2014/12/06(土)15:41
ばね指の手術。
こんにちは。お元気にお過ごしでしょうか?
以前、話していた親指の腱鞘炎。
通称「ばね指」と言うそうですが、ついに手術してきました。
指の曲げ伸ばしは、屈筋腱と言う筋肉の伸び縮みで行われるそうです。
屈筋腱は、指先から手首に向かって縦方向にあります。
その屈筋腱を指の骨から離れないように横方向に押さえているのが、靱帯性腱鞘だそうです。
文章だと難しいので、エーザイ(株)さん制作のイラストを拝借。
指の仕組みは、こんな感じだそうです。
その屈筋腱が、使いすぎで炎症し、コブのように腫れてしまうと腱鞘の間を通る際、腱鞘を無理矢理引き延ばしてしまいます。
感覚としては、指を曲げるときに「コキッ」
指を伸ばすときに「コキッ」
引っかかるような感じです。
メモをとるとき(ペンを持つとき)指を曲げます・・コキッ「痛っ」
紙をめくるとき、指を伸ばします・・コキッ「痛っ」
連日、それを繰り返すと、腱鞘も炎症を起こし、腱鞘炎になってしまいます。
腱鞘炎になると、指の曲げ伸ばしに激痛が走り、最後には、痛みと恐怖で指を曲げられない、あるいは伸ばせない状態になってしまうのです。
指に力が入らなくなり、モノは落とす。ボタンはかけられない。
チャックの上げ下げも、指の痛みで脂汗が出てきます。
ステロイド注射で、一時的に押さえることもできるのですが、ステロイドも2回まで。
3回目の注射をすると、筋肉がボロボロに壊れてしまうと言うことです。
スポ根ドラマで、
「医師として、これ以上痛み止めの注射はできない。」
「この試合に勝てれば、体なんてどうなってもいいです。お願いです、痛み止めの注射を・・」
こんな感じの注射ですよ。
私も2回注射したのですが、とにかく指はよく使います。
今後も、指を酷使することは間違いないので・・・
腱鞘の一部を切開するという手術になりました。
外来の外科手術です。
親指の付け根をちょいと切るだけ。
処置室で、そでをまくって、消毒して、
そう思っていたのですが・・・
とーーんでもない。
病院に行くと、血圧と体温の測定。
そして、3階へ・・・
「手術室ですか?
処置室じゃないんですか?」
手術室に着くと、術着に着替えろとの指示。
「腕まくりじゃないんですか?」
ことの重大さに、気が重~くなってきました。
指の付け根の手術なのに、靴下まで脱いで、手術着に着替えて・・
手術室ですよ。
局所麻酔ですが、手術台に横たわり、
血圧計をつけられ、
心拍測定をつけられ、
痛み止めと抗生物質の点滴を刺され、
止血用のゴムをまかれ、
天井から下がるギラギラのライトに、もう、心臓はバクバクです。
麻酔科の先生に、外科のサブの先生に、看護士さんに、循環器科の先生もいたような・・
そして担当の整形外科の先生。
総勢5人がかりでした。
「アンクルさん、ご気分はいかがですか?」
「いやぁ・・・まぁ、普通のような、普通じゃないような・・」
「緊張してますね(笑)」
「こんな、大がかりだとは、想像してなかったもので。」
「30~40分で終わりますから。」
直接、手術が見えないように、カーテンで仕切ってくれるのですが、
天井のライトの反射板に、映っているんですよ。
見ないようにしてましたが、見えちゃうんです。
「それでは、ただいまから右手親指の腱鞘性靱帯の切開手術を開始します。」
医師の宣言で、手術が始まりました。
もう、腰が抜けそうというか、横たわっていたのですが、全身から力が抜けちゃいました。
親指の付け根を切り、
筋肉よよけ、
神経をよけ、
骨の近くの靱帯を探しだし、
切開
右手は、こーんな感じになっちゃいました。
3針縫ってあります。
傷口が開かないよう、固定されています。
12月1日、月曜日の手術だったんですが、3日安静ののち、4日には包帯もとれ、こうして、ブログもかけるようになりました。
左手1本の生活。大変でした。
もう、右手も使ってよいのですが、まだ紫色に腫れています。
指も、引っかかりはありませんが、手術の影響でしょうか、痛くて、まだ自分の力では曲げることは出来ません。
でも、日に日に快復しているようです。
抜糸は、18日とのこと。
快気祝いは派手の飲むぞーー!
と、思いながら、久しぶりに禁酒しております。