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2003.08.25
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 日本テレビの夏の名物番組となっている『24時間テレビ~愛は地球を救う~』。今年で25周年を迎えたのだが、特別なものは何一つやっていなかったと思う。正直な所、最近はこの手の番組を真面に見たいと思わなくなった。面白くないし、昨今のテレビ局全体の傍若無人ぶりを垣間見ていると、どれだけ視聴者に訴えかけようが、その背後に偽善的なものを感じさせられてしまうのである。確かに彼らが主張したい事は解るし、それによって誰かが救われるのは大いに構わない。だが、それだけ大規模な番組を掲げているのであれば、普段の差別的・侮辱的な姿勢を改めなければ本来の意味をなさない。単なる罪滅ぼしになってしまう。その罪滅ぼしに地方局は勿論の事、一般視聴者までをも巻き込まれては堪ったものではない。四半世紀を迎えた時点で、新しい方針(本来あるべき方針)を打ち出すべきである。安物の感動売りは沢山だ。

 なんでも、この手の番組に出演するとギャラが発生するという。これもフェアーではない。全員が本当にボランティアの精神でいなければ偽善である。勿論、食事や飲み物などは負担せねばならないが、仮にこの部分に関して募金から相殺したとしても誰も怒らないだろう。この部分に文句を言ってしまうのは釈迦に説法と同じである。また本当にボランティア精神で協力するのであれば、もっと素晴らしい番組作りができる筈である。24時間という長丁場では当然何処かで緩んでくる。とはいえ、そうした時間を詰まらないタレントたちの無駄な喋りに使われては番組の趣旨に反する事に繋がる。例えばテレビ朝日で放送されている「朝まで生テレビ」の様な討論番組を入れて、高齢化社会への対処や少子化への対処、医療問題などを討論させるべきである。タレントの無駄話は普段の番組の中でいつでも可能だが、人間の生活・社会に関する事柄は普段の番組では満足に議論されない。だからこそ、こうした場面を利用して徹底的に話し合うべきではないのか? 高齢化も少子化も医療費の増大も現実問題である。いま語らなければ間違いなく将来に影響を及ぼすものなのである。とても無駄話をしている暇などない筈だ。

 国政の愚かさを語るにも持って来いだといえる。夏休みだから大人だけでなく子供も見ている。大人たちの偏りがちな意見にならず、子供たちの素直な意見が飛び込んでくる。その中には新鮮かつ斬新なアイデアもあるかもしれない。勿論それらが100%実現できるとは限らないが、いくつかは実現する可能性もある。そうした意見交流が毎年行われれば、少しずつでも国政に関心が高まってくる。いまの日本にとって政治の無関心こそが政治家連中をのさばらせる元凶になっているのである。沢山の人が何処かで政治に触れる場面が必要なのである。現状の無駄話でお茶を濁す状態が続けば、ますます視聴者はそっぽを向くし、ますます政治への無関心が高まり、最終的に政治家たちの玩具(税金を収める道具)にされてしまうのだ。

 まもなく地上波デジタル放送が放送を開始する。画質・音質・性能の向上と共に、番組の中身にも現在よりも高いクオリティが求められる。先日のフジテレビの王監督への侮辱は地上波デジタル放送の幸先を悪くしている。このまま24時間テレビが偽善行為を繰り返すのであれば、とてもではないがデジタル放送の理念に適わない。世界に発する情報ソースとしても『恥の紹介』にしかならない。海外の番組を(日本の放送機関を使わず)直接見る事ができないだけに、そんな恥の情報を見させられる国民は良い迷惑である。





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最終更新日  2003.08.25 01:53:59
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