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2004.09.13
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 バラエティーやバトルトークラジオ『アクセス』など多岐にわたって出演している麻木久仁子。初めて存在を知ったのはTBSテレビの「ドラキュラが狙ってる」だった。それまで一緒だった小松千春だけではビートたけしと所ジョージを操れないと感じたのだろう。二人に有無を言わせない迫力と仕切れる能力を買われて実現したと思うのだが、確かにデビュー当時から現在の姿を結び付けられるものを持っていた。
 その麻木久仁子は日本テレビで朝のワイドショーを担当しているが、当の日本テレビは最近、視聴率操作問題で揺れた。彼女の番組で実際その問題について触れたかどうか判らない。例えコメントを口にしたとしても、事なかれ主義の権化の様な峰竜太ではカタスカシも同然だろう。
 それがテレビで不可能であれば、自身が担当しているラジオ番組「アクセス」で何らかのコメントを言うべきだった。まして番組のコーナーでニュースランキングがあり、そこにランキングされたのだから尚更である。確かに局は違うがニュース番組であり、自身がキャスターであるという自負があるのならば、視聴者をグロウする様な行為に対して、例え自分が関わっている局であっても厳しいコメントをするべきだった。そうでなければキャスターとしての意味がないし、日本テレビと不適切な関係があると勘ぐられても仕方がない。

 麻木久仁子の性格ならば、自分が携わる局が不正をしていたとなれば、
「冗談じゃないわよ。アタシは精一杯やってんのに、その裏で努力を踏みにじる事してるなんて許せない。峰竜太さんはどうでもいいけど、結局添え物としか思われてないんだったら、アタシ、降りるわよ!」
 と言うぐらいの意気込みがあると思っていた。まあ、麻木久仁子も旦那と子供がいる身分。まして教育熱心となれば多少の我慢も必要か。
 だが麻木久仁子の現在のスタンスは必ずしも褒められたものではない。キャスターとしてニュース番組に出る傍ら、ガキ向けの番組(TVおじゃマンボウ※関東ローカル)に出ているのは戴けない。今年の三月まで一緒に担当していた長野智子はテレビ朝日の『報道ステーション』へと旅立ち、レンホウは参議院議員になった。確かに麻木久仁子は週一回の担当とはいえ、そろそろ本当に進みたい道に行くべきではないか? マルチタレントという肩書で務まる程楽でもないし、甘くもない。何しろ今後のタレントに対してのお手本にならない。唯でさえ馬鹿なのに、少し人気が出てきたら「私(俺)もニュースを読みたい」と言いだし兼ねないからだ。まして某弱小芸能事務所のタレントが基礎知識もない・世の中の粋も判らないくせに平然とテレビに出て、案の定、自分のステップに利用されるだけで、長続きもしなかった。まあ、それを平然と受け入れるテレビ局も情けないし、まともにニュースが読めず、タレントに媚びヘツラウ主義のアナウンサー連中も情けないが……。
 そういえば、最近の「アクセス」での麻木久仁子のパートナーはジャーナリストの藤井誠二氏で固定されているが、同じくジャーナリストの今井一(はじめ)氏が全く呼ばれなくなったのは、やはり『(新レギュラーの)伊藤聡子は麻木久仁子より初々しい』発言の影響からだろうか(とはいえ半年近くなるのに相変わらずバタバタする伊藤聡子は何とかならないものか)。もしそうだとしたら麻木久仁子も随分な存在になったものである。





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最終更新日  2004.09.13 23:48:13
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