269900 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2002.09.04
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
 来シーズンから『大阪近鉄バファローズ』が「大阪バファローズ」に球団名を変更するそう。長年親しまれてきた近鉄の名前が消えてしまう事になる。新聞紙上では事実上の身売りとか書かれていて、全株式を譲渡するという訳やなくて、半分は近鉄がそのまま持って、残りの幾らかの部分をアイフルが持つという。そうなると近鉄だけという訳にはいかないから、ほな『大阪バファローズ』にしよか、という考えになったのだろう。
 近鉄という名前も全国区になっているから広告としての利用価値もそれほど見込めないというのもあるらしい。そして何よりも地元・大阪に根付く球団のイメージを残したいというのもあったようである。確かに日本のプロ野球は「企業同士の対決」という印象が強いし実際に全球団が企業名をユニフォームに入れている。最近は2軍の選手に対しても個別の企業が提供をしたりしている。メジャーリーグのマイナーに比べれば雲泥の差があるし、そういった過保護な環境が選手のハングリーさと精神的強さに著しい欠如を生み出しているといえる。

 日本のプロ野球の本拠地(フランチャイズ)は都市部ばかりに集中していて、地方にはなかなか球団を誘致する事ができない。日本ハムにしても漸くという感である。然しJリーグは地方に沢山の球団がある。それなりのスタジアムも備えているから、プロ野球にできない筈がない。唯でさえ都市部(特に東京)にばかりに集中して、毎年同じ球団ばかりが優勝すると騒がれ、マスコミ媒体もそれでばかり商売しているという歪な状況がある。確かに企業が親会社だから自分たちの都合の良い方向で経営するのは仕方がないかもしれない。然しメジャーリーグが簡単に見る事ができて、そのシステムや組織の素晴らしさが見えてきてしまった以上、企業の持ち物という観点を考え直す時期にきているのではないかと思う。

 日本ハムの札幌移転を機に、球団も地方へ進出すべきである。少しでも人口過密地域から脱する為には、プロ野球の地方移転がいちばんの特効薬である。不景気やからできひん、というのは判るが、いつまでも何もしなければ衰退する一方なのだし、ソロバンを弾く姿を如実に表わしすぎる事さえしなければ、それほど時間をかけずに資金回収は可能の筈である。それができてこその企業やと思うし、それができないと二の足を踏んでいたら、いったい都市部で何をしていたのかと疑問に思う。況して長年の経験があるのだから、どんな状況でも経営ができなければおかしい。勿論企業単体では経営は不可能だろうが、移転先の地方からの税金を使う事になったとしても国民(地元民)からみればこれほど判り易い使い道はないのだから、喜んで賛同するだろう。少し遅すぎという感も否めないでもないが、ここでの一致団結がなければ、この辛い時代は乗り切れない。

 地方にどんどん球団が移転すれば、地元意識が強くなるし、16球団にして4つの地区制にすれば(実感としては)小さいながらも各地区での優勝の可能性が高くなる。これまでのセパ両リーグだけの優勝争いとは違って、シーズン中の対戦成績が良くなくても、ディビジョンシリーズでその相手を破る可能性もあるし、そこから大きな番狂わせが生まれる可能性も出てくる。メジャーリーグでさえ下馬評のチームがディビジョンシリーズで敗れる事があるのだから、大いに白熱するに違いない。優勝はできるが、本当の優勝は簡単にはできないというシステムと、大番狂わせという可能性は間違いなくゲームを面白くする。

 ところで近鉄は12球団の中で唯一「日本一」になっていないチームである。特に昨年のシリーズでは優勝できるチャンスだった。確かにヤクルトは強かったが、あれだけの破壊力のある打撃陣がいたのだから勝てなければおかしかった。尤も近鉄は前回の巨人とのシリーズの時から根付いた「いてまえ打線」で通しているばかりで、『魅せる』試合はできるが『勝てる』試合ができないという悪しき体質がある。特に巨人とのシリーズでは3連勝しておきながら「巨人はロッテよりも弱い」という発言が相手を怒らせて、そこから一気に4連勝させられてしまった。それ以外にも近鉄の場合は縦の変化球に弱い特徴があり、その時も香田投手(当時は巨人)を中心としたローテーションに組み替えた途端に打てなくなってしまった。昨年のシリーズでは石井投手(現・ドジャース)にキリキリ舞いさせられた様だが、その石井投手がメジャーに行っても真面に勝てない投手の部類に入っている(本日漸く14勝をあげたが9敗もしている)。幸先は良かったが、逆にそれが石井投手の性格上「嘗めてかかる」事となってしまい、相手チームの研究も重なってあっと言う間に勝てなくなってしまった。その間半年かかっていなかったのである。だから近鉄もしっかりと研究して臨んでいたら、仮に一つ落としたとしても2つ目は落とさなかった筈である。

 球団名を変えるのは構わないが、やはりファンの為にも日本一を実現させるべきである。というよりは日本一を達成してから変更するのが筋だと思う。様々な事情があるにせよ、未だに日本一の経験がないというのは、経営は勿論の事、チームとしての方針を疑問視されても仕方がない。

 ドジャースの石井投手が14勝目をあげた。シーズン当初はオープン戦での不調が嘘の様に勝ちまくったが、それが逆に災いして途端に勝てなくなってしまった。石井投手の特徴は「勢い」である。勢いに乗ってしまうと手をつけられないが、それに乗れなくなると途端に崩れてしまう。日本での通算成績も勝ちと負けが五分五分の様な状態であった。確かに石井投手は球速もあり、スライダーなどの変化球も優れたものがあるが、いくらそれがあってもコンビネーション(緩急)とコントロールが備わらなければ意味がない。第一、メジャーで断トツの四球の多さは、頭を使って投球をしていない、勢いだけで投げている事を如実に表わしている。
 一方でここ最近になって確実に力を付けてきたのはエクスポスの大家投手である。横浜ベイスターズ時代はパッとしなかったが、マイナーから這い上がり、メジャーの切符を実際に手に入れてからも努力をし続けて、漸く日の目を見る事ができたと思ったら、今ではすっかり勝ち星を積み重ね、エクスポスの勝ち頭になっている。況して彼の場合は打たせてとる投球は勿論の事、強気で押せる試合では三振の山も築かせられる技術を身につけた。石井投手ほどの球速はないけれども、是非石井投手には大家投手の投球術を見習ってほしいものである。マリナーズのモイヤー投手は130キロ台のストレートで相手打者を見逃し三振に斬ってとる事ができるのだが、それは兎に角コントロールとコンビネーション、頭脳投球ができるから可能な事である。

 今年のオフシーズンに日米野球が開催される事が決まったそう。然し乍ら今年はボンズ(ジャイアンツ)選手は帯同しないらしく、もしかしたら割りと地味な全米オールスターになる可能性があるという。その中で主催者の読売新聞社がマリナーズのイチロー選手の凱旋を期待しているらしく、イチロー選手からの返事を心待ちしているらしいのだが、私が思う限りイチロー選手は帯同しないだろう。間違いなくマスコミの餌食になるし、彼は特に日本のマスコミが嫌いでもある。それに彼は彼自身の為にメジャーでプレーしているという自覚でいるし、日本のプロ野球でプレーする意味がなくなったからメジャーに行ったという身でもあるから、オフは完全休養にするだろうと思う。特に今年は打撃面での来年に向けての課題が見えてくるだろうから、それを対策する事で頭がいっぱいだと思う。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2002.09.05 10:56:28
コメント(1) | コメントを書く


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

みずくらぶ。

みずくらぶ。

お気に入りブログ

日々是好日 KotobukiNorikoさん

コメント新着

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.