2019/06/23(日)16:00
貿易収支4カ月ぶり赤字 5月 中国向け1割減、10連休の影響も【sankei biz】
2019.6.19 Sankei biz
財務省が19日発表した5月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は9671億円の赤字となり、赤字幅は前年同月比67・5%増えた。
赤字は4カ月ぶりで、中国向けの輸出が1割近く減るなど、全体として輸出の弱さが目立った。
5月に米中貿易摩擦が激化した影響が出始めている可能性があり、日本企業への影響が今後も広がりそうだ。
全体の輸出は7・8%減の5兆8351億円で、6カ月連続の減少。
韓国向けの半導体製造装置や中国向け自動車部品などが大きく減った。
輸入は1・5%減の6兆8022億円。
アラブ首長国連邦(UAE)からの液化天然ガスなどが減った。
5月はゴールデンウイークがあるため、企業の生産活動が減り、輸出も減少して貿易赤字となる傾向が強い。
過去を遡(さかのぼ)っても5月は9年連続の赤字となっている。(引用ここまで)
輸出減の輸入減ですので、10連休があったとはいえ、日本経済が弱りつつあるのは事実です。
とはいえ、中国韓国がそれ以上に弱りつつあるのも事実なので、いまは耐えるしかないという感じでしょう。
今回1兆円近い赤字ですが、これでも経常黒字はほぼ間違いないところですし、できれば増税延期で内需を下支えしてほしいところですが。