2012/06/22(金)23:45
過剰な窒素、地球環境を脅かす。
こんばんは、今回は、私的に自分のデータベースとして「メモ」という、カテゴリを追加しました。
公表するほどのものではないのですが、自分の資料として、このブログを使わせて頂こうと思ったのです。
「そう言えば新聞で・・・」
「そのことならネットで・・・」
そう言うことが良くあるのですが、必要な情報は、必要なときには思い出せない。
そう言うことが度重なるようになってきたので、書き留めておくことにしたのです。
今回は、読売新聞より、2012.6.19の記事です。
群馬県妙義山、源流域の桶木沢と中木川で硝酸態窒素が検出されたと言う報告。
発見者は、群馬工業高専の特任教授、青井透さん。
硝酸態窒素は、乳幼児が高い濃度で飲むと、手足が青くなり酸欠状態に陥る物質だ。
源流や渓流ではほとんど見知されない物質なのに、2ミリグラム以上が検出された。
飲用規準は1リットル当たり10ミリ以下。
これより前に、利根川支流の鏑川で調べたときも、高い値が出た。
生活像排水や農業排水が原因と思われた。
それが、田畑や人がいない源流で・・・
原因は、大気中の窒素酸化物が雨などに混じって降り、硝酸態窒素に変化したようだ。
工場や車の排気ガスが原因だ。
国連のリオ+20では、地球の限界という科学的データを採用した。
この中で、窒素は、定義の3倍を越えている。
地球人口は、20世紀の100年間に、約4倍に増えた。
穀物の生産量は約7倍になった。
しかし、耕地面積はほとんど変化無し。
つまり、収量だけが飛躍的に増えたのである。
これは、品種改良や化学肥料の進化のおかげだ。
その化学肥料の窒素が、自然界にあり得ない量が合成され、地球に変化をもたらしている。
フィリピンやタイなどでは、過剰施肥などが原因の地下水汚染が報告されている。
東アジアで消費される窒素肥料は、ここ40年で30倍に増え、世界の使用量の半分を占めるという。
化成肥料の窒素は、大気中の窒素を科学的に合成して作られる。
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過剰施肥と雨による源流などへの窒素流入の関係が、書かれていないぞ?
変な記事だ。
ちょっと信頼性に欠けるが、地球環境から言えば、マズイ状況のようである。
リオ+20では、
・気候変動=大気中の二酸化炭素濃度上昇
・生物多様化の損失速度=絶滅種の増加
・窒素循環=大気中から人工的に取り出される窒素量
この3つの分野で、地球限界点を越えていると指摘している。
いづれにしても、人口増加による森林破壊、限られた農地での肥料過多、海に流れ出る肥料などによる排水の富養化、赤潮発生など、
窒素過多の影響が危ぶまれている。
私も、肥料は多い方に賛成だが、残留窒素が問題ならば、困ったことだ。