Mizumizuのライフスタイル・ブログ

2010/04/24(土)22:55

続き

Travel(フランス)(65)

おまけに横にいた男性が(コイツは、途中割り込み臭い)、「急いで日本に帰るの?」なんつって、英語でヘラヘラ韓国人に話しかけているので、「いや、彼らは日本人じゃない。彼らは韓国人。彼らはずっと後ろにいたのに、黙って他の人を抜かしてここに来た。日本人はこういうアンフェアなことはしない」と言い放っておいた。一緒にされたら迷惑だわ、まったく。「お~」などと言って黙る、割り込み臭いオッサン。韓国人は無言。思いっきりにらみつけたので、Mizumizuの先に行くことはしなかったが、にらまれても、「こいつら韓国人。日本人はこんなアンフェアなことはしない」とまで言われても、女性のほうも平然としている。本当に英語がまったくわからないのか? 若いのに、どこまでふてぶてしいのやら。 カウンターエリア内に入ったところで、別の係員が来て、「10時半出発の方はあちらに」と誘導しはじめた。10時半出発といっても、もう時計の針は11時半をすぎている。 どうやら遅れてるのは本当のよう。さっそくその係員に、予約シートを見せて、「11時半の便はどっち?」と聞くと、「あっち」と指差される。 「あっち」へ走ると、こんどは別の係員が出てきた。予約シートを見せると、今度は一転して、「もう搭乗口は閉まった。出発時間の10分前には閉まるから。あっちのカウンターに行って次の便を予約しろ」などと言い出す! はあ? だって、乗れるって言ったじゃん。 抗議すると、しれっとした態度で、「待ってるのは皆同じ。ミスフライトはミスフライト。私はコンピュータじゃない。あっちのカウンターでコンピュータに聞け」などと言う。 ゲロゲロ~。やっぱり乗り遅れたのか。絶望的な気分で、別の係員に聞いたら、またも同じことを言う。「明日の便のチケットをあそこで予約しろ」と。 心底ガッカリして、翌日の便の予約をするつもりでカウンターの前に並んでいたら、日本人の若者が5人くらい固まってやってきた。 聞けば同じ11時半の出発で、午前8時から待っていたという。Mizumizuたちより1時間も前。それなのに、最終的にカウンター前に来たのは同じ時間になってしまった。どうやらミスフライトになってしまったらしいと話すと、知らなかったらしく驚いている。 「ミスフライトで明日になるんですか? あ~あ、でも、こういう状況じゃ、しょうがないですよね。8時じゃ、ちょっと遅かったんですかね~。これを教訓にしないと」 3時間半前に来て並んだあげく乗れないと直前に言われたにもかかわらず、とても冷静に、状況を素直に受け入れている。 すっかり、明日以降の便の予約をするつもりになっていたMizumizuと日本人の若者グループ。 ところが・・・! カウンターの向こうで、 「JAL?」 と聞いてくるではないか。荷物をここに載せろと指差していて、いかにもチェックインできそうな様子だ。 エールフランスとの共同運航便なのだが、MizumizuはJALとして予約した。8時から来て待っていたという日本人の若者を当然先に行かせるべきだと思って、「JAL?」と聞くと、「いや、ぼくたちはエールフランス」だという。 なので、先に搭乗手続きをして、「乗れるの?」と聞くと、窓口の向こうで頷いている。 エールフランスで予約したという日本人若者たちは、まだ待っている。彼らが乗れるのかどうか、気になったのだが、とにかくもう出発時間を1時間すぎているので、搭乗券をにぎりしめて、「じゃあ、お先に行きます」と言ってその場を離れた。 「あ、よかったですね」と最後まで礼儀正しい日本人の若者。しかし、エールフランスの機材を使って飛ぶのに、JAL予約客のほうが優先とは驚いた。 あとで別の日本人のおっさんに聞いたら、エールフランスはしばしばオーバーブッキングをしているので、JALのほうが確実なのだという(本当かどうか、わからないが・・・)。 セキュリティの前に行くと、またここでも長蛇の列。通常なら、係員が誘導してくれるような状況だと思うのだが、今回はだれもいない。完全なる自己責任。 荷物が飛行機に来てるのに、あまりに長い時間乗客のほうが来ないと、テロ扱いで、荷物まで降ろされて飛行機が飛んでしまうかもしれない。 係員に11時半のチケットを見せると、「割り込め」と指を差す。ところが、Mizumizu母を呼びに行っている間に係員は向こうに行ってしまった。並んでいるのは日本人の団体客。なので、「すいません、時間がないので、割り込ませてください」と日本語で叫んだ。 ところが、日本人団体客の中のオヤジが、「ダメだ、ダメだ。並んでいるのは皆同じ」などとにらみつけてくる。あのさ~、こういう状況のときは、時間のない客を先に行かせるのが、むしろ常識なんだけど。団体旅行しかできないオヤジに言っても仕方ないので、「11時半の便なんです。もう出ちゃうから」とひたすらアピール。 「私たちも同じよ」と言ってくる団体客の中のオバさん。 え? そうなの。こんなに団体客が待ってるなら、大丈夫でしょう。 「あ、同じですか11時半ですね」「11時半?」と何度も聞くと、別のオバさんが、「え? 11時半? 私たちは12時半」と、最初のオバさんが間違っていたことに気づいた。 ヤッパリ!! 団体ツアー客には個人客とはカウンターが違い、チェックインはマトモに並ばなくてもできるシステムになっているのだ。ツアー客に対しては当然そうするに決まっている。なので個人客の苦労がわからないのだ。 「11時半はもうすぎてるわよ」「出ちゃったんじゃないの?」とオバさん。「いえ、たった今、チケットもらったんです。2時間以上並んでやっと。で、まだ出てないから、急いでいるんです」 ここまで話すと、オバさんのほうが物分りがいい。 「ええ~? 2時間も並んだの?」「じゃ、入んなさいよ」 と先にしてもらった。どうもありがとうございます。ついでに言うと、あなたたちの便も12時半には出ないと思います、ハイ。 割り込みさせてもらってセキュリティを通ると、なんと・・・! さっきのふてぶて韓国人がいるではないか! Mizumizuの姿を見ると、コソコソ向こうへ行ってしまった。 その卑怯な後ろ姿を見て、心底腹立たしい気分になるMizumizu。 だって この韓国人は9時より遅くきたのだ。ところがスルスル順番を抜かして、Mizumizuの後ろにつけた。怒鳴られたので、Mizumizuを抜かすことができなかっただけだ。 それがもうここにいるということは、セキュリティの行列も抜かしたとしか考えられない。しかも、8時からちゃんと並んで待っていた日本人の若者のほうは、カウンターで足止めされ、(おそらく)ミスフライト扱いで、「次」もしくは「翌日」になってしまった人が出ているのだ。 日本の若者が予約したエールフランスがオーバーブッキングをしていたのかもしれないが、1時間も前に来てちゃんと順番を守っていた日本人が乗り遅れで、遅く来て順番抜かしをした韓国人がすでに搭乗口エリアにいるなんて・・・ こんなアンフェアがまかりとおっていいものか。 いや、実際にはまかりとおってばかりなのだ、世界中で。 走って飛行機に乗り込むと、ほとんど最後の客だった。「まだ来られるお客様がいらっしゃいます」と乗務員が言っていたので、あの待たされていた日本人の若者が来るかな、と思って見ていたが、わからなかった。しかも、ビジネスもエコノミーも満席だったので、ファーストクラスにアップグレードしてもらわないかぎり、乗れたとは思えない。 日本に着いて、荷物をピックアップするときに、団体客らしいオッサンが、「満席でしたね~」などとノンキに言っていた。 当たり前じゃ~! こんな状況で、空席アリで飛んだら怒るわ。 ドゴール空港がいつ本当に「正常化」するのかわからないが、個人客はこんな不条理な状況に置かれている。 近日中に帰国予定の方、くれぐれも「早め」に行ってください。

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