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Mizumizuのライフスタイル・ブログ

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2008.01.25
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カテゴリ:Movie
ヒースの急死について、日本のネット上のニュースサイトでも詳しい情報が流れ始めた。CNN日本語版によると、23日の検視でも死因は特定されず、死因が判明するまでにあと10~14日かかる見通しだという。お昼のABCニュースでも同様のことを言っていた(そして、またも「ブロークバックマウンテン」でイニスに扮するヒースの映像が流れた。ほかの作品もちょっとぐらい紹介してあげたらどうなんだろ?)。

さらにCNN日本版を読むと、女性マッサージ師は22日午後2時45分ごろヒースの自宅を訪れたが、15分たってもヒースが姿を見せなかったため、ヒースの寝室に入り、意識不明のヒースを発見したとある(警察関係筋の話)。家政婦のほうは、22日午後12時半頃にヒースの自宅に到着し、午後1時頃にバスルームの電球を交換した。その際にヒースは、ベッドでシーツをかぶってうつ伏せ状態で寝ており、いびきをかいていたという。昨日読んだ英語のニュースでは意識不明のヒースを発見したのは家政婦とマッサージ師の2人だと書いてあったが、CNN日本版ではマッサージ師が1人で発見したように書いてある。単に一緒に家政婦がいたことを省略してあるだけかもしれないが。

日本の新聞は「睡眠薬の過剰摂取だとみられる」とほぼ決めつけたように書いているが、薬物の種類についてはアメリカのメディアはずっと慎重だ。昨日は「処方薬」としか情報がなかったが、今日付けのFOX News.comには睡眠薬、精神安定剤、抗ヒスタミンを含む6種類の処方薬が見つかったとあった。

ヒースが主演を演じた「ブロークバックマウンテン」のアン・リー監督は、新作「ラスト、コーション」のPRのために今日本に来ている(なんというタイミング…)。リー監督によれば、「ブロークバックマウンテン」と「ラスト、コーション」は、前者が宗教的タブー、後者が民族的タブーを描いたという意味で姉妹のような作品なのだという。

さて、その宗教的タブー作品の主役が、自身の声の役作りについて語った番組を昨日ご紹介したが、

http://www.youtube.com/watch?v=fkOpJsdjrEU

3:48から5:35のエレン氏とヒースの会話はざっと以下のとおり。
XXXX
エレン:まず最初に、イニス役でもジャック役でもいいと言われて、あなた自身がイニス役を選んだと聞いたんだけど、なぜイニスを演じることにしたの?

ヒース:えっと…

エレン:それと、なんでイニスはあんなふうに喋ってたワケ?(ゲスト爆笑)

ヒース:まず最初の質問に答えるよ。ボクは自分には、イニスというキャラクターに与えられる何があると感じたんだ。イニスは自分の内面的な葛藤を表現するのにも、ものすごく口数が少ないし、ときには直接的な暴力に訴えてしまったりする。そういうところにとても魅力を感じた。なんというか、感情を荒っぽい肉体的な表現に変えて表わすようなところが気に入ったんだ。身体や声で感情を表現するということだね。
それで、次の質問の声、それと訛り、それから口のことなんだけど、さっきキミがやってたみたいに、イニスはまるでこぶしを握るように、口を閉じて喋る。それは、彼まさにがんじがらめの人間だということなんだ。それを表現するために、どんな場面で何をやるにも、痛みをともなっているような感じを出したかった。言葉や喋りを含めてね。だから、口はぎゅっと閉じて、言葉はイニスの内面から、戦いながら出てくる、そんなふうでなくてはならかった。
で、訛りのことだけど、ワイオミング訛りにちょっとテキサスのニュアンスも入ってる。それを明確にしたうえで、2つを少し近づけようと努力した。それは、この映画では老け役も演じる必要があったせいもある。これは自分にとって大きなチャレンジだと思ったよ。それで、訛りを自分の演技の重要な要素として使うことにした。映画の最初のほうではイニスはちょっとしか喋らない。それからだんだん訛った喋り方を前面に出すようにして、情熱とかエネルギーを表現する。そのあとは、落ちぶれて、孤独で、悲劇的な雰囲気にもっていく…

エレン:なるほど、あなたが、どうしてイニス役を選んだのか、すごくよくわかったわ。本当に素晴らしかったと思う。イニスになりきるのために、あんなふうに、単に(言葉の)感情表現だけではなく、身体で表現するというふうにしたという話はおもしろいわ。
XXXX

ところで、アン・リー監督が「ブロークバック」の公開に合わせて来日したとき、「アジアでこのテーマは受け入れられると思うか」という質問に対して、「日本のOLさんは気に入ってくれるかも」とマジメに答えているのを聞いて、思わず吹き出してしまった。わかってる! どこでそんな情報をキャッチしたんだろ。ただ、ブロークバック山は、日本の「一部の若い女性」が特に好む同性愛の世界とは若干違うと思うけどネ。一方で、アメリカでは反同性愛団体からは有害映画扱いされ、ゲイコミュニティの一部からは、同性愛を「まともに」描いていないと批判されたという。

実はMizumizuは最初にこの映画を見たとき、ジャックが死んだ後、ラストシーンまでの展開がどうもよくわらかなかった。感動的であることに異論の余地はないのだが、感動的であるがゆえに、何かしら違和感があった。ジャックの死因についてが相当曖昧なままで、何かが抜けているような気がした。もっともよくのみこめなかったのは、最後の場面。1人でトレーラーハウスに暮らしているジャックを娘が訪ねてきて、結婚式に出てほしいという。いったんは「その時期は仕事が…」と、出るのは難しいというような話を始めるイニスだが、すぐに「大切な娘の頼みだから」と言って娘を安心させる。そのあと娘が忘れていった服をしまおうとして、クローゼットにかかった自分とジャックのシャツを見つめ、涙を浮かべながら、「I swear(誓って言うけど)…」と呟く。誓って、何? と、こちらが思ったところで映画は終わる。あれ? イニスは何を言おうとしたの? ワカラナイ(まあ、だいたい映画の中では、何を言っているのかよくわからない人物だったんだけど)。

字幕はこれを感傷的なまとめにすることで解決していた。「I swear…」の台詞を「ジャック、永遠に一緒だ」という言葉に集約させていたのだ。原語とここまで違うと一瞬、非常に戸惑うし、粗野なイニスにはあまりに似合わないロマンチックな台詞だから、この日本語訳を嫌う人もいるだろう。だがある意味、これはとてもよくできている。何より日本人の情緒に強く訴える感動的な言葉だし、重ね合わせたイニスとジャックのシャツが象徴するのは、まさに「ずっと一緒にいること」だからだ。この2枚は、イニスとジャックの「若き日の楽園」だったブロークバックでの最後の日、ジャックが黙ってイニスのシャツを持ち帰り、自分のシャツの内側にたくしこんで合わせ、クローゼットにずっと隠しておいたものだ。それをイニスがジャックの死後、ジャックの実家に訪ねていって見つける。ジャックの実家では、ジャックのシャツの中にイニスのシャツがあったが、ラストシーンのイニスのトレーラーハウスでは、それが逆になっている。もちろん、イニスが「自分のなかにジャックがいるように」したということだ。本当に演出が細かい。

だが、娘の結婚式に出る出ないの話をしていたシーンのあとに、ジャックに対して何を誓おうとしたのかわからない、と思った。イニスはジャックとの春先の最後の逢瀬のとき、「仕事が忙しいから、次は11月まで会えない」と言っている。ジャックが落胆して、「8月に会うんじゃなかったのか」と詰め寄ると、「8月の休暇を返上したから、今回休みが取れたんだ」と弁解していた。ということは、イニスとの8月の逢瀬は仕事を理由にダメ出ししたのに、娘の結婚式には仕事を休んででも出るといったことと、最後の「誓って言うけど…」の台詞には何か関連があるのだろうか? こういうふうに「どうも場面と場面がつながらないな」と感じるときは、劇場公開に向けてカットされたシーンがあることが多い。

これは、原作を入手するしかないでしょう。と思って探したら、なんとおあつらえむきに、原作と映画の台本(!!)がセットになったペーパーバックがある。これはスゴイ! というわけで、さっそく手に入れて読んでみることにした。

読んでみた結果、意外なことがわかった。





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最終更新日  2008.01.25 13:46:40



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