028627 ランダム
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みずのほーむぺーじ

みずのほーむぺーじ

とうとう…

好きだと自覚してから数日
私は友達に相談した…

 彼には好きな人がいてね…
   それを相談されてたんだけど・・・

 そして、先日甘えた日の事を話した。


友達は言った
  『告白だけでもしたら???』

  好きな人がいるのに?? 
    振られるの分かって告白できるものなのか???


 学校帰りにバイト先に寄ってコーヒーを飲んで一人考えていた…
   
  告白か…
   
 『何もしなくて彼が他の人と付き合うのを見て苦しむより
         告白して吹っ切った方があたしはいいと思うよ』

 友達の言った言葉をよくよく考えてみた。
   


 確かに… 
  何もしないよりはいいのかもしれない…
 
  でも・・・
    彼には好きな人がいる…

    一緒にいるのは止めよう
      今日で最後にしよう…
  
  ご飯もまだだったので、今日ご飯食べて2人で会うのは最後にしようと決め彼にメールをした…

  

       "今学校?? 時間あったらご飯でも食べにいきませんか???"


 送信した後の返信がくるまでの間・・・
   ドキドキしながら待った

       "いいょ。今ドコ?"

  返信が意外に早かったのに驚いた。

 彼が迎えに来て、どこに行くかがなかなか決まらない…


 "どこでもいいょ"



  どこでもって・・・・ 


 ちょっと離れたパスタ屋さんに行き、ご飯中もバイトの話ばかりしていた。


 会計を済ませ店を出ると

  『今日は時間あるん??』
 
 と彼に言われた

  「え?うん・・・」

 『じゃぁ ちょっとどっか行く??』

 と言い、彼は海へ連れて行ってくれた。

 天気も良くて風が気持ちいい




 特別会話をする事もなく
  ボーっと2人で海を眺めていた


      「そろそろ帰ろっか」



   長い沈黙に耐えれず私は帰ろうと言った。


 家の近くに来た時、彼は
    『今からどうするん??』
  と聞いてきた
   特別する事もなかった私は
    「( ̄-  ̄ ) ンー 家で課題でもするかなー」

 と言ったのだが・・・・


 いつもの曲がり角で車は曲がらずまっすぐ彼の部屋へ…



 あれ?・・・ナゼここに???

  どういうつもりだろう…

 
 甘えたのはあの日だけで、あとはいつもと同じ様に接してきた

  ここに連れてきたのは一体どうゆう意味だろう・・・


 頭の中はパニックで・・・ 
  彼の部屋へ行った…


 正座をして向かい合う…


  彼が私の肩に手を置き 一言
   『後ろ向いて…』

 言われるがまま 私は後ろを向いた

 後ろからギュっとされ、更に私はどうしていいのかわからなかった…



  どうしたん???



 聞いても返事はなくただただ抱きしめられるだけで 
   彼は何も言わない…


 沈黙が続く・・・



 何?どうしたん??…何かあったの??


 『・・・・今は言えない…』

 そういって彼は何も言わない…


 今は言えないって・・・ 何を言おうとしているのか検討もつかない…

 この間の事?それとも彼女ができた??
   

 振り返って顔を見てみると 困った顔をしている
  
  彼女…出来たのかな…

 ふと思った時、彼は重い口を開いて言った


 『言うよ・・・』








   『あなたの事が好きになりました。』





   !!!!!!
    



  『あなたの事が好きになりました。』

     『付き合ってください』



  
  1時間の沈黙の後、彼はそう言った


  長い長い沈黙の後
   意を決したように彼は言った

   
     「ありがとう。嬉しい」

 
  私はそう言うので精一杯だった


    『いや・・・いいょ・・・ 無理にとは言わんし・・・』


 (; ̄ー ̄)...ン? どういうことだ??


  私の言葉は聞こえてなかったらしぃ

   私は彼の目を見てもう一度言った

    「ありがとう。これからよろしくお願いします。」



   ホッっとしたのか、その場に倒れこむ彼
  
     嬉しくて涙が出た


  
 私にとっては初めてのコトだった

   自分の好きな人が 
     自分の事を好きだと言ってくれたのは…


 告白するのに1時間もかかる人
   真面目な人なんだろうと思った


 そして 
  この恋がずーーーっと続けばいいなと心の底から思った・・・

   



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