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カテゴリ:Essay
【3167】 ウイダーインゼリー マルチミネラル グレープ味180g【6個単位でご注文下さい】【36個で1ケース 1ケース送料600円2ケース送料700円】【北海道は別途500円送料加算】 このごろ、安いものはやたらと安く手に入る。だが、粗悪品も多い。それは分かってはいるのだが、ちょっとした電化製品やOA機器なら、安くてもそこそこ使えるだろうと、どこかで信じている部分もある。 だが、どうやらそれもほとんど根拠のない、時代遅れの信仰になりつつあるのかもしれない。そう思わせる出来事が立て続けに起こった。 1つはAnkerという、どこの会社かもよく知らないところから通販で買ったウルトラスリムBluetooth ワイヤレスキーボード。これを買おうと思ったのは、Asus社製のノートパソのキーボードのエンターキーとMキー、それにスペースキーが反応しなくなったためだ。 タブレットのようにも使えて、モニタにキーボードを表示させればどのキーも打てるのだが、それだと入力のスピードが落ちてしまってストレスになる。キーボードの3つのキー以外に大きな不具合はないので、買い替えるかわりにワイヤレスキーボードでしのごうという発想からだった。 Asus社製のノートパソは、そもそも初期の段階から接続のトラブルが多く、USBポートが反応しない、なんてこともあった。ネットで解決法を調べたらUSBを全部はずして再起動させれば直る、みたいな記述があり、やってみたら本当に直り、しかも、だんだんそのトラブルは少なくなっていった(ように思う)。クレームすれば修理してくれるのだろうが、格安製品を作る会社なので、交換ではなくあくまで修理。時間もかかるし、修理したら直るという保証もない。 トラブルが起こるたびにネットで調べて、なんとなく解決できて、そのまま使っていたが、3年ぐらいでとうとうキーボードの3つのキーがいかれてしまい、それは直せなかったというワケだ。 で、Ankerから持ち運びの簡単そうな小さいワイヤレスキーボードを2000円弱で買って、Bluetooth 接続でつなげ、使い始めたのだが、どうも数字の上の記号がズレたり入力できなかったりというトラブルがあった。8の上の記号は( のはずなのに、なぜか )になってしまったり、@マークが入力できなかったりというトラブルだ。 しばらくそのまま使っていたが、自然治癒する気配もないので、メールでAnkerサポートにクレームした。サポートからは「他のデバイスでも同じ症状が出ますでしょうか」などと聞いてくるので、面倒臭いと思いつつ、他のデバイスにもつなげてみたが、やはり同じだった。 で、交換ということになり、新しい製品が送られてきた。 だが、結局新しいものでも、同じトラブルが最初から出た。念のためAsusのノートだけでなく、Dellのノートにもつないでみたが、同じだった。 どう考えても不良品じゃないの? しかし、もともと非常用だし、Asusのノートがそもそもあとどれくらい持つのかも分からないし、記号は別の方法で入力することもできるので、「もういいです、ちょっと不便ですが、まったく使えないわけでもないので、このまま使います」と言って済ませた。またわざわざ返品して、もう一度代替品を送ってもらうのも、2000円ばかりを返金してもらって別の新しいキーボードを買うのも面倒だったから。 もう1つは、SEIKOのアナログ目覚まし時計。旅行用にと買った1000円前後の、これまた安物。しかし、買って1か月もたたないうちに遅れだした。電池のせいかとも思い、電池交換して様子を見ていたが、やはりかなり遅れる。まあ、一晩で大きく遅れることはないから、必要な夜は、寝る前に合わせればいいのだが、さすがに面倒だ。だいたい、こんな単純なクオーツが、なんで最初からこうも調子が悪いのか理解できない。 思いっきりMade in Chinaと書いてはあるが、一応SEIKOブランドで売ってるモノだ。同じような目覚まし時計で、古いCASIOのも持っているのだが、こっちはいつ電池を替えたのか、記憶にないぐらいほったらかしで使っているが、ほとんど狂わない。 面倒だな~と思いつつも、保証書を引っ張り出して、SEIKOのサポートに電話した。先方は一応電池の古さを疑ったようだったが、別に電池には問題はない。で、交換してもらうことになった。 送り返すと、1週間もせずに代替の新品が送られてきた。きのう受け取ったところだが、今のところ順調に動いている。これがまた1か月たってどうなのかは、分からないけれども。 というわけで、安物で手軽に間に合わせるつもりが、サポートとのやり取りや送り返す手間などなど、案外面倒なことになった。と、同時に疑問に思ったことがある。 こんな安いもの(1000円前後と2000円弱)で、サポートの時間を取ったり、新品を用意したり、回収品や代替品の送料を負担したりして、儲かるんだろうか? もちろん、不良品がごくごく僅かなら問題ないかもしれないが、Mizumizu「だけ」にたまたま、その「ごくごく僅か」の不良品がこうも連続して当たるものだろうか? なんとなーく、だが、けっこう不良品は多いんじゃないんだろうか。買ったほうが保証書をどこかにやってしまい、安いものだからと諦めているパターンも多い気がする。 不良品の交換というコストリスクも含めて値段を設定してるとすると、相当に安く作らないとメーカーとしてはワリに合わないはず。安く作って大量に売らないと。 かくして、安かろう悪かろうの商品が巷にあふれるということか。 1000円や2000円でそこそこのものが買えるのはありがたいと言えばありがたいが、頻繁に不良品をつかまされるのでは、全然ありがたくない。かつての日本はこんなことはなかった。 そういえば、パソコンやその周辺機器も安くは買えるようになったが、もたなくなってきた。パソコンもモニタもルータも、最近の寿命は5年ぐらいだろうか? パソコン類で何が面倒って、買い替えたときの設定だ。買い替えの頻度が短くなったおかげか、コンピュータ音痴だったMizumizuもだいぶ慣れてきて、つないだり設定したりがさほど苦ではなくなってきた。 手頃な価格でモノが買えて、さらに一度買えば10年は放っておいても使える…なんてことには、もうならないのだろうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.03.27 19:24:14
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