出てもいい(裁判になっても構わない)」と言ってきたのだ。こんな事まで言われて、手付金の倍返しだけで納得ができる訳がない。詰まらぬトラウマに悩まさせる事にも繋がり、現在でもそれは続いている。そんな中で人を信用する事がどれほど大変か。どれほど要らぬ神経を使わなければならないか。

 この不動産屋の本店が神奈川県の平塚市にあるのだが、今回の「就職編」の舞台となった『湘南企画』も平塚市にある。ここはデザイン・製版・印刷までも兼ねた会社で、平塚市内の様々な媒体からの仕事を依頼されていた。そこが私に対して「面接をしたい」と言ってきたのである。ここまでに至る経緯は(事前に私が就職先がないだろうかと問いかけておいたのだが)或る写植関連企業の営業マンが、得意先の一つだった湘南企画に話を持ちかけたところ、社長が『是非一度会いたい』と言ってきた事からだった。

 当時の私は「不動産屋編」にも記した様に、神奈川県高座郡寒川町から東京の新宿区の会社に通勤していた。片道2時間以上である。毎日ちょっとした旅をしている様なもの。然し乍ら都心に家を持たず、郊外から通勤する人たちは沢山いたので、特別なものではなかった(当然私も都心に住むつもりは毛頭ない)。ただ、独り身である事、技術的な腕前が上がってきたので、そろそろ本格的に自分の時間を作りたい(即ち通勤時間を減らしたい)と思っていたので、本来就職の斡旋はしていないのだが、敢えて話を持ちかけ、運よく面接への運びとなったのである。寒川町と平塚市は相模川を挟んで隣同士の位置関係にあり、通勤時間にしても小一時間くらいなのである。誰だって通勤時間が短いに越したことはないのが本音。特に関東に住む人たちの毎日の通勤ラッシュは相当なものであり、私の気持ちはよく判ってもらえると思う。多少給料が下がっても、肉体面・精神面への負担を考えれば、少しでも近い場所で就職するのが普通である。

 そんな中で湘南企画が「会いたい」と言ってきたのだ。勿論それだけで就職が決まった訳ではない。然し乍ら相手を納得させるだけのものを持ち得ていたし、実際に面接後の情勢も良好だったので、ほぼ採用は決定的だと思っていたのである。ところが、ここでまた『2カ月待ち』の騒動に巻き込まれたのである。一般的に面接から採用・不採用通知までの期間は早くても1~2日後、遅くても一週間が限度である。それが2カ月待ちになったのである。当然そこで『湘南企画はおかしい』と思うだろう。こちらから断りを入れるのも一つの策だったかもしれない。だが先に記している様に、せっかく近場で就職できるというチャンスを自らが潰すのは相当の勇気と決意がいる。況して良好な状況だったのだから尚更潰したくなかったのである。

 勿論私は湘南企画に電話をして状況を聞いた。或る時は『他を探します』と口にした事もあった。ところがその時に湘南企画の社長は電話口で「それはちょっと待ってくれ」と懇願してきたのである。一度面接を済ませているのだから口約束だけの軽いものではない。良好な関係を築いていたのだし、みすみすチャンスを潰す事はしたくなかったから、私は『待つ事』を選択した。私と同じ境遇であれば、誰だってこの選択をした筈である。

 ところが、実の所、湘南企画は何もしていなかった。私の事が本格的に会社の議題に上ったのは2カ月後で、その一度の議論の場で不採用が決まったのである。これには私も唖然としたが、先の営業マンも同じだった。その営業マンからも「好感触を得ている」というお墨付きや同様の報告を何度も貰っていたのだから尚更である。湘南企画がどういう方針で人事を決めていたのかは判らない。確かに本来の筋道とは違う方法で就職の斡旋をしてもらっている。だが蓮っ葉な平社員ではなく、正面切って堂々と社長から就職の話を進めていったのである。それなのに結局は湘南企画に弄ばれたのだ。こんな納得できない話はない。況して彼らは私に対して何もしなかった。謝罪もなかった。賠償もなかった。

 先程も触れたが、無理ならば無理、で構わないのである。だが一度でも下駄を預ける行為に及んだのであれば、責任を持て! なのだ。それができなかったら何らかの責任を追うのが企業経営者としては当然の事ではないか。人は玩具ではないのだ。命と頭脳がある生き物なのだ。

 就職は「=生命維持」に関わるものである。仕事をして給与を貰い、それで日々の生活を維持していくのである。それほどにまで重要な事柄なのに、湘南企画は弄んだのである。どれだけ規模が大きかろうが、零細企業クラスだろうが、個人を路頭に迷わす行為は犯罪である。こうした企業を一日も早く抹殺させなければならないだけに、敢えて実名をあげたのである。とはいうものの、いい加減な企業方針なのだから今日の不況には勝てず倒産していると睨んでいる。もし湘南企画が現存しているならば、第二、第三の犠牲者を出さない為にも、訴えかけていきたいと思っている。


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