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新潟県の地震は衝撃的だった。夏場には大雨に見舞われたばかりなのに、今度は地震である。本当に被害や災害にあった人たちには何と言ったらいいかわからないし、亡くなられた方には謹んでお悔やみ申したい気持ちである。
近年になって地震の大きさと規模が著しくなってきた。振り返えれば、阪神大震災が引き金だったかもしれない。明らかに天変地異が起きており、それが目に見える形になってきたといえるだろう。今年は台風も過去に例がないほどの数が上陸した。来年以降も大きな天変地異が起きる可能性が高いだろう。やはり地球は病んでいるのだ。頭上では大気汚染、地下では石油採掘や核実験……長期的な地球への歪みが、確実に人間への償いを求めているとしか思えない。 現在の日本は経済の回復はおろか災害に対する策も儘ならない有り様である。先進国でありながら、ハイテクを誇る国でありながら、災害一つ満足に対処できないのは、それらを機能させるべき人間に問題があるからだ。中央(東京)で災害が起きなければ、自身の地位と金さえ揺るぎなければ、あとは野となれ山となれなのだから、毎回毎回動きがニブイのである。 日本の政治の(頭の中の)歴史は1980年代辺りで停止していると思う。そこから今日までは政策の全てが『一応やっておきました』程度にしか思えない。ハイテクにしても、大臣や重要ポストへの女性登用も、形だけで胡麻化している気がしてならない。現実に自分の亭主の下半身の管理も満足にできない人間が国土に関連するポストに陣取っていたり、ポストに就いた途端に関連分野を寝ずに勉強すると言いだしたり……総理大臣の好みが最優先された人事に加えて、単なる『お飾り』にしか見えない。プロ野球の実行委員会に以前いたオバハンもそう。70年もの歴史があるプロ野球の仕事を片手間にできる訳がないし、当人にも仕事を全うする意気込みが感じられなかった。こんな連中が国土を国政をプロ野球を守れる訳がないのだ。 案の定、様々な場面で綻びが出ているし、その為に自分の首を絞めた連中が芋づる式に出てきた。況してイラクでは初めて日本人がテロ組織に殺害された。アメリカ大統領選挙ではブッシュが再選したが、気兼なく政権を続けられるブッシュの動向次第では、イラク関連で日本の内閣総辞職も有り得る。そうなれば新潟の被災者への支援は遅れるばかりで、奇跡的ともいえる犠牲者の数が逆に激増してしまう。現時点でさえ後手後手の対応は犯罪に近いのに、まだ殆んど救済の手を差し延べていない。明日、否、今日にも雪が降るかもしれないのに、足並みが揃わないのは国民を国民と思っていないとしか思えない。 義援金も殆んど手付かずらしく、集計と配分先などが正式に決定してからでないと配分できないというから呆れてしまう。被災者の気力も体力も限界なのに、即座の対応ができないのだ。彼らは義援金という名の『香典』を準備しているのではないのか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.11.15 10:06:58
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