消化器系疾患の治療では 「食事療法」は極めて重要です。 制約=食べてはいけないもの も、たくさんあります。 食事療法の基本は、 低脂肪・高たんぱく・低残渣です。 低残渣というのは、おなかの中に残りにくい、 つまり消化がいいということです。 避けなければいけないものは、 まず動物性の脂肪、 もやしなど繊維の強い野菜、 これらは腸への負担になります。 それからアルコールや香辛料、 カフェインなどの刺激物は 腸にダメージを与えます。 それから、ゴマや海苔、植物の種などは 潰瘍(傷口)に入ってしまうのでダメです。 いちごやキウイなどもダメです・・・ それから、安い焼肉などは 質の悪い脂肪が腸に悪く、 危ないので気をつけてください。 しかし、細かく切り刻んだり ミキサーなどでかくはんしたり、 煮込んだりするなどの工夫をすれば 食べても平気なものも沢山あります。 炎症がひどい時は、食パンを豆乳に浸した パン粥や、 細かく刻んだ野菜と卵を入れた 具だくさん雑炊 などがオススメです。 出血がとまり腹痛がおさまっても その状態を維持して軌道に乗るまでは 「食事療法」を続けていかないと また再燃(再発)してしまうので油断は禁物です。 しかし、この食事の制約が ストレスになってしまったら それでは逆効果・台無しです。 なのでとにかく、工夫が大事 だと思います。 それは「楽しみ編」に詳しく記します。 |