瑞ゑの和風日和

「きものの基本という本を探しているのですが。」
緑色の髪をしたご婦人が店員さんに話しかけているのが耳に入りました。
「在庫をお調べしますのでお待ちいただけますか？」
店員さんはそう言うと奥へ行きました。
きものの基本…。もしかしてアレかしら？

アレ


思わず私は、緑の夫人に声をかけてしまいました。
「もしかして受けるんですか？」

小出に住んでいるというこの緑のご婦人は、
着付けの先生をしていた（？）している（？）そうで意気投合。
名刺を頂いて、携帯電話の番号を交換して帰ってきました。

小千谷へ越してきて1年以上。
お友達　第2号ができました。
それも着物を通じてなので、とってもうれしいです♪

名刺は着物教室の名前が。
「呉服屋さんは敷居が高いからリサイクルがいいわよ～。」
なんて、とても気があいそうだわ。

しかも、出身が東京！
「私　去年東京から来たんです。町田なんですけど。」
と私が言うと、なんと緑のご婦人の実家も町田！
なんたる偶然！町田市民ばんざ～い！

結局、「きものの基本」はその本屋に置いていなかったものの、
町田のローカルな話で盛り上がり、1時間程立ち話…＾＾；

次の日、さっそく携帯にご婦人から電話が。
「これも何かのご縁ですし…。」
と、着物屋さんで働いているから是非来て！と言うのです。
場所がわからないと私が言うと、住所を教えてくれれば地図を送るからといわれ、住所を教えました。
そこからちょっとおかしいな？と思い始めたのですがもう遅い。
「4日から6日までキャンペーンやってるの。」
「いつ来るの？」
「6日ね、何時頃に来れる？」
「じゃあ、1時に予約しておくから。」

予約？！うーん？着物屋さんで働いているって言ってた？
名刺には着付けの講師って書いてあるんですけど？！

その次の日、さっそくハガキが届きました。
おもいっきりお店のハガキです。（地図が載っています）
しっかりと「6日1時に予約しました。ご来店お待ちしております。」の文字。
ハガキにはﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄもあるって書いてありました。

もしかして私、カモにされてる？！

行くと約束してしまったので行くけど、
絶対に着物は買わないからね～！！！