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Mizumizuのライフスタイル・ブログ

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Travel(タイ)

2009.08.31
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カテゴリ:Travel(タイ)
<きのうのエントリーから続く>
さて、チェンマイ最終日。

飛行機は夜遅かった。7時半ぐらいまで旧市街で過ごし、そろそろ、ホテルで荷物をピックアップして空港へ行こうかと・・・

Mizumizu「荷物フロントに預けてあるし、ソンテウに交渉して、1度チェディに寄って荷物積んで、そのまま空港に行ってもらわない?」
Mizumizu連れ合い「そうだね~」
Mizumizu「いくらぐらいまでなら払う?」
Mizumizu連れ合い「100バーツぐらいまでかね~」

ターペー門からホテルまで2人で40バーツ。そこでいったん降りたとして、市内のホテルから空港までは、現地の人なら50バーツで行くらしいが、それで計90バーツ。

だが、ホテルの前であらためてソンテウを拾うとなると、もっと高くなりそうだ。だったら、1台のソンテウでホテル、空港と行ってもらったほうがいい。

チェディは小さなホテルで、だいたいチェックアウトした客の荷物は、車寄せのまん前にあるベルボーイ・デスクでやりとりしてるから、たぶん積み込みもすぐだろう。

さっそく、ターペー門でソンテウを止める。

「チェディ・ホテル、わかる?」
わかる、と運転手。
「ホテル、それから空港、いくら?」
あまり英語が得意そうでない運転手、ちょっととまどったように、
「いくらなら払う?」
と逆に聞いてきた。
「そっちで決めて」
と言うと、
「100バーツ」
予想とピッタリ。
一発でOKして、乗り込む。

しかし・・・!

ソンテウで相乗りになったことはほとんどないので、単純に貸切と思い込んでいたのだが、乗ってみたら先客が1人いるではないか。

こざっぱりとしたお洒落なスカートをはいた、色白の女性。柄入りストッキングにパンプスというのは、チェンマイではめずらしい。おまけにハンカチで口をふさいでいる(ソンテウは客席の空気が悪い)。青山あたりを歩いてそうなお嬢様タイプ。こりゃ、日本人だな。

勝手に決めつけ、
「こんばんは」
と日本語で挨拶したら、「は?」という顔をされた。

しまった。

あわてて英語で、「どちらまで?」と聞き直す。

「シャンハイ・ロード」
聞きなれない通りの名前だ。
「シャンハイ・・・?」
「あなたは?」
「チェディ・ホテル」
「ああ、同じ方向よ」
にっこりと笑って言われたので、ほっとした。これでとんでもない方向だったら、時間が読めなくなる。チェディがすぐわかるということは、現地の人なんだろうな。

安心して座っていたら、なんとソンテウが途中でスタンドに入っていくではないか。

――え~っ。

よりにもよって、こんなときに給油!?

おまけに、ここはタイ。スタンドに入ってもなかなか店員が出てこない。

あ~、空港までどのくらい時間がかかるかよくわからないのに・・・

待ってる時間が何10分にも思えた。

なんで・・・
車内からみたスタンド
思わずカメラ出して、写真撮っちゃいました。

ノロノロと作業を終え、ようやく走り出すソンテウ。途中でお嬢様を降ろし、やっとこれで貸切。

Mizumizu「また別のお客さん拾わないでしょうね~」
Mizumizu連れ合い「もう乗ってこないと思うけどね~」

ソンテウは一応乗り合いなので、運転手が乗せるつもりになれば、相乗り客が来ても文句は言えない。

でもま、100バーツと余計に払ってるから、融通は利かせてくれるでしょう。

ソンテウがホテルに近づいてきた。

すると、信号待ちで運転手が降りてきて(!)、こちらに、「ホテルの中には入れるのか?」というようなことをタイ語で聞いてきた。

チェディ・ホテルの敷地内の車寄せには、客を乗せたソンテウは入ってかまわないのだが、中には知らない運転手もいて、ホテルの前の道路で降ろされたことが1度あった。

連れ合いが、なんとなく言ってることを理解して、「オーケー、オーケー」と窓越しに叫ぶ。

見事信号が青になる前に席に戻った運転手は、そのままソンテウを走らせ、チェディ・ホテルの中へ入った。

しかし、入ってもいいのかどうかを事前にちゃんと確認するとは、なんとも律儀。

エントランスにソンテウが停まると、荷台客席から連れ合いが飛び降りる。すぐ横にベルボーイ・デスク。

ベルボーイの仕事はとても速かった。

荷物を積み込み、チップ(20バーツ)をわたすと、おんぼろソンテウの荷台客席に座ってるMizumizuに、最上級の笑顔で合掌して挨拶するベルボーイ。

下から目上げられて拝まれると、なんだかこっちは、仏壇に入ったような気分(笑)。

まだ、ちょっと早いよね。

しかし・・・

タイ人の「微笑みパワー」は、ホントにスゴイ。

「日本人だって、お世辞笑いは相当なもんでしょ、そんなに違うの?」
と思ったアナタ!

タイ人の微笑みはレベルが違います! 

顔の筋肉全体を使った、相手を包み込むような満面の微笑みは、到底「お世辞笑い」には見えません(でも、本当はお世辞笑いです)。

しかも、老若男女、すべからくこの「微笑みパワー」を発揮するんですねぇ~。

日本人は勝てません。

さすがに微笑みの国。

何に向かって微笑んでいるかを深く追究しなければ、最高に居心地のいい国です。

さてさて…

荷物を積み込んだソンテウは、ようやくスピードを出してチェンマイの街を出て行く。

Mizumizu「もうお客さん拾わないよね~」
Mizumizu連れ合い「ここで乗る人もいないと思うけどね~」

予想どおり、道でソンテウを探してる風の通行人はいない。

本気モードで走るソンテウ。荷物を積むとき、やや慌て気味のMizumizu連れ合いの姿を見て、察してくれたのかもしれない。

しかし、排気を巻き込むつくりのソンテウの荷台客席は、本当に空気が悪い。空港には20分ぐらいで着いたが、エアコンの効いたメーター・タクシー(おそらく空港まで150バーツ?)で行ったほうが、肺にはよかっただろう。

なにはともあれ、無事に空港に着いた。

めでたし、めでたし。

チェンマイの空港は、一応国際空港なのだが、免税店はさびれきっている。

ずいぶん長く売れてなさそうな、マカダミアナッツ入りチョコレート(包装の絵柄だけタイ風で、作ってるのはアメリカ)を、片言の日本語を話すお姉さん店員が、日本人の中年オヤジに、

「3箱買えば、お得です」

と売りつけていた。

「はこ」の発音が、「パコ」になったら、

「パコだってよ~」
「パコパコ、バコバコ、ウヘヘヘヘ~」

と無礼な上に、下品な日本の恥。

3箱といわず、30箱でも売りつけてください!

日本のオヤジのこういうタイの女性蔑視の態度、本当に脇で見ていて恥ずかしい。
タイの皆さん、白人ともども、ご迷惑をおかけしております。
今日もこんな最低の日本人と付き合ってくれてありがとうございます。

追記:タイバーツのカードレートはVISAでもJTBでも大差なかった。ユーロやドルだとJTBのほうがいい。チェンマイではJTBはほとんど使えるところがなかったので注意。現金の両替は、必ず現地タイでやろう。ちなみに、今回現金の為替レートもカードでの為替レートも2.8円で大差なかった。これがユーロやドルだと、現金の両替よりカードの為替レートのほうが有利。






最終更新日  2009.09.05 14:55:09


2009.08.30
カテゴリ:Travel(タイ)
チェンマイでの庶民の足「ソンテウ(乗り合いタクシー)」。
ソンテウのお迎え

行く前は、簡単に拾えるのか不安だったのだが、行ってみたら街中では流しのソンテウが頻繁に走っていて、見つけるのに困ることはなかった。

「ソンテウというのは一定の範囲を往復してるので、目的地が遠い場合は、終点まで行って乗り換えるといい」と難しいこと書いてるブログもあったのだが、これは相当のチェンマイ通のやること。短期滞在の旅行者は、ソンテウがどこで折り返してくるのかなんてわからないし、そこから目的地方面に向かうソンテウをどうやって見つけるのかもわからない。

それよりは、多少割高でも貸切をオファーしたほうがいい。

ただ、「たとえ近距離でも、方向に注意」――この事前情報は役に立った。貸切で値段交渉する場合は別だが、進行方向と逆方面には、距離的に近くても行ってくれない。

特に方向・方角にヨワイ婦女子の皆さんは、注意しましょうね。

貸切したのは3回だが、ガソリンクーポン付きの店回りが安くすんだのは例外としても、500バーツで半日(郊外のエレファント・パークまで往復)のときも、400バーツで数時間のときも、運転手はホクホクで、彼らにとって貸切が悪い仕事でないことは明らかだった。

しかし、そんなに得な仕事なのかな?

たとえば、エレファントパークまでは、ゆっくり走ったとはいえ、小1時間かかった。途中多少寄り道して往復したので、ざっくり見て走行時間2時間。走ってるよりは待ってる時間のが長い。

市内近距離で1人20バーツとして、500バーツということは25人乗せなければならない。あとは時間。走行時間は2時間だが、待ち時間も入れれば半日つぶれる。人数だけ考えたら、半日で25人というのは、そんなに無理な数字でもなさそうだ。

だが、市内を走り回って半日で25人乗せるというは、案外大変なのかもしれない。信号の多い市内だとストップ&ゴーの繰り返しになり、燃費も悪くなる。

タイというのは、ガソリンが実はそれほど安くない。日本よりわずかに安い程度だ。物価に比べてガソリン代は非常に高いと感じた。

それなら、待ち時間が長くても、確実に500バーツになる半日貸切のほうが有り難い仕事なのかもしれない。

こちらにとっても、帰りの「足」を心配しなくていい半日貸切を、たった1500円程度でやってもらえるのなら、何も文句はない。

女性だけでチェンマイに行った日本人が、物凄く乱暴な運転をされて不愉快な思いをした・・・ という体験を書いているのを読んだが、今回Mizumizuは男連れだったせいか、そういう「女性を甘く見た嫌がらせ」的なことは皆無だった。

女性だけの旅行はどうしても、そうした不快な目に遭う確率は高い。弱い者、弱そうに見える者は軽んじられる。それが世界というものだ。

吹っかけもほとんどなかった。一番高かったのが、40バーツ(120円)で行く市内を80バーツと言われたこと。これだって「吹っかけ」というほどのことですらない。

トゥクトゥクの「吹っかけ」も、「着いてみたら倍の値段を言われた」と書いてる人がいたので少し警戒していたのだが、まったくなかった。

ターペー門からワロロット市場(距離的には非常に近い)まで、ヒマそうなトゥクトゥクのおじさんが声をかけてきたので、「40バーツなら乗る」と言ったら、ややしぶしぶながらOKした。

そうそう、1度チェディ・ホテルで、旧市内まで「60バーツ」と言ってきたトゥクトゥクの青年がいた。「40バーツ」と言ったのだが、「50バーツ」と頑固なので、断った。すぐに流しのソンテウをつかまえて、40バーツで行ったことは言うまでもない。

ワロロット市場で客待ちしているソンテウに声かけられて、「チェディ・ホテルまで」と言ったら、「60バーツ」と言われたこともある。当然「40バーツ」と交渉したが、シブるので、断って、流しのソンテウを拾って、もちろん40バーツで行った。

こんなふうに、せいぜい言ってくるとしても20バーツ増し(60円)。断って流しのソンテウを見つければ、ちゃんと40バーツで行く。

むしろ、客待ちして「60バーツ」と言ってくるソンテウは使わないほうがいい。「外国人は60バーツで行く」ということになれば、それが相場になって、だんだん高くなる。

この便利なソンテウ、だがしかし、何度も書いたように、乗り心地は最低。それに結構危険でもある。

まずは、入り口。
ソンテウから見た車内
後ろから、この荷台(笑)にヨイショっと乗り込むのだが、天井が低いので、最初に乗ったときは、まず間違いなく頭をぶつける。気をつけましょう。

座席はこんな・・・
こんなボロ
レトロというのか、単にボロボロというのか・・・ ちなみに、もうちょっとマシなソンテウも多いです。個体差あり。

運転席と荷台客席の間には、仕切りがあるので、基本的に運転手と話はできない。

そして、この客席も、とってもアブナイ。
ソンテウの座席
座席と壁の間に三角形の金具が出ている。ここ、1度は必ずお尻をぶつけて、「イタッ」となる。

勢いよく座って腰骨ぶつけたら、相当痛いこと間違いなし。気をつけましょう。

旅行者は、ソンテウに乗る前に、運転手に行き先を告げて、運賃を確認するといい。現地の人は黙って乗り込んで、降りたい場所でボタンを押して運転手に意思表示をするみたい。

便利で安心なソンテウがすっかり気に入って、メーター・タクシーは結局、空港からダラ・デヴィに行くときに1度使っただけ。

本当にタクシーは走っていない。

<続く>






最終更新日  2009.08.31 17:49:46
2009.08.29
カテゴリ:Travel(タイ)
RELAIS & CHATEAUX(ルレ・エ・シャトー)」は、わりあい信頼している。この審査の厳しいフランスの会員組織に加盟しているホテルやレストランで、ハズレたことはめったにない。

フランス以外でも、たとえばドイツのリンダウのHotel Villinoなどは、小さいけれど心に残るホテル&レストランだった。リピーターになりたいと思わせてくれるホテルというのはめったにないが、Villinoはその1つ。

チェンマイの旧市街の中にあるラチャマンカーが、「ルレ・エ・シャトー」のメンバーだと聞いたときには、「チェディ」とどちらにするかかなり迷った。

結局、チェディにしたのは、値段が安かったこと(高速インターネットの料金がチェディは無料、ラチャマンカーは有料というのも響いた)と、古い寺の多い旧市街は、夜になると寂しそうで、ナイトバザールに近いチェディのほうが賑やかでいいのではないかと思ったことだ。

だが、チェディのレストランは、先日も書いたように値段のわりには魅力がない。ラチャマンカーのほうは、どの日本語ガイドブックにも、チェンマイの美味しいレストランとして紹介されている。

そこで、1度ディナーだけラチャマンカーのレストランで取ってみることにした。

ラチャマンカーは、ワット・プラ・シンのすぐ裏にあった。路地の奥で、緑に囲まれ、とても静か。クルマがびゅんびゅん行き交う大通りに面したチェディとは大違い。

中国風だとは聞いていた、しかし・・・
ラチャマンカー
クロサワ映画あたりの日本の戦国時代も、ビミョーに入っているような?

チェディも"The Leading Small Hotels of the World"に選ばれているくらいなので、規模は大きくない。しかし、ラチャマンカーのほうは、もっと小さなホテル。

ロビーらしき場所もなく、とても入りにくい。

だが、レストラン利用だと告げると、快く通してくれた。

いくつかレストランがあるのかと思いきや、1つしかなく、そこでインターナショナル料理もタイ料理も一緒に出すのだという。

うっ・・・

いきなりヤな予感。

タイ料理とインターナショナル料理のどちらも出す店のシェフより、タイ料理だけを出すレストランのシェフのほうが、絶対的に腕がいい。この原則はバンコクでもチェンマイでも変わらない。

ということは・・・?

でもまあ、ガイドブックでは有名レストランだということになっているし、試してみないとなんとも言えない。

レストランは・・・
ラチャマンカーレストラン
案外狭かった。このほかにも中庭に面したテラス席がある。

普通は外を好むMizumizu+Mizumizu連れ合いだが、池のある中庭のテラス席に夕方座ったら蚊の攻撃を受けそうなので、エアコンの効いてる中の席にした。

インテリアを見ても、やっぱり中華風。
らちゃまんかーレストラン室内

そりゃ、北タイは、中国文化の影響を南タイよりも受けているし、チェンマイの人を見ても、中華系と混ざったような顔立ちの人が多い。

そうは言ってもチェンマイはタイ。そして、短い間とはいえ、アユタヤ、スコータイと勢力を3分していたランナー王国の首都だった街。

なのに、なんで中華風なワケよ?

チェデイは、明らかに日本風だった。この2つの比較的新しい高級ホテルに共通するのは、ターゲットにしてるゲストが欧米人だということ。

実際、宿泊客のほとんどは白人だった。

違和感ないのか? タイに来て変にモダンな日本風やら中国風の高級ホテルに泊まって・・・

ないんだろうな~。欧米人にとっては依然として、アジアと言えば、中国もタイも日本もごった煮状態なのだろう。

「どこから来たの?」
「東京」
「ああ、中国ね」

一般の欧米人の理解なんて、まぁ、こんな程度。ローマの大学で現代美術を教えているイタリア人の友人が日本に来て、私を見て合掌して挨拶したときは、ど~しようかと思った。

タイ人は一般人も合掌して挨拶するけれど、日本ではそうやって挨拶するのは、お坊さんだけ。食事のときに手を合わせる人はいるが、普通の人に向かってはやらない。むしろ、合掌なんてされたら、文字通り「仏様(死人)」になった気分になる。

そう説明すると、ビックリしていた。

一体どこで「日本で挨拶は、合掌して礼をするもの」という勘違いがインプットされたのやら。

さてさて、ラチャマンカーの食事だが・・・

メニューを見たら、2人分のセットメニューがえらく安い。700バーツだったか800バーツだったか、とにかく、料理5品にデザートがついて2000円ちょっと。

「これは、コース1人分の値段? 2人で食べたら倍になるの?」
と確認するMizumizu。

2人で食べてその値段だと明言するウエイトレス。ラチャマンカーのレストランで美味しいと聞いた「レモングラスのサラダ」も、ちゃんと入っている。

「じゃあ、それで」
「スパイシーにしますか」
「いや、スパイシーにはしないで」

このお願いが失敗だったかもしれない。

というのは、こういう西洋人向けレストランというのは、はじめっからたいしてスパイシーではないのだ。

それをさらに「スパイシーでなく」してもらったせいか、料理全体がボケたような味だった。

ラチャマンカの食事
食器は中国風、料理にはラオス風のものも入っている。どうも全体的にタイ料理という感じがしない。楽しみにしていたレモングラスのサラダも、どうにもパンチがない。

これって、どこかで食べたような気がする・・・

そうだ、フランスの東南アジア料理!

この「ぼわ~んとした味」は、まさしく、フランス人好み。

そういえば、中央のカレーにやたらデッカイ、骨付き肉の塊がど~んと入っている。
カレー
こういうのも、明らかに白人のための料理。日本人は骨付き肉をむしろ嫌う人も多いが、白人にとってボリュームのある肉は、体に欠かせないタンパク源。

日本に来ると、薄い牛肉しかないのがイヤだ、ど~んと塊になった肉を食わせろ――そう言い出す白人は多い(ちなみに、黒人には友人がいないのでわからない)。

だ・か・ら、ルレ・エ・シャトーなのね。

しかし、ラチャマンカーは、Mizumizuにとって初めての「相当期待はずれのルレ・エ・シャトー」になってしまった。

セットメニューにしたのが悪かったのかなぁ。アラカルトなら美味しいものがあったのかも。

しかし、もう1度試す気にもなれない。

ラチャマンカーにもう1度行くぐらいなら、カオソイの別の名店を探したい。それなら市内だって100バーツ、ファーハム通りなら30バーツですむし。

ただ、次回宿泊するにはいいかもしれないと思った。旧市街の中を朝早くちょっと散歩したりできそうだ。

タロイモとココナッツミルク
デザートは、タピオカココナッツならぬ、タロイモココナッツ。甘いココナッツミルクの中に、ほっくりした芋が入っている。

これはこれで、美味しい田舎料理という感じ。

例によって、お酒のダメな連れ合いに合わせて飲み物はスパークリングウォーター。トータルで960バーツ(カードで払って2686円)と、日本のレベルで考えるととても安かった。

しかし、ラチャマンカーは「見ると聞くとじゃ大違い」の点がもう1つ。

大人のための落ち着いたホテルにしたいので、小さな子供連れの家族は泊めない――と聞いたのだが…

隣の席に、思いっきり落ち着きのない10歳ぐらいの白人の男の子がいた。

じっとしてられないのか、ウロウロと立ち上がる、食器をガタガタ言わせる。おまけにその父親とおぼしき白人のオッサン、酔っ払ってるのが、「ガハハ、ガハハ」とすごい下品な大笑いを響かせている。

あれだけ飲んでるってことは、宿泊客だと思うのだが・・・

楽しい家族の団欒に水を差したくなくて、しばらくガマンしたのだが、あまりにオッサンの笑い声がうるさいので、ついに連れ合いがギブアップ。ウエイターにこっそり話して、席を替えてもらった。

こんな下卑たオヤジがいる高級レストランはタイでは初めて。日本では、たまにあるが(苦笑)。

でもって、席を替わったら・・・

そのすぐ後に隣に座ってきた4人組が、なんと!

チェディのプールで会った、香港かシンガポールあたりの中華系の金持ちのドラ息子(←見かけで勝手に想像)2人と彼らに買われたハイティーンのタイボーイ(←これも見かけで勝手に想像)2人。

同じチェディに泊まって、同じラチャマンカーに食事に来るとは・・・

みんな案外やること同じなのね。明日はエレファント・キャンプですか?(笑)

食事のあと、ホテルのショップはどんなものか見せてもらったのだが、並んでる商品は、怪しげな古美術品が主。冷房さえ入っておらず、Mizumizuたちが来て慌ててエアコンのスイッチを入れている。

ここもよっぽどお客さん来ないのね。

「チェディ・ホテルに帰りたいので、タクシーかソンテウを呼んでもらえる?」
とフロントの男の子(1人しかいなかった)に聞いたら、
「タクシーは、フィックスレートで150バーツです」
との答え。どうやらチェディのようにソンテウ拾ってくれるってことはしないらしい。大通りに面してるチェディと違って、ここは路地の奥で、ソンテウはホテルの前を通らないから仕方ないだろう。

それなら、自分でちょっと歩いてソンテウを探そう。

タクシーを断って、暗くなった路地に出ると、ホテルの目の前の小さな店に赤いソンテウが駐車してある。運転手はいないので、店の人に、
「これはソンテウ? チェディ・ホテルまでいくら?」
と聞いてみた。
すると、答えは、
「80バーツ」

タクシー150バーツから、70バーツ下がった(苦笑)。

しかし、市内なのに、80バーツは吹っかけすぎでしょ。

断って、クルマの通りのある道に出た。少し歩いていると、向こうから流しのソンテウが来る。

う~ん、これは・・・

方向が逆。

ダメかもしれない。

一応止めて、
「チェディ・ホテル」
と言ってみる。すると運転手、
「オー」
あとはジェスチャーで、「反対方向だからダメ」と言っている。

見ると後ろに先客が。
もし誰も乗ってなかったら乗せてくれたかも。

でも、もう1本大きな通りまで歩けば、チェディ・ホテルの方向に流れる車線がある。なので、すぐに諦めてソンテウをやりすごした。

大通りに出ると、案の定、ソンテウはすぐに来た。ホテル名を告げると、

「50バーツ」

ほらほら、30バーツ下がった。でも、50バーツはまだ高いわ。

「ノー! 40バーツ」

と「いつも40バーツで行ってるわよ」という雰囲気を出すと、すぐに、にっこりして「どうぞ」と運転手。

かなりボロなソンテウで、頭上の手すりは錆びていたが、相場の40バーツで無事ホテルまで帰って来たのだった。

めでたし、めでたし。
















































最終更新日  2009.08.30 05:00:39
2009.08.28
カテゴリ:Travel(タイ)
ザ・チェディの審美的な空間――それは夜も装いを変えて現われる。

夜は無数のキャンドルが大理石の通路や・・・
夜のチェディ

池に浮かべられる。
夜のチェディ1
ことに水面を漂うキャンドルの灯りが、なんとも幻想的。

人工的な照明は極力抑えられているので、ゲスト棟とレストラン棟の間にあるプールを含めた箱庭空間では、「闇」が支配的になっている。もともとはイギリス領事館だったホテルの敷地は、基本的にこじんまりとしているが、闇が深いだけ、狭さが気にならない。そして、大小のキャンドルが散らばることで、日常生活から離れた安らぎとある種のノスタルジーが心を癒す。

つくづく、建築家の美意識が表に出てる設計だ。
チェデイホテル

だが、やはり視覚的な美とひきかえに、ゲストのプライバシーが犠牲になっているという印象は、どうしても否めない。

たとえば、プール。

プールの長椅子
長細い形は、このホテルの全体の建築設計方針に沿ったものなので、それはそれでいいでしょう。

サイズが小さいのも、まぁ、基本的に客数も多くないホテルだし、街中で敷地も広くないし、仕方ないでしょう。

更衣室がなく、シャワーも野外にドロップ式が2つしかないというのも、我慢しましょう。部屋からプールまでの距離が近いしね。

けどね、プールと長椅子の距離が、どうしても近すぎると思うのだ。

ゲストの数が極端に少ないならいい。

でも、多少多くなるとどうなるか?

縦横の長さが極端に違う細長いプールは、カップルが3組も入れば、狭く感じてしまう。その目と鼻の先にズラッと長椅子が一直線に並ぶ。長椅子でくつろごうにも、否応なしに目の前で泳いでるゲストの姿が目に入ってくる。泳いでる人の水音ってのは、結構大きいのだ。おまけに椅子同士の間隔も狭い。

泳いでるほうだって、アタマのすぐ上に、一列に他人が並んで自分のほうに顔を向けてるのは気分のいいものではない。

マンダリン・オリエンタル・ホテルではこんなことはない。ダラ・デヴィのプールがスンバらしいのはすでに書いたが、プールと長椅子の距離は常に、「できるだけ」広く取ってあった。敷地の狭いバンコクのオリエンタル・ホテルだって、その点は非常に気を使っている。

こういうところが、「一流ホテルのプールとはどうあるべきか」を知ってるか否かの差なのだ。プールではしゃぎたい客とプールサイドで静かにくつろぎたい客の気持ちをおもんばかれるかどうかということでもある。

敷地の広さの話ではなく、それをどう使うか。だって、チェディのプールに並べられた長椅子の後方には、おそらく有料のスパ、あるいは高い部屋のゲストだけが使える施設の一部と思われるガラス張りの棟があり、そこにも同じように長椅子が並べられているのだ。

そのガラス張りの部屋の長椅子には、だ~れも座っていない。

魅力的に見えないので、別にそこに行きたいとも思わなかった。ガラスの中に入って、プールサイドの長椅子とプールで泳いでる人を見たって仕方ないじゃない。外から丸見えだし。こういう「優越」空間は、もっと孤立した、「覗かれない」場所に作るべきだ。たとえば、川の脇とかね。

リバービューなら、外からの視線も気にならないし、そこからだけの「特別な眺め」を楽しむことができる。

この誰も使わないガラス張りの棟の空間の分、一番多くのゲストが使うプールの広さが犠牲になり、プールサイドの長椅子がまるで監視員みたいに、プールのすぐ脇に置かれることになってしまった。

ダメでしょ、これじゃ。

で、このチェディ・ホテルなのだが…

男・男カップルの比率が異常に高い。

なんか、その世界で有名なんでしょうか?

午後のプールなんて、まるっきり「ホモたちの宴」。

ある午後、Mizumizu+Mizumizu連れ合いが、長椅子に寝そべったら・・・

まるで温泉にでもつかるみたいに、プールの向こうサイド(↓ココ)で

cide4

スキンヘッドでマッチョな白人男性2人が、肩寄せあって入ってる。泳ぐワケでもなく、プールの周囲にある池の蓮を見ながらポチャポチャ。

そこへ、香港かシンガポールあたりから来たドラ息子(←完全にただの偏見)みたいな中華系の青年2人と、彼らに現地調達されたらしき2人のタイボーイが計4人でやってきて、嬌声を上げながら、水中で公然とイチャイチャ。

至近距離から見ちゃ悪いかと、横を向いたら・・・

華奢で小柄な日本人男性2人が、長椅子で本を読んでる。

なんで日本人だとわかったかって?

読んでる本の文字が日本語だったからサ。

――こ、ここには、男女のカップルはおらんのか・・・

と見たら・・・

いたいた。1組端のほうの長椅子で小さくなってる。

ふつーは、カップルというのは男女が多数派だ。タイは同性愛者がよく来る国だが、それだって、男・男の組み合わせが「多数派」にはならない。

だが、チェディだけは別。

明らかにここでは、世間一般の性的マイノリティとマジョリティが逆転してる。

そして、多数派の中で少数派というのは、常に居心地が悪く感じるものなのだ。それは普段、同性のカップルがふつーの場所で感じる「肩身の狭さ」なのだろうけれど、チェディの、特に午後のプールサイドでは完全に立場が入れ替わっていた。

ど~も場違いな気がして、早々に立ち去るMizumizu+Mizumizu連れ合い。

結局Mizumizuがプールに入ったのは1度だけ。おまけに、ここのプール、水が信じられないほど汚かった。濁っていて、ほとんど前が見えない。

何日水を変えてないんですか?

ダラ・デヴィの塩水かけ流しの極上プールに比べると、天国と地獄。

ユル・ブリンナーとブルース・ウィルスを崩したようなスキンヘッドの白人(明らかに)カップルが泳いでなかったのは、この水のせいだったのかも。

周囲に蓮の花を浮かべた池があるのも、清潔感という意味では、どうもね・・・。蓮がきれいというより、池の水が汚いほうが気になる。池にはボウフラ湧いてそうだし、ヘタしたら池の水がプールに流れ込みそうだし(多少池のが低いので、それはないとは思うけど、大雨が降ったらわからない)。

連れ合いは、果敢にも(?)ホモだらけのプールに3日連続泳ぎに行った。しかし、オトコたちから浴びせられる熱い視線が恥ずかしかったのか(ちなみに、本人は否定)、すぐに帰って来た。

なにせ、彼自身はダサダサのドノンケにもかかわらず、いやドノンケのせいか、ホモ男性には妙にウケがいい(本人は、頑強に否定)。

プールは3日目にようやく水を替えたらしく、最後の日だけは透明度は高かったよう。でも、「カルキ臭かった」とか。

ダラ・デヴィのプールの水に、そうした不快臭は皆無だった。

同じ5つ星ホテルとはいっても、ダラ・デヴィとチェディでは2ランクぐらい違う感じ、と先日書いたのは、こういうところの違いにもよる。

朝食もまた、雲泥の差だった。
朝飯
一応、それなりに品数あるように見えますか?

でも、実際は「あまり食べるものがない」。パンもハムも、あまり味がよくない。

オープンからまもなく泊まった人の体験記を読むと、「マンゴー食べ放題」「スムージーもあった」などなど、かなり満足度が高かった様子。

今は、マンゴーはカケラもなく、果物で目立つのはスイカ。スムージーなど1度も出ず、オレンジジュースもマズい。街中の屋台のほうがよっぽどまし。

暖かいメニューを選んで作ってもらうことはできる。フレンチトーストとか・・・
フレンチトースト
オムレツとかカレーピラフとか。こういうのは、まぁまぁ。可もなく、不可もなく。

スタッフは感じがいいのだが、皿をさげる所作1つとっても、ダラ・デヴィのスタッフには負ける。

ダラ・デヴィでは、皿をさげるとき、ガタガタ音をたてることは、ほとんどない。ここのスタッフは、少しずつやることがガサツ。

もちろん、不快にさせるような態度ということではない。ただ、訓練がダラ・デヴィのほうが遥かに行き届いているということ。

逆に、マンダリン・ホテル・グループの従業員養成ってどうやっているのか、その訓練ノウハウを知りたくなった。

たとえば、ダラ・デヴィでは、ドライヤーを使ったら、それには手をつけず、布だけ下に敷いて、あとはコンセントに差しっぱなしのままにしてくれていた。

「してくれていた」とわざわざ書くのは、ドライヤーというのは、いちいち片付けられてしまうと、また使うために出してセットするのが案外面倒だから。

だから、その部分には手をつけず、そのかわり、バラバラになった化粧品などは、きれいに整えてくれるダラ・デヴィのメイドは、とても気が利いていると思うのだ。

一方チェディは、メイドがドライヤーをいちいち引き出しの中にしまう。バスルームの洗面台が狭いので、しまわないと掃除がしにくいのかもしれない。だが、こちらにしてみれば、ドライヤーなんて、使う時間は短いのだから、こういうことされると、また出すのが面倒で、逆に「使うな」と言われてるみたいな気になる。

ダラ・デヴィで「予備の蚊取り線香を2~3個持ってきて」と言ったら、ケースでど~んと持ってきてくれた。しかも、ベランダと玄関先の蚊取り線香が切れないように、留守中も焚いておいてくれる。

チェディでは、点けっぱなしで留守にすると、線香を途中で折って節約していた。ベランダにあったキャンドルも、最終日の午前中に掃除に来たスタッフが持っていってしまった。まるでゲストにキャンドルのお持ち帰りはさせない、と言わんばかり(笑)。

夜大量に使うから、残しておいて欲しいのだろうけど、チェックアウトの前にちゃっかり持って行くとは、芸が細かいこと(芸じゃないよ)。

とまあ、いろいろ突っ込みはしたものの、総じていいホテルだったことは間違いない。インターネットのスピードは、辺鄙な場所にあって部屋数の多いダラ・デヴィより遥かに速かった。

ただ、もう1度泊まるかというと・・・

別のホテルを試してみたいという気持ちのほうが強い。

つまり、リピーターになろうとまでは思わないということ。








最終更新日  2009.08.30 00:40:09
2009.08.27
カテゴリ:Travel(タイ)
チェンマイには7泊した。そのうち4泊が郊外のマンダリン・オリエンタル・ダラ・デヴィ、3泊が市内でナイトバザール至近のザ・チェディ・チェンマイ。

ちょうどダラ・デヴィは4泊で1泊タダ、チェディは3泊で1泊タダキャンペーンをやっていたので、この組み合わせにした。ダラ・デヴィは辺鄙なところにあるが、ゴージャスな滞在を楽しむホテル、チェディは立地がよく、アクティブに観光するのにピッタリと特長も異なる。

このバランスはとてもよかった。

チェディは3泊してトータルの支払額が3万5047円。2泊分で3泊するという理屈だが、ならして計算すれば1泊12,000円弱。今回もネット上でホテルの予約サイトをいろいろ見たのだが、結局ホテルに直接ネットで予約する「2泊分で3泊キャンペーン」が最も割安だった。

値段からすると満足度はかなり高いと言える。ただ、この値段、シーズンオフだということと、最近タイの観光業が落ち込んでいることから、安く設定した文字通りの特別価格かもしれない。オープン当初は確か、1泊3万ぐらいは取っていたように思う。

その分、朝食の品数が少ないなどの、コスト削減の空気がそこここに感じられた。

さてさて、では、詳しく紹介しましょう。

このホテルの最大の魅力、それはモダンで真に審美的な建築空間だ。

大通りに面しているのだが、車寄せにグルッと入ると、すっきりしたエントランスの向こうに異次元の静謐な空間が広がる。

一度、インド人と思しき家族とソンテウで相乗りになった。長方形に切り取ったようなエントランスの向こうに広がる、外部とまったく趣きを異にする空間――家族全員、ソンテウの窓から身を乗り出すようにして見入っていた。

chedi8
たしかに、非常にインパクトがある。
どこか和風の建築に、これまたどこか和風の樹木。

chedi7
一切の装飾を廃した白い壁に、木の装飾板が断固として直線的に組み合わされている。

モダン・ジャパニーズの美意識の影響、ありあり。

しかし、日本人としては、くすぐったいような変な感じ。タイのチェンマイまではるばる来たハズが、着いてみたら日本のモダンな旅館だった、というような。

部屋に入るのに、なぜか靴を脱ぐ。引き戸の向こうに「靴脱ぎ場」があって、その奥に部屋のドアがあるという2重構造。木製の引き戸というのが、また日本風。

そして、ここで蚊が5~6匹お出迎え。

このホテル、とにかく部屋に蚊が多くて困った。ベランダ用の蚊取り線香と室内用のベープ蚊取りマット(じゃないかもしれないけど、とりあえず類似品)があり、そのせいか蚊はとっても弱々しくて、姿は見たが刺されはしなかった。

でもさ~、蚊が飛んでるだけで、イヤじゃないですか?

ダラ・デヴィは蚊対策には万全を期していて、部屋の入り口とベランダに間断なく蚊取り線香を焚いていた。こちらが部屋を留守にしていても、煙が絶えないようにしてくれていたのだが、チェディでは逆に、ベランダで蚊取り線香を焚いたままちょっと外出して、帰ってきてみたら途中で折られていた。

なるたけ一巻きを長く使ってもらおうという、ケチくささコスト削減意識が垣間見れる行為だった。

さて、部屋はというと・・・

chedi9
手前にダブルベッド、その向こうにバスタブ。この間は木製のパーティションで区切ることもできる。

バスタブの向こうに洗面台とシャワールームにトイレ。

一見、すっきりとしてお洒落な空間です。

しかし!

この部屋の居住性に関しては、5つ星ホテルとしては合格点はあげられない。

まずは、なんといってもベッドが悪い。見かけは悪くないのだが、マットレスに腰がなく――これは、柔らかいベッド、というのとは質が違う――とても寝にくい。

腰が悪い人だと、さらに痛めてしまうのではないか。

インテリアのモダンさに関しては、個人の嗜好の問題だが、Mizumizuはハッキリ言って、あまり好きじゃない。

たとえば、スクエアなフォルムの洗面台。蛇口も含めてデザイン優先でとても使いにくいし、やたらと水が周囲に飛び散る。やはり手洗い場の水受け(ボウル)は窪んだ形でなるたけ大きいほうが合理的だ。

それと、バスタブにはシャワーがなく、日本の古いお風呂みたいに、お湯をはって入るだけ。しかもお湯はりにあまりにも時間がかかるので、結局1度しか使わなかった。

シャワールームのノズルは軽くて使いやすい(水の勢いも文句なし)のだが、下手すると水がトイレのほうへ流れていってしまう。ホント、チェンマイって水回りの施工が悪いんだな。

それと最大の欠点は、モダンな半透明のスライド式のドア。トイレとシャワールームが半分しか隠れない――つまり、トイレに入るときはスライド式のドアをシャワールーム側に寄せ、シャワールームに入るときは、トイレ側に寄せる。

さらにシャワールームとトイレの間の壁が透明で丸見え。だから、どちらかがトイレに入っていて、うっかり別の人間が手でも洗おうとバスルームに入ってくると、シャワールーム越しにトイレ内が見えてしまうのだ。

これはヒドイでしょ。

空間を節約するためにスライド式のドアにしたり、パーティションにしたりしてるのだろうけど、その分プライバシーが犠牲になっている。家族なら、まあ気にしないかもしれないが、友人同士だって来るだろうし、こういう作りでは気を使う。

室内空間がこのように狭いのは、ベランダを広く取っているせいもある。
cedi3
ゆったりと横になれるように広いクッションも置いてある。このひとまわり余裕のベランダ空間、発想自体はいいと思うのだが、ベランダの壁が透明で、外から丸見えだし、そもそも蚊が多いので、残念ながらゆっくりくつろぐ気になれない。

そのほかにも、デスクと椅子の高さがちぐはぐで書き物がしにくいとか、部屋の照明がいくらなんでも暗すぎるとか、個人的にはちょっと不満な点が多々あった。

建築家の意匠へのこだわりが、ゲストの滞在中の快適さをかなり奪っている。

「見かけはお洒落だけど、住んでみたら、住みにくいマンション」という感じ。

cedi2
そう言えば、なんか全体的にマンションみたい。

で、さらにゲストの快適性を陰で奪っているのが、この緑の葦。

chedi6
こうやって見れば、素晴らしく美しいでしょ? 白と茶を基調とした、ややもすれば無機質なモダンになりやすい直線的な空間に、緑の天然葦を大胆に配すことで自然の息吹を吹き込み、有機的なニュアンスを加えることに成功している。

あくまで、視覚的には。

しかし、自然の緑をこういう不自然な場所で維持していくのは、手入れが大変なのだ。何が大変って、水の供給だろうと思う。コストもかかるし、手もかかる。時間がたてばたつほど、美しい緑を保つのが難しくなる。

chedi10
案の定、水はとても汚く、一応小魚など入れて、虫を食べるように工夫はされているものの、ここでボウフラが湧いているんじゃないの? と思った。 

さらに夜中に、耳をつんざくような(←大げさではなく)、カエルの大合唱が始まった。

いや~、これには驚き、かつ悩まされました。

カエルの鳴き声で目が覚めるなんて、山口市矢原(←だから、誰もわからんっちゃ!)でも、経験がない。

最初あまりにも音がデカいので、カエルとは気づかず、目覚ましでも鳴り出したのかと思った。

あのカエルの大合唱の舞台も、この葦が怪しいとにらんでいる。他にカエルが集合できそうな場所なんてないし。

見た目重視で、ゲストの快適性無視というのは、パラソルの使い方にも指摘できる。

chedi1
この階上のパラソルと寝椅子、だ~れも使わないのだ。にもかかわらず、ずっとパラソルを広げている。寝椅子のクッションのほうは、雨がふってもほったらかし。だから、クッションはわりと汚れている(使うときは一応バスタオルを広げてくれる)。

雨が落ちてくると、すぐにクッションを引っ込めていたダラ・デヴィのスタッフの姿勢とはまったく違う。マンダリン・オリエンタルはバンコクでもそうだったが、雨が降れば、すぐに長椅子のクッションを片付け、雨が上がれば、またすぐに広げる。非常にマメで、手抜きがない。

で、チェディ。一直線に並べられたパラソルは、見た目には非常に美しい。

だが、たとえば朝食のテラス席にはパラソルが足りない。だから、晴れた朝は直射日光が暑くてテラス席は使えなくなってしまう。

誰も使わない場所では、せいせいとパラソルが広がり、みんなが使う朝食会場のテラス席にパラソルがない。

本末転倒でしょ!

さらに、ゲストが少ないせいか、使われていない空間が多すぎる。
cedi5
この2階席はレストランの席なのだが、1階だけでまかなえる数の客しか来ないせいか、上はまったく客を入れない。

1階のオープンキッチンの狭いレストランに、かなりぎゅうぎゅうにゲストが詰め込まれる。ディナーも朝食と同じ場所で食べなければいけない。

朝も夜も同じって、どういう了見? 場所がないならともかく、ゆったりできる素敵な空間を造ってあるというのに。

これも結局「コスト」優先だからやっていることだ。キッチンから近いレストラン席はサーブするのもラク、掃除もラク。

というワケで、Mizumizuたちはディナーはしなかった。メニューの値段を見たら、平気で500バーツ(1500円)なんて値段がついている。ダラ・デヴィの「グラン・ランナー」より明らかに高い。シェフはインド人だということだが、朝食で別に作ってくれる「暖かい料理」の味が、まったくたいしたことなかったのも、このホテルでディナーをする気になれなかった理由の1つ。

チェンマイのホテルは供給過剰で、どこもかなり苦しいのだと思う。だから、値段を下げてなるたけ客を呼ぼうとしている。チェディもおそらく、オープン当初はもっとサービスがよかっただろうと思う。そして値段ももっと高かった。

安くした分、どこをどう削るか、四苦八苦してる経営陣の苦労が垣間見える気がした。

だが、やはり宿泊料金と総合的な満足度(サービス、立地、施設の設備)を天秤にかけたら、まだ「かなりいいホテル」だと言うことは断言できる。先日書いたように、ベルボーイは気が利いていたし、それに、レイトチェックアウトも、なんと午後5時まで保証してくれた。

ダラ・デヴィのあとになってしまったので、必要以上にアラが見えてしまったということもある。

<続く>




































最終更新日  2009.08.31 14:16:41
2009.08.26
カテゴリ:Travel(タイ)
<きのうから続く>

チェンマイ国立博物館は思ったほどたいしたことなく、3時間どころか1時間とかからずに出てきてしまった。

お昼にはまだちょっと早いが、予定どおりスーパーハイウエイを東にぐるっと回り、ファーハム通りに入って南下、ワット・ファーハム至近のカオソイ・サムージャイに行ってもらう。

ネット上の評判はすこぶるよい。「昼時は店の外まで行列がのびる」らしいので、11時ちょっとすぎの今なら、それほど混まずに食べられるかもしれない。

ソンテウはワット・ファーハムの境内に駐車。

そして、カオソイ・サムージャイに入ってみると…

サムージャイ
がら~ん

なんか、予想と違う。

広い店内には、カオソイ以外にも屋台風にいろいろなモノが売られているが、客より店員のほうが多いくらい。

これで本当に昼時に行列になるほど、客が来るのだろうか??

席に座り、メニューをもらって…

えっ?

値段が書いていない。

メニューに値段がないって、怪しいじゃないの。

チェンマイの食べ物屋は屋台だって、値段をわかりやすく書いてあるところがほとんどだ。なんかヤな感じ。

でもまあ、有名店だし、ここでいきなり「カオソイ1000円」なんてことはあるまい。

とりあえず、連れ合い牛肉、Mizumizu豚肉でカオソイを2つオーダー。

見ると、壁に写真入りの大きなメニューがある。

あっちには、値段が入っているのかと席を立って壁の写真メニューを見に行った。

やっぱり値段が書いてない…

とはいえ、他のメニューもいろいろあって美味しそうではある。

「ここのローカルフードを食べたいの?」
急にハッキリした英語で話しかけられた。

声のほうを振り返ると、中国人の男性が奥さんとおぼしき中国美人と食べている。

「ここは、カオソイが有名だよ」

明らかに初めて入ってきた観光客丸出しのMizumizuに、助け舟を出してくれたよう。

「あ、カオソイは、もうオーダーしたんです」
とMizumizu。
「ところで、カオソイっていくら?」
「30バーツ」

ホッ。それならラムドゥアンの小カオソイと同じだわ。

「カオソイ以外だと、ローストチキンが美味しいよ」

と中国人男性。

「ぼくたちも今食べてる」

中国人の男性というのは、どこでも非常に自信に満ち溢れている。「頼れそう」で「キレそう」な第一印象は、とても感じがいい。

ま、たいがい見かけ倒しなんだけどね。自信持っている人が、実際に十分な能力があるかというと、そんなことはないワケで。

ただ、こうやって積極的に声をかけてコミュニケーションとってくる能力は、日本男性にはない彼らの武器。

「これは、どう?」

一応、名物と聞いた豚の串焼き、ムーサテーの写真を指差してみる。

「ああ、それもいいよ。ぼくはローストチキンのほうが好きだけど」
と中国人男性。

そこへちょうどMizumizuたち担当のウエイターが通りかかり、

「ムーサテー?」

ともう注文を受けたかのような雰囲気。Mizumizuが席に着くと、ムーサテーを運んできて見せる。

実はラムドゥアンでも同じようなデモンストレーション(?)をされた。そのときは断ったのだが、今回は食べてみることに。

MUSA TAE
ピーナッツソースのほのかな甘さが、薄い豚肉とよく合う。うん、これは美味しい。

パクパク食べてると、お待ちかねのカオソイが運ばれてきた。

サムージャイ

小皿の上に紫タマネギ、高菜、ライムがのっている。

ささ、食べましょ、食べましょ。ラムドゥアンとどっちが美味しいかな。

ところが…!

「あれっ?」
箸をつっこんでスープの底に沈んだ麺を少し食べたところで、Mizumizuがまず気づいた。

「どうしたの?」
「麺がものすごく少ないよ。もう終わっちゃった」
「え?」

連れ合いも、箸を動かす。

「ホントだ。ほとんど入ってないじゃん」

こ、これは悪質でしょう!

だって、見た目にはわからないのだ、中に入ってる麺の量なんて。カオソイは生麺と揚げた麺の2種類が入っていて、上にのっているのは揚げ麺のほう。こちらの量は、まあ多くはないが、そこそこ普通だったのだ。ラムドゥアンのように小と大に分かれているわけでもない。

箸つけてしまってから、「中の麺が少ない」ってクレームもしにくい。

おまけに、この店、ウエイターが身体的ハンディキャップを負っている人が多い。身体の悪い人に向かって、食べた後になって、「麺がほとんど入ってないじゃない!」なんて文句つけるのは、まるで弱いものイジメみたいで気がひける。

こういうウエイターを使うのも意図的ですか?

最初は、「へ~、ハンディキャップ持ってる人も、普通に働いているんだ。いいじゃん」と好意的に受け止めたのだが、こういうことをされると、

この店ってば、こういう社会的弱者の人を安く使ってるんじゃ?

と急に疑いの芽がムクムクと育ってきた。

11時半になっても、お客はほとんど来ない。すべての客に「ほとんど麺の入ってないカオソイ」を出しているのがどうか知らないが、「行列のできる店」だったはずが、閑古鳥が鳴いてるなんて、なんかあるでしょ、理由が。

麺のことはおいておいても、味もラムドゥアンのがいい。ちょっといい、ではなく、ずっといい。中に入っている豚肉もまったく美味しくなかった。ラムドゥアンとは雲泥の差。スープもあれほどネット上でみんなが感激してる店のものとは思えない。

味なんてものは、結局は個人の嗜好なので、好き好きと言ってしまえばそれまでだが、やはり普通に考えれば、この店は、「味が落ちた」のだと思う。

カオソイ・サムージャイ
こんなに、賞状(?)が並んでる店なのに。

やれやれ。

名店もこうなっちゃ終わり。

ほとんど麺の入ってないカオソイを出してコスト削減を図るなんてこと、雇われ従業員が自ら考案するワケがない。上から言われてやってるに決まってる。

安くてうまいと評判になる→客が押しかける→店を改築する(サムージャイの場合は、拡張したらしいが)→味が落ちる(あるいは極端に量を減らす)→評判が落ちる→客が来なくなる→店はあせって、またどこかでコストを落とそうとする→さらに客が減る

こういうパターンは古今東西を問わず、ひんぱんに起こる。「名店」のオーナーが陥りやすい「人間の業」かもしれない。

美味しいものを作るのはセンスだけではなく、やはり手がかかるのだ。最初は「美味しいものを食べてもらいたい」という純粋な気持ちでいても、客が増えてくると、だんだんに邪心が入りこんでくる。「オレのこんなにうまい料理がこの値段じゃ、安すぎない?」「ここまで手をかけることないか。ちょっと効率化を図ろう」。

それを本人は邪心と気づいていないかもしれない。

だが、こうやって名店は堕ちていく。「値段と味のバランス」について、客は口には出さずとも非常にシビアだ。そして、いったん堕ちた評判、つまりは信頼を取り戻すのは、並大抵のことではない。

結局のところ、商売というのは、「ラクに儲けたい」「手を抜きたい」という目に見えぬ邪心との耐えざる闘いなのだ。サムージャイのオーナーは、明らかに、思いっきりわかりやすいカタチで邪心に負けている。

ちなみに会計のほうは、マトモでした。

カオソイ30バーツX2
ムーサテー11本で30バーツ(ただ、ネット上の情報だと1本からでも頼めるよう)
水10バーツ

で100バーツ(300円)。

ふと見たら、ソンテウの運転手が奥さんと奥で食べている。彼らにはマトモな量の麺が入っていたのだろうか。地元民には、ここまで露骨なことはしない気がする。

サムージャイを試そうと思ってる日本人観光客の皆さん!

中の麺が異様に少なくないかどうか、注意してください。そして、「ほとんど入ってない」というフザケタ真似をまた繰り返すようなら・・・

Mizumizuの分もハッキリ怒ってください! 

今考えたって、あれはクレームするに十分な事件でした。













最終更新日  2009.08.26 15:28:20
2009.08.25
カテゴリ:Travel(タイ)
チェンマイで2つ目のホテルはピン川沿いで、ナイトバザールにも近いチェディ

詳しいレポは後日に譲るとして、悪くないホテルだった。個人的に一番気に入ったのはベル・ボーイのサービス。

全員がそうではないのだが、人によっては、出かけようとすると、「タクシー? ソンテウ?」と聞いてくれる。

「ソンテウ」

と答えると、通りに出て行って、流しのソンテウを止めて敷地内の車寄せまで誘導。さらに、こちらの行きたい場所を聞いて、ソンテウの運転手にタイ語で料金を確認してくれる。

ホテルのベル・ボーイを通して、ソンテウの運転手が言ってくる値段はきわめてまっとう。自国民同士だと、相場もわかっているし、あまり吹っかけたことは言いにくいのかもしれない。

さて、ちょっと遠い場所にある、チェンマイ国立博物館へ行こうと、ベル・ボーイに流しのソンテウを呼んでもらったときのこと。

すでに書いたように、チェンマイのソンテウにはそれぞれ「テリトリー」がある。行く方向も決まっているので、乗り合いタクシーといっても、どこにでも行ってくれるわけではない。

とはいえ、実際には、相乗りになることも少なく、交渉次第ですぐに「貸切タクシー」になってくれる。

チェンマイ国立博物館は、ホテルから非常に遠い。スーパーハイウエイ沿いで、そもそもチェンマイの中心地をメインに走り回ってるソンテウが頻繁に通る場所ではない。当然、そこまで行ってしまうとソンテウを止める客も少ない。

つまり、ソンテウの運転手にとって、そこまで2人の客を60バーツとか80バーツで乗せて行って降ろすだけというのは、あまりありがたくない仕事なのだ。

案の定、ベルボーイを通じて、
「ワン・ウエイ?」
と聞いてきた。

そこでMizumizu、さっそく、
「博物館で待っていてもらえる? 往復でいくらか聞いて」
と頼んだ。
「ホテルまで戻ってくるんですか?」
とベルボーイ。

時間は午前9時半近い。博物館にどのくらい時間がかかるかわからないが、たぶんお昼すぎにはなる。

ということは、お昼はやっぱりカオソイだよね(←3日連続・苦笑)。

「ダイレクトに戻るんじゃなくて、ファーハム通りに回って、そのあとホテルに帰ってきてもらいたいの」
「カオソイを食べたいんですか?」
ファーハム・ロードと聞いてすぐに目的がわかったよう。

ウンウンと頷くと、「博物館のあとは、ファーハム通りでカオソイ食べて、それからホテルに戻ってくる」というようなことを、カオソイ食べる身振りを入れて(笑)、ソンテウの運転手に通訳してくれている。

こういう気の利くベル・ボーイがいてくれると、本当に助かる。さすが5つ星ホテル。

「いくら?」

とMizumizu。3~4時間の貸切といったところか。

ちょっとだけ考えて、ソンテウの運転手が言ってきた値段は、

「400バーツ」

市内の寺+郊外のサンカムペーン通りの店(ガソリンクーポンつき)の4時間で200バーツ
小一時間かかる郊外の山中のエレファント・キャンプ往復5時間半で500バーツ

の、きのうまでのソンテウと比較すると若干割高だったが、ガソリンクーポンの出る店に行くわけでもないし、博物館で物凄く待たせてしまうかもしれないので、即「OK」した。

400バーツで貸切交渉成立。

すると、最初、「行きだけ?」と聞いてるときは、仏頂面だった運転手の顔がニコニコになった。

さっそくケータイで電話をし、市内で奥さんをピックアップ(←つまり、寄り道・苦笑)。

「○▲■■~」

建物の中から飛び出してくる奥さんを指差して、こちらにタイ語で何やら言っている。

言葉はわからないが、お昼をはさんでの貸切なので家族同伴、というのはエレファント・キャンプのときもそうだった。

こちらもすぐに、
「どうぞどうぞ」
と大きく頷く。

運転手の奥さんを助手席に乗せて、ソンテウは出発。

国立博物館は、思ったより遠くなかった(苦笑)。

雑貨で有名なニマンヘミン通りがスーパーハイウエイになるのだが、スーパーハイウエイに入ると、渋滞もなくスイスイ。

博物館の入館料は1人100バーツ。

チェンマイはバンコクに次いで、タイ第二の都市だ。しかも、ランナー王国という独自の歴史も持っている。

――博物館どのくらいかかるかな~、2時間はかかるだろうな~。3時間待たせたら悪いかスラ~

などとソンテウの運転手の待ち時間を気にしつつ、勇んで行ったのだが…

「こ、これがタイ第二の都市の、しかも国立博物館ですか?」

拍子抜けするほど、展示物が貧弱だった。

わずかに2階の一角を占める仏像群は、「多少」見ごたえがある。

だが、いつも思うことだが、タイの仏像は案外「古くない」。タイで仏教が国家宗教として成長したのがそもそも13世紀なので、それ以前の仏像というのはほとんどない。そのこと自体は当然といえば当然なのだが、問題は収蔵されている仏像の質と量。

バンコクの国立博物館にはアユタヤ仏、スコターイ仏と、見ごたえのある仏像がずらりと並んでいたが、あれに比べると雲泥の差。「仏像のいいものは、すべてバンコクに持っていった」という話は、本当なのだと実感した。

よっぽど展示するものがないのか(苦笑)、チェンマイを訪問した日本やイギリスといった各国ロイヤル・ファミニーの写真が飾ってあった。若き日の美智子様の写真もある。

13世紀にメンラーイ王によって成立したランナー王朝は、独立国家としては、すぐにその勢力を失っている。周辺国の属国だった歴史のほうが長い。ところが王家だけは、まがりなりにも20世紀まで存続し、今も子孫が健在なのだとか。

国立博物館にわざわざ他国のロイヤル・ファミリーの写真を展示するという姿勢に、「偉大なメンラーイ王を祖とする、今はなきランナー王家」への追慕と愛着、そして密かな誇りを見るような気がした。

天皇陛下と妃殿下の写真を国立博物館に展示してくれるなんて、日本人にとっては嬉しいことじゃないの。中国や韓国では考えられません。だから、Mizumizuはタイが好きなのだ。

もう1つこの博物館で見た印象深いモノ… それは巨大な扇風機のブランド名。国立博物館なのに、館内はエアコンが入っておらず、かわりに部屋ごとに大人が両手を広げたくらいの幅のある扇風機が置かれていた。

その扇風機、TODAIJIブランドなのだ。

東大寺ブランドの扇風機って・・・?

日本じゃ見ません。もちろんタイ製でしょう。よ~わからん日本語をブランド名にしてる電化製品、タイではよく見かける。

ホテルの時計はHIDEKIブランドでした。

Mizumizu、感激ィ(←「ヒデキ、感激ィ」に掛けてみたのだが、そもそももはや、今どき誰もこのキャッチフレーズを知らないかもしれない?)。










最終更新日  2009.08.26 14:29:30
2009.08.24
カテゴリ:Travel(タイ)
『地球の歩き方』は、「行き方」が詳しく書いてあるという点で、すぐれたガイドブックだが、ときに、実際とかけ離れた美辞麗句を並べ、「地球のだまし方」と揶揄されることも多い。

その最も端的な例として、Mizumizuがイチオシとしたいのが、メーサー・エレファント・パークの近くにあるメーレム・オーキッド・ナーザリー(通常「オーキッド・ファーム」)。

『地球の歩き方』の記述を読んでみましょう。

マニアが眼をむくような品種の豊富さと美しさ。奥には蝶の育成所もあり、ネットで囲われた庭の中に数種類の熱帯の蝶が飛び交っている。おみやげコーナーでは蘭を使った細工物やアクセサリーが充実している。

どうですか? スンバらしい場所に思えませんか?

行きたくなりますよね?

で、Mizumizuが実際に行って、撮って来た写真をご覧いただきましょう。

白い蘭
白い蘭

蘭
赤い蘭

紫蘭
紫の蘭

らんらん
らんらんらん

蘭
まあ、かわいい。

蘭アップ
アップっぷ

フジのような蘭
藤のような蘭

蘭?
これも蘭?

巨大なオーキッド
世界最大の蘭

世界最小の蘭
世界最小の蘭・・・ だそうだけど、どこが蘭?

どうですか? ますます行きたくなりましたか?

しか~し!

このオーキッド・ファーム、実体は…

真実
敷地の99%がコレなのだ。

つまり、ほとんど蘭なんて咲いてない。上で紹介した蘭がすべてと言っていい。一生懸命探して、咲いてる蘭が1株、2株・・・ という実にフザケタ場所だった。

オーキッドファーム
右見ても左見ても、こんなん↑ばっかり。

なんだこれ
北を見ても、南を見ても、東を見ても、西を見ても、こんな感じ。

ふつーのホテルに置いてある蘭のほうが、よっぽど数も多くてきれいです!

オーキッドファーム
こんな場所、金取って見せるかね? しかし。

「ネットで囲われた庭の中に数種類の熱帯の蝶が飛び交っている」ところがコレ↓
蝶?
し~ん。

よくよく目を凝らせば、黒っぽい小さな蝶が1~2匹いたかもしれない。

荻窪の我が家の庭先に来るアゲハのほうが、よっぽど麗しいです!

「蘭を使った細工物やアクセサリーが充実している」というお土産コーナーは、たぶんここ数年は1つも何も売れてないだろうというような、古臭い、埃をかぶったような、「いかにも」な観光土産がちぐはぐに置いてある、さびれきった売店。
売店
世界にどうしようもない観光地の売店はあまたあれど、ここを超える場所は、そうはないと思います。

これで1人60バーツ(180円)もの入園料を取るとは!

完全に詐欺でしょう、ダマシでしょう。

入り口のお姉さんによれば、5月ならば蘭がたくさん咲いて、とてもきれいなのだとか。

ほんとォ~かな~

♪行っ~て損した、オーキッド・ファーム(←「花いちもんめ」のメロディで)。

チェンマイ最大のハズレ・スポットの烙印を押しときましょう。

がっかりして園外に出て、待たせていたソンテウに乗ると、ちゃっかり中の壁に、きれいな蘭の写真のついたメーレム・オーキッド・ナーザリーの宣伝ステッカーが貼られていた。

あまり人気のないスポットは、どうやらガソリン・クーポンを出してソンテウやタクシーの運転手に観光客を連れてきてもらうらしい。

そういえば、英語を話すタクシー・ドライバーの運ちゃんが、やたらと「タイガー・キングダム」と「スネーク・ファーム」を奨めていた。

猛獣の子供を抱いたり、蛇を首に巻きつけたりしている白人美女の写真入り宣伝ステッカーも、あちこちのソンテウに貼ってある。

「タイガー・キングダム」と「スネーク・ファーム」は、よっぽどつまらないと見た。

エレファント・キャンプとオーキッド・ファームを見終わった時点で、ちょうどお昼を少し過ぎたぐらいだった。

ソンテウの運転手に「きのうのカオソイの店に連れて行って」と頼み、ファーハム通りの「ラムドゥアン」に。エレファント・キャンプおよびオーキッド・ファームからだと、ちょうどホテルに帰る途中になる。

ラムドゥアンで一応、運転手に「一緒に食べる?」と聞いてみたが、固辞された。

「とんでもありません!」というようなキッチリした態度で断ってくる。本当に、昔の日本人のようなおじさんだ。

家族連れだし、お弁当を持ってきていたのかもしれない。

ラムドゥアンで美味しいカオソイを食べてソンテウに戻ると、運転手のおじさんが、「次は?」と聞いてきた。リクエストすれば、追加でどこへでも行ってくれそうな雰囲気。

でも、いったんホテルへ帰ることにした。

ホテルで約束の500バーツと、予定外のラムドゥアンで待たせた分40バーツチップとしてわたした。

礼儀正しく受け取る運転手のおじさん。

「明日は?」と、聞いてきた。また貸切で使ってもらいたい雰囲気。こちらも、予定があればお願いしたいところだったが、翌日の予定は決めていなかったので断った。

ちょっと残念。

運転の丁寧だし、感じもいい。英語ができない分、変な売り込みもしてこない(できない?)。

あとから考えれば電話番号を聞いて、ホテルのフロントの人に通訳してもらうという手もあった。

気持ちのいい仕事をしてくれる人というのは、いそうでいない。お互いの相性もある。まさに一期一会。

でも、お陰様で気持ちのいいチェンマイ郊外への小旅行が楽しめた。つくづく旅は、「出会う人」だと思う。
















最終更新日  2009.08.25 00:27:05
2009.08.22
カテゴリ:Travel(タイ)
<きのうから続く>

エサをもらった象は川へ移動。ここで人間に体を洗ってもらう。
水浴び
ごろ~ん。

水中でも食べるよ
「ボクはまだ食べたりないや」

洗って
「洗って、洗って~」

えさ?
「エサ?」

シャワー
「シャワーだゾウ~」

象さんの鼻シャワーは、結構強烈。橋の上ではオバさんが、「ノー・シャワー、サンキュー」と逃げ惑う。

水浴びして身体を洗ってもらい、すっきりしたところで、本日のメイン・エベント、「象のビックショー」の始まり、始まり。

メーサーエレファントキャンプ

このショー、ちょっとあなどっていましたが、実際に見ると、「スゴイ」の一言。

象は頭がいい。そして、半端じゃなく芸達者。だが、何より驚いたのは、象がまるで「人を喜ばせるのを楽しんでいるように」見えることだ。そして、ヤンヤの拍手を浴びると、「ウけてるのがわかって得意になっている」ように見えることだ。

欧米人が動物に芸をしこむと、こうは見えない。「よく言うことを聞くように訓練されているな」という印象になる。そこにあるのは明確な主と従の関係だ。

だが、タイの象が、それだけで人間の言うことを聞いてるようには、到底見えない。彼らは、むしろ人間を「助けてあげている」ように見える。エサをもらったり、身体を洗ったりしてもうらうかわりに、非力で小さな人間に自分のもっている巨大な力をお返しに使ってくれている。そんな、「共存」という言葉が、概念ではなく実感として思い浮かぶ。

タイの象使いが、カマのような鋭い刃物で象を調教するから残酷だと決めつける動物愛護病患者主義者もいる。だが、実際に芸を披露する象は、残酷な仕打ちをされるから人間の言うことを聞いているのではない。それは、ここの象の生き生きとした表情を見れば明らかだ。

行進
象の行進。前の象のしっぽを鼻でつかまえるのだが、後ろの象が鼻を巻きつけようとすると、尻尾がやたら「逃げる」象がいる。

かる~くイジワルしてるのか、その前の象のしっぽに気をとられているのか、詳細は不明なのだが、

後ろの象(鼻でお尻をちょんちょんしながら)「おいおい、しっぽ貸せよ~」
前の象「・・・」(完全無視)

というのが、なんだか人間っぽくてイイ。

象の行進
「模範演技だよ~」

タイと言えば、涅槃仏、涅槃犬、涅槃猫、涅槃人間(←違う)…

なので、象も・・・
涅槃象
見事に涅槃の境地。

起き上がったあとは・・・

フラフープ象
「フラフープだゾウ~ 鼻長いもんね」

帽子象
「よしよし、小さな人間クン、帽子かぶせてあげるゾウ~」

ホモニカ象
「ハモニカだゾウ~」

Mizumizu連れ合い「え? このハモニカ、象が吹いてるの?」

鼻先にハモニカ乗っけてるからそうでしょ。実際、象が吹いてるとは思えないぐらい、ちゃんと音楽になっている。

実はフリだけで、録音流してるだったりして?(笑)

芸が見事すぎて、ときどき「手品?」と思ってしまう。

そうこうするうちに、サッカーゴールが出てきて・・・
サッカー象1
「シュートだゾウ~」

ける象
「さあ、蹴るゾウ~」

守る象
「守るゾウ~」

蹴った象
バーン! 

本気で蹴ってるよね!?

しかし、サッカーする象で驚いてはイケナイ。

最大の驚きは・・・
描く象
お絵描きする象。

これ、ナマで見るまでは、どうしても信じられなかった。目の前で絵筆を走らせてる象を見ても、どうしても信じられない。

構図は? 色は?

遠目にはわからない下絵があって、それに沿って描いているのかな?

しかし、それにしても・・・
うますぎる象
上手すぎるでしょう。

絵の具箱運ぶ象
ふんふんふん♪ お絵描き終わったら、道具は自分で片付けるもんね。

「お行儀いいでしょ?」と、言わんばかりに、実に楽しそうに退場していく象。満場の拍手を浴びて、文字通り、鼻高々。

象の描いた絵
象の作品集。

どうやって覚えさせたんだろう? 信じられません。

「象の絵は飛ぶように売れる」とネットで書いてあるのを読んだが、さすがに2000~3000バーツ(9000円)という値段のせいか、1枚しか売れなかった。

このパンダの絵、連れ合いが気に入って、日本に帰ってきてまで、「買えばよかったかな~」と後悔している。

確かに、記念に1枚買っておいてもよかったかも。

売店
こちらは象の絵が買える売店。

その場で売れないと、後日安くなってここで売られるとか。しかし、中には象が描いたのかどうか、非常にアヤシイものも置いてある(苦笑)。

最後に、伝統的にタイで象が担ってきた仕事が披露された。
丸太運び
呼吸を合わせて木材を積み上げる象クン。巧みな共同作業。

約1時間のショーは、想像以上に素晴らしいものだった。

これは見る価値アリ!

しかし、雨が降ったら大変そうだ。天気がよすぎてもまた、暑くて大変だろう。ショーを午前中の早い時間にかためてやってしまうというのも、行ってみて納得。しごく合理的な判断だ。

お昼前には見終わって、キャンプを出た。

さて、次はオーキッド・ファームだ。







最終更新日  2009.08.22 23:34:17
2009.08.21
カテゴリ:Travel(タイ)
メーサー・エレファント・キャンプは、どうしようかな~と思っていた。

チェンマイ旅行の計画を立てているときだ。

チェンマイ訪問客の多くは行っているようだが、問題はやはり個人旅行での行きにくさ。公共交通機関で行く方法はなく、街からはクルマで小一時間かかるらしい。それに目玉のショーの時間がやたら朝早い。

メーサー・エレファント・キャンプ
毎日:朝7時から14時(午後2時)まで
ショーは、8時、9時40分の2回。ハイシーズンには13:30の回もあり。
入場料と30分のエレファント・ライド(象乗り)で、1人520バーツ。エレファント・ライドは1時間コースもある。入り口のチケット売り場でまとめて買えるし、キャンプ内でもライドだけのチケットを売っている。


ショーが8時と9時40分って、えらく朝早くありませんか?

朝がニガテなMizumizu、ここで二の足を踏む。

それに、象のキャンプと言っても、どうもピンと来ない。もしかしたら北海道の「熊牧場」を少し大きくした程度の完全観光施設なのかもしれない。あるいは「象だけのサファリ・パーク」? 面白いのかなぁ。

だが、ネットで行った人の体験記を読んでいると、思った以上に規模も大きく、ショーも充実しているよう。

よし、じゃ、行こう!

行こうと決めたら、「足」を確保しなくちゃ。いろいろ調べてみると、断片的だがだいたいの「相場」がわかってきた。

2006年の情報:メーター・タクシーを個人で借り切って、1200バーツから1500バーツ
2009年の情報:街中の現地旅行会社のツアーに参加して、1人500バーツ(ただし、入園料は別)。


ほかに参考になりそうな体験談だと

ソンテウの8時間貸切:1000バーツ
トゥクトゥク3時間貸切:200バーツ


というのもあった。

現実的には、郊外の山中にあるエレファント・キャンプにトゥクトゥクで行くのは無理。選択肢は、メーター・タクシーもしくはソンテウの貸切ということになる。時間はちょっと読めないが、たぶん朝早く行けばお昼には見学が終わるだろう。つまり半日の貸切ということだ。

そこで寺+買い物でソンテウを貸し切ったとき、通訳役のおっちゃんに、「明日エレファントパークとオーキット・ファーム(←これは象のキャンプ地から近いので、ついで)に行きたい。朝7時半にホテルに来てもらって、ホテルまで帰って来る。それでいくらか聞いて」と頼んだ。

そしたら、

「500バーツ」


と思った以上に安いではないか。2006年にメーター・タクシーで1500バーツ払ったという人がいるということは、2009年の今だと1800バーツぐらいは覚悟していたのだ。

ソンテウはメーター・タクシーに比べたらずいぶん乗り心地は悪いが、日本で乗る機会もないし、返って「タイに来た」感があっていい。

即答で「500バーツでOK」する。

エレファント・パーク往復だけなので、通訳役のおっちゃんは来ない。もちろん、それで問題なし。

不安は、「タイ人は時間にルーズ」というネット上の噂だ。

待ち合わせに40分遅れで来た、なんて書いてる人もいた。

「朝7時半ね」
と、英語があまりできない朴訥とした運転手に、しつこく確認した。

で、当日の朝。

朝7時20分にちゃんと来た。

通訳役の、ちょい調子のいいおっちゃんはいなかったが、運転手のおじさん、奥さんと10歳ぐらいの息子(あるいは娘と孫?)を連れて来た。

郊外に行くし、1人で待ってるのもつまらないし、お弁当持って家族同伴ということらしい。ホテル入り口でMizumizuたちを待つ間、子供を抱いて立っていて、Mizumizuに会うと、子供を指差して、「一緒に連れて行っていい?」みたいなことを言ってる様子だった。

もちろんですとも。こちらも1人で待たせるより、家族同伴で楽しんで待っててもらうほうが気が楽というもの。

日本人なら絶対にやらないと思う。「公私混同」とか言って怒る人もいそう。でも、Mizumizuにとっては返ってありがたい。「ソンテウの運転手は、ときどき物凄く運転の荒い人もいる」という体験談を読んだが、自分が家族乗せてれば、無茶な運転もしないだろうし。

別の日に数時間、別のソンテウを貸切にしたのだが、そのときも運転手はケータイですぐ電話をし、途中で家に寄って、助手席に奥さんを乗せてた(笑)。

ソンテウのお迎え

チェディ・ホテルの入り口で待ってるソンテウ。心なしか車体がキレイ。今日の貸切にそなえて前日に洗ってくれたのだろうか。

ホテルの食事が朝7時からなので、急いで食べて、それでもちょっと待たせてしまい、7時40分ぐらいに出発。

メーター・タクシーで行った人の体験談に、「物凄く飛ばして、20分で着いた」というのがあったが、安全運転のわがソンテウの運ちゃんは、ゆっくり丁寧に運転。40分か50分ぐらいかかった。カーブでも直線でも速度が変わらないので、酔いやすいMizumizuにはありがたい運転手。

エレファントキャンプへ

ソンテウ車内にて。足を投げ出してお行儀悪く座るMizumizu連れ合い。ソンテウはとても乗りにくいが、運転席側にもたれて、こうやって座るとラク。

メーサー・エレファント・キャンプは、本当に山の中にあった。

入り口でチケットを買うと、「時間から見て(着いたらもう8時半近く、最初のショーは始まってしまっていた)、まずここで(と地図を鉛筆で示して)エレファント・ライドをやって。それからここで(と、川をさして)象の水浴びが始まるから。ショーはその後の9時40分にこの広場で」と説明される。

8時半ちょっと前に到着、というのは、結果としてとてもよかった。

まずは、エレファント・ライドへ。

お~、いるいる。象さんがいっぱい。
あくび
「ふああ~、眠いなぁ~」

食べてから
「さ、仕事の前に食事、食事」

食べながら
「ボクなんか、仕事しながら食べちゃうもんね」

混むときは、だいぶ待たされると聞いたのだが、待ち時間ゼロで象の背上の人となる。

象にのって
思った以上に高い! う~ん、これはまさに「王の乗り物」かも。

「乗り心地は悪い」と聞いていたのだが、そんなに悪くない。道はご覧のように、雨季のせいかべちゃべちゃにぬかるんでいる。でも、不思議と、とっても安定がいい。象は慎重に足を運ぶ。実に慎重。柔らかなクッションの上を、ゆっくりと進んでいくよう。

30分のコースは山道を行く。1時間だと川を渡るのだとか。
メーサーエレファントキャンプ
眼下に広がるタイのジャングル… と言いたいところだが、案外日本の山奥みたい(笑)。やっぱりチェンマイは標高が高いのね。ともあれ、したたる緑の中を象の背に揺られて行く・・・ というのは得がたい体験。

エレファントキャンプ
はぐれ象発見! いや、これも演出の1つか?

下にもどってきました
山道をいったん登り、それから下って、キャンプ内の道に戻ってきた。不思議なことに、ぬかるんでいない道のほうが、揺れて乗り心地が悪い。向こうからたくさんの観光客が・・・

混んでる
エレファント・ライドの「乗降口」もラッシュアワー。

エレファント・ライドは、思った以上に楽しかった。曇りだったので、それほど暑くもなく、雨も降らなかったのはラッキーだろう。これで直射日光ビンビンだと辛かったかもしれないし、雨だともっと最悪だっただろう。

Mizumizuとしては、川を渡る1時間コースにしてもよかったかな~と思ったのだが、連れ合いは30分で十分だとか。

さて、象から降りると、あちこちで「象のエサ」(20バーツ)を売る屋台が出始めた。

えさ

ショーの前の、象のお楽しみ時間。エレファント・ライドを終えた象が、ぞくぞくとやって来て・・・
えさやり

観光客からエサをもらっている。
ください

中には客の帽子を取って、それをもう1度頭に乗っけてあげて写真に納まる芸達者の象も。
えさ

いや~、象の鼻って、ホントに器用。

ときには完全に人の指がわり。

ココ
「ここ、ここ。エサはココにちょうだい」

エサを食べたら、朝の入浴。

象が移動する前に観光客がぞろぞろ川のほうへ移動し始めた。

<明日へ続く>




















最終更新日  2009.08.21 20:40:27

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