未知之国・夢紀行３

１８５　　　今朝は間違いなく起きるように携帯にアラーム設定。４時に起床しましたよ。そして４時３０分にはカミサンの愛車を駆って、弘前運動公園Ｂ野球場へ。５時からのＨＢＬ、弘前野球リーグの開幕式に遅れてはいけませんからね。今日はどういう訳かお寝坊さんのカミサンも遅刻しては、大変と思ってか、私を起してくれました。４時だよ～～～ん！近年、稀に見る驚愕の所業です。カミサンに起される前に目覚めておりましたけどね。

今日は曇天。少し肌寒い感じはありましたけれど、気持ちの良い朝でした。車で１５分ほどで、球場に着きましたけど、皆さんもうお揃いでした。私の上司の取締役がリーグ会長と話しておりました。私はいつも通勤用にスニーカーを履いておりますから、何も考えずスニーカーにスーツを着込んで行きましたが、到着するや否や、会長が「今年はみやさんに始球式やってもらうよ」「丁度、ズックも履いている事だし」スニーカーはいつもの事だし、関係ないんとちゃう？

私「え”え”ぇ～生まれてこのかた、野球なんてした事ないしぃ～無理！」局長「去年、私ができたんだから、みやちゃんにも出来るよぉ～！」

文系の家庭に育ち、文系の生き方しかしてこなかった私に、最大の難題を突きつけられたような気がした。リーグの事務方が「肩慣らししといてくださいね、肩でも外されたら大変ですから。キャッチボールしましょう」グローブと球を渡されてキャッチボールをしても、ボロボロ落とすわ、後に逃すわ～目を当てられないほどの下手っぴー。会長「キャッチボールは必要ないようだね。ようは投げるだけだから」トホホホ～である。

でも、変にドギマギはしませんでした。生まれて初めての始球式なのにね。マウンドに上がっても、揚がるような事はありませんでした。皆さんからの注目の視線は無視。度胸が据わっているというか、無神経と言おうか。マウンドでは先発ピッチャーから頑張ってください～と、ボールが手渡されると、ん？私「どっから投げるのぉ～？」ピッチャーマウンドの少し前の所にも、何と言ったか忘れたけど、木の板が埋め込まれている。「こっちから投げても、良いよね？どうせ届かないんだろうから！」ピッチャー「お好きなように～」

今、考えて見るとあれはソフトボールピッチャーの位置だったんじゃないのかしら？そんなこんなでボールにこそなりましたが、キャッチャーに届きました。バッターも空振りしてくれましたし、報道関係の人に勇姿を収めて後で頂戴なって言っておきましたから、写真は後で貼る事になります。楽しい経験をさせて戴きました。この運動オンチがピッチャーマウンドに上がろうとわ！信じられない快挙と言わざるを得ません。