2018/06/20(水)23:59
DRAM、仮想通貨需要停滞 【日本経済新聞】
2018.6.18 日本経済新聞
半導体メモリーの代表品種、DRAMの7~9月の大口価格は下落基調となりそうだ。
次世代通信規格「5G」の本格的な商用化が迫る中、データセンターのサーバー向け製品の引き合いは米中を中心にいまだ強い。
一方で、DRAM市況を支えていた仮想通貨の採掘(マイニング)需要が、代表的な仮想通貨相場の下落を受けて停滞。
DRAMメーカー各社による量産も好調だ。
加えて韓国サムスン電子は、NAND型フラッシュメモリーの生産ラインの一部をDRAMに振り分けた。
ある半導体商社のメモリー調達担当者は「これまでの価格水準は高過ぎた。上げ材料は出尽くしており、今後は値下げに転じる」と予想している。
指標となるDDR3の4ギガ(ギガは10億)ビット品は、3月の大口価格が1個あたり3.7ドル前後で推移。(引用ここまで)
パソコン用DRAM、上昇一服 5月も横ばい 2018.6.16 日本経済新聞
データの一時保存に使う半導体メモリー、パソコン用DRAMの値上がりが一服している。
指標となるDDR3型の4ギガ(ギガは10億)ビット品は5月の大口価格が4月と同じ1個3.7ドル前後。
3カ月連続で横ばいとなった。
需給の逼迫感が薄れ、価格は天井を迎えたとの見方が出ている。
サーバー向けを中心に引き合いは強いが「メモリーメーカーの量産が順調に進んでいる」(電子部品商社)。
仮想通貨の採掘(マイニング)向けサーバーの需要が一服していることもあり「2017年と比べDRAMを調達しやすくなっている」(別の商社)。
DRAMを巡っては、中国政府が独占禁止法違反の疑いでメモリーメーカーを調査する動きが出ている。(引用ここまで)
DRAM、スポット値下がり続く 供給増で 2018.6.7 日本経済新聞
データの一時記憶に使う半導体メモリー、パソコン用DRAMのスポット(随時契約)価格の下落が続いている。
指標品であるDDR3の4ギガ(ギガは10億)ビット品は、5月下旬と比べ約3%安い1個3.52ドル前後。
年初からは1割ほど下がった。
スポット価格は大口契約価格以上に需給に敏感に反応する。
中国の高性能スマートフォン(スマホ)の需要増加などを受け、スポット価格は2016年春から上昇が続いていた。
ただ割高感が強まり、モジュールメーカーなどの調達意欲が鈍ったことで、17年11月に下落に転じた。(引用ここまで)
日本経済新聞の半導体メモリDRAMに関する記事3連発です。
この2週間の間に3回の類似記事を掲載した主旨は良くわかりませんが、どの記事にも共通しているのが、DRAMの単価が下がっていますよ、という内容です。
ご存知の通り、DRAMは韓国勢2社と米マイクロン社で全世界の95%のシェアを占めています。
それで、価格統制など好き勝手やっていたのですが、そろそろ価格も天井ですよ、と日経新聞は警笛を鳴らしているのでしょうか。
さてさて、現在中国向け半導体輸出の一本足打法で国を維持している「大韓民国」様は、主力のDRAM単価が下がり始めたとして、これからどうなるのでしょう。