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2003.08.08
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 先日、愛知県名古屋市でダンプカーが暴走し、二人の犠牲者を出す事故があった。なんでも運転していた女性は糖尿病で、急激な意識の喪失により事故を起こしてしまったという。ところが病院で調べても異常が認められず、対処の施しようがなかったという。然し乍ら現実に事故が起き、何の罪もない通行人を巻き添えにしてしまったのである。これはどうみても納得できない。いくら異常が認められなくても、糖尿病という病気が突発的な意識の喪失を齎す可能性があると判っていたのであれば、どうして免許を持たせるのか? 況してダンプカーという巨大な車を運転するとなれば、それは普通自動車の事故とは比べ物にならない程の被害を齎すのは明白なのである。運転していた女性の背景に何があるのかは判らないし、ダンプカーを運転してまでも稼ぎを得なければならない事情があったのかもしれない(そうでなければ半ば無理を押して運転などしない筈である)が、それでも誰かが止めさせるなり、別の仕事に変えさせる努力をしていれば、今回の事故はなかった筈である。先日の九州での幼児誘拐殺害事件にしても半ば煮え切らない部分があったが、この事故にしても煮え切らないものを感じざるを得ない。亡くなった方が本当に気の毒でならない。

 この手の事故に纏わる話を随分前にテレビで採り上げていた。軽自動車を運転していた女性が突然意識を失い、コントロールを失った車が路肩を歩いていた子供たちの列に突っ込み、何人かが亡くなったのである。ところが、その後の裁判の段階において、病気によるものだから責任を完全に追及できないという判決が下り、被害者遺族が憤慨したのである。どういう状況であれ、どういう背景であれ、事故は事故である。死者が出ているのだ。況して糖尿病という病気の恐ろしさを実感しているのであれば、それを無視(逸脱)した行為により事故を起こした場合には責任を追及されなければおかしい。今回の事故の判決がどうなるか定かではないが、ここ最近の裁判事例が被害者側に傾きつつあるだけに、それなりに見守っていきたいと思うばかりである。くれぐれも不慮の事故で亡くなった方々が成仏できない様な不本意な結末だけは迎えてほしくない。

 所謂『白装束集団』で今年の上半期の話題を独占した「パナウエーブ研究所」で変死事件があったという。研究所の話では九州の大学の助教授が熱中症で死亡したというのだが、騒動が静まってから数カ月経ち、代表の後日談も聞こえてこない最中、あの『オウム真理教』の様な不穏な動きがあるのではないかと思えてしまう。彼らの騒動が持ち上がった時、警察は彼らの処遇を各県の判断に任せてしまった。或る意味これで一応の決着がついたのかもしれないが、基本的に何を考えているのか判らない人間を、事なかれ主義で追いやるというのは、彼らに新たな動きを与える事にも繋がるのである。オウム真理教が数々の事件を巻き起こしたのも、未だに不穏な動きを止めないのも、事なかれ主義で放置したからである。あの時に「破防法を使うべきではないか」という論議が持ち上がったのだが、結局は中途半端に受け流してしまった。松本サリン事件で被害者の河野さんが加害者にされ、坂本弁護士一家が殺害され、地下鉄サリン事件で多くの犠牲者・被害者を出したというのに破防法を適用しなかったのである。国民の命と財産を守る為にある筈の組織が、被害者の気持ちを蔑ろにしたのである。この事実をどう納得しろというのか?

 今後「パナウエーブ研究所」がどういう動きをするか判らないが、判らないだけに強い警戒が必要ではないかと思うのである。況して代表は自暴自棄になっているだけに、内部崩壊は勿論、不穏な動きをする可能性も棄て切れない。下手すれば彼らの動きに乗じてオウムの残党が動き出す可能性だって棄て切れない。有事法案が可決されたが、日本に必要なのは外部が原因の有事ではなくて『内部に潜む有事』ではないか? この要因が元で日本が沈没したら、それこそ『歴史上の笑い話』にしかならないだろう。恥ずべき事態である……。





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最終更新日  2003.08.08 20:16:11
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