2019/04/04(木)23:56
2月の経常黒字36億ドル 輸出不振もサービス収支改善=韓国【聯合ニュース】
2019.4.4 聯合ニュース
韓国銀行(中央銀行)が4日発表した国際収支(速報値)によると、2月の経常収支は36億ドル(約4010億円)の黒字だった。
黒字は2012年5月以来、82か月連続。
輸出不振で商品収支(貿易収支に相当)の黒字が縮小した一方、サービス収支は改善した。
商品収支は54億8000万ドルの黒字。
黒字額は14年7月(54億2000万ドルの黒字)以来、4年7か月ぶりの低水準となった。
輸出は前年同月比10.8%減の401億3000万ドルと、減少幅は16年4月(18.5%減)以来で最も大きくなった。
韓銀の関係者は、半導体の単価下落や石油類の不振に加え、中国製造業の景気鈍化で対中輸出が鈍ったことが影響したと説明している。
輸入も346億5000万ドルで12.1%減少した。
サービス収支は17億2000万ドルの赤字だったが、赤字額は16年12月(6億6000万ドルの赤字)以来で最も少なかった。
(中略)
給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支(第1次所得収支)は3億6000万ドルの黒字、経常移転収支(第2次所得収支)は5億2000万ドルの赤字だった。
2018年2月の韓国経常収支との比較
■経常収支:+40.3億米ドル→+36億米ドル
■商品収支:+59.9億米ドル→+54.8億米ドル
■サービス収支:▼17.2億米ドル→▼14.1億米ドル
思ったほど悪化していない印象です。
輸入も輸出も二桁減なので、「不況型黒字」の第一歩なのでしょうけど。