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Mizumizuのライフスタイル・ブログ

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2014.03.04
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こちらの記事によると、ソチに来ていた某ジャッジが、ホームアドバンテージについて以下のように語ったという。

http://number.bunshun.jp/articles/-/792736
「まず地元の観客の応援に押されて選手が良い演技をする、ということももちろんある。またジャッジも人間ですから、会場の雰囲気にある程度影響されます。盛り上がると、つい気前よく点を出すこともあるでしょう。そして滞在して世話になっているホスト国に対して、できるだけ好意的に採点してあげよう、という心理だってあると思う」
 だがそれは、勝つ資格のない選手を無理やり押し上げることではない、と彼は強調する。
「基本条件は、選手が良い演技をすること。ここでも団体競技ではリプニツカヤがノーミスで滑って高い点を出しましたが、個人戦ではミスをして、その分きっちり減点されています。選手がやるべきことをやらなければ、ホームアドバンテージもつけようがないんです」


またこれだ。絶対評価の中に入りこみようのない「ホームアドバンテージ」が現実にはあるとジャッジが言ってしまっている。いかにタテマエが有名無実化しているかという証左だろうが、とりあえず、それはここではもう突っ込まない。

ジャッジが「好意的に採点してあげよう」と思う選手がいるとすれば、そうでない選手もいるということなのだ。まあ、実際の採点行動を見てれば、そんなことはとっくに明らかだが。

そして、ソトニコワは非常にいい演技をした。だから点が出た。

だが、彼女の演技・構成点を「異常に高い」と思った人がいたそうだ。同じ記事からの引用(アイスダンスの五輪チャンピオンの男性ペイゼラの意見)が以下。

異常に高かったソトニコワの5コンポーネンツ

「順位は、このままでいいと思います。ただ6ポイントもの点差がついたことは、納得がいかない」そう説明するのは、前述のペイゼラである。
 ソトニコワの、表現などを評価する5コンポーネンツが高すぎるというのだ。
 1月に行われた欧州選手権で銀メダルを手にしたとき、ソトニコワのフリー演技の5コンポーネンツは69.60で9点台を出した項目は一つもなかった。だがソチでは5項目中4項目で9点台を取り、74.41と5ポイント近くも上がっている。キムの74.50とほとんど点差がない。
「たった一か月でアドリナのスケート技術や表現力が、急激に上達したのか。ベテランのヨナとほとんど差がないほどの表現力が身についたというのは不思議です」とペイゼラ。そしてあれほどの演技をした浅田真央のフリーよりも、点が高いことにも納得がいかない、と主張する。


ベイゼラ氏はソトニコワ1位、キム2位という順位には異存がなく、ただ、ほんの1か月かそこら前には9点台を出した項目のなかったコンポーネンツがソチでは4つ9点台を取ったのが「異常」だと感じたらしい。

なるほど。

ソトニコワ選手の演技・構成点を「疑惑の高得点」だと断じている人たちの多くは、これを根拠としている。

だが、かつてキム・ヨナ選手の演技・構成点が急に上がったとき、非常に驚き、これでは「まるで発狂花火」と強く批判したMizumizuからすれば、何を今さら…だ。

2009年の3月の記事から引用すると、キム選手の演技・構成点は、4大陸選手権から世界選手権の短期間に、突然それぞれ0.5点から0.85点もいきなり上がったのだ。

スケートの技術 (4大陸)7.6→(世界)8.45  0.85点もアップ  
つなぎのステップ (4大陸)7.1→(世界)7.75 0.65点もアップ
演技(パフォーマンス) (4大陸)7.65→(世界)8.5 0.85点もアップ
振付  (4大陸)7.55→(世界)8.05 0.5点もアップ
音楽との調和(解釈)  (4大陸)7.65→(世界)8.15 0.5点もアップ

同じことをしてるだけなのに、こんなにいきなりすべてのコンポーネンツが上がる。こんな「異常」事態を、スケート関係者はほとんど批判も非難もしなかった。

しかも、キム・ヨナ選手の演技・構成点はこんなものじゃ済まなかったのだ。

バンクーバー五輪の前のグランプリファイナルとバンクーバー五輪のキム選手のフリーの演技・構成点。
7.95→9.05  1.1点アップ
7.35→8.60  1.25点アップ
7.75→9.15  1.4点アップ
7.60→8.95  1.35点アップ
7.80→9.10  1.3点アップ

グランプリファイナルでは、キム選手はセカンドの3トゥループにミスが出て、いい演技ではなかった。五輪では素晴らしい演技をした。だが、演技内容は同じだ。それが短期間に、こんなにも気前よく上がった。前代未聞ではないか?

ソトニコワ選手のことを「1か月でスケートの技術も表現も上がったというのか?」というのなら、グランプリファイナルからバンクーバー(この年はキム選手は四大陸に出ていないので、五輪直近の試合がファイナルになる)のときのキム選手のこともそう言わなくてはフェアではない。

ちなみに、「異常」だというソトニコワ選手のユーロと五輪のフリーの演技・構成点の上がり幅を数字で見てみると、キム選手よりは控えめだ。

欧州  ソチ五輪  アップ幅
8.65   9.18   0.53点
8.50   8.96   0.46点
8.75   9.43   0.68点
8.86   9.50   0.64点
8.75   9.43   0.68点

ユーロのソトニコワ選手は出来がよくなかった。最初の3回転+3回転はセカンドジャンプが入らなかったし、他のジャンプにもミスがあった。

欧州選手権でジャンプにミスの目立ったソトニコワ選手が、この短期間であそこまで仕上げてきたのは賞賛に値する。五輪のフリーの目立ったミスは3連続の着氷時だけ。本当に素晴らしい出来だった。

この得点のインフレが、ホームアドバンテージだというのなら、キム選手は祖国でもないカナダの五輪で、祖国開催以上のホームアドバンテージをもらったということになる。

どっちが「異常」ですか? 

今回の五輪がロシアだということで、ここぞとばかり採点を叩いている欧米メディアもあるが、元祖・納得できない高得点を出したのは誰なのか。

演技・構成点がいきなりインフレしてはいけないというルールは何もない。ただ、キム選手がこういう点を得る前は、いわば「ガラスの天井」というのもがなんとなくあり、それがだいたい習慣的に守られていた。

絶対評価だから、たとえば「スケートの技術」などは、試合によって極端に上がり下がりしない。その分、選手はたとえ小数点以下のわずかな数字であっても、上げてもらえるように技術を磨く。

その「ガラスの天井」が突然引き上げられたのがキム選手に対する演技・構成点だ。それが問題だというのなら、最初に「異常」が起こったときに、「おかしい」とスケート関係者が声をあげなければダメだろう。

バンクーバーのキム選手に対しては何も言わず、キム選手よりは実際にはインフレ幅の少ないソトニコワ選手をつかまえて、「たった1か月でアドリナのスケート技術や表現力が、急激に上達したのか」と言っても、すでに前例のあることなのだから、「そういう点も出せるのが今のシステムだ」で終わりだろう。

いや、バンクーバーのキム選手の得点についても、声をあげた人はいる。だが、それは主にロシア人で、多くの日本人はキム選手を褒め称え、得点については浅田選手の「完敗」で片づけて、精査することもなかったのだ。

当時浅田選手のコーチだったタラソワもジャッジに対して怒りを爆発させた。だが、そのタラソワを日本人はむしろ叩いたのだ。プルシェンコに対してもそうだった。4回転を跳んだロシアの偉大なる皇帝が、ライザチェクに負けてジャッジを批判したとき、多くの関係者や一般人は、「負け犬の遠吠え」と冷ややかだった。

ところがソチで、金メダルが高度なジャンプを武器にする、そしてプルシェンコ選手を心から尊敬している(天才は天才を知るのだ。プルシェンコ選手を評価できない選手など、自ら三流・四流だと言ってるようなものだろう)羽生選手に来ると、今度は「皇帝から若き王者へ」なんて言って、プルシェンコを持ち上げている。

なんと日和見主義の国だろうか。4年たって流れは変わった。その流れを作ったのは間違いなくロシア。そこにうまく乗ったのが、カナダ人コーチについた日本の天才ジャンパー・羽生選手なのだ。

バンクーバーと同じ価値観、「トータルパッケージ」なんたらで、プログラムの完成度をジャッジが勝手に高評価したり低評価したりする採点の傾向が続いていたら、4回転サルコウでコケ続けている19歳の若者に金メダルのチャンスはなかった。

ロシアから吹いた風、カナダのもつジャッジングシステムに対する理解力(と恐らくは影響力)。周囲のサポート。本人のたぐいまれな才能とコンディション。それに対する他の有力選手のコンディション。4年に1度しかないイベントで、すべてがうまくはまったのが羽生選手だったのだ。

女子では、それがソトニコワ選手だった。

さすが、ロシア。カナダと韓国が何年もかけて下地を作ってやったことを、彼らよりはるかに短期間でやり返した。

いえ、もちろんロシアのスポーツ相の言葉を借りるまでもなく、「権限はロシアにはなく、ジャッジがルールに基づいて判断した結果」ですけどね。

こんなシナリオは、ジャッジには書けない。今のジャッジは、「スーパーのレジ係」に喩えられるほど、権威が落ちている。ジャッジを指導する立場の人間が流れを作り、優れたコーチがそれに合わせて指導をする。そして、なんといっても、それに応えられるだけの才能をもった選手がいなければできないことだ。

ソトニコワ選手は「伏兵」だったのか? いや、ソトニコワ選手はロシアの本命だった。仕上がりが遅かったのが、ロシアにとってはむしろ誤算だったかもしれないが。

スケート経験者にはわかっている人もいたようだ。こちらの記事。
http://blogs.yahoo.co.jp/sawakichi_job/archive/2010/12/20

3年以上前の記事だが、ソトニコワ選手は、「ジャンプを劣化させなければメダル間違いなし」とある。関係者の間ではそのくらいの逸材として評価されていたということだ。確かにここ数年、ソトニコワ選手はジャンプが不安定だった。だが、それを安定させて金メダルを獲った。

決して伏兵のタナボタ勝利ではない。それがわかったスケート関係者もいる。

「ロシアは勝つための準備をがっちりしてきた」(ストイコ)。

<以下、後日>





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最終更新日  2014.03.05 03:50:31
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