周恩来の碑 「雨中嵐山」の詩の内容
朝に「嵐山」更新しました二回目の更新です本日中国共産党大会開幕に当たり在りし日の周恩来さんを偲びつつ有名な【雨中嵐山】の詩の表現は、嵐山の表現を遍く伝えて下さっています中国の要人が来日の際は、どんなに忙しい日程でも、此処を表敬訪問されます。過っては、「温家宝首相」が訪れられました。今は冷え切っています。 周恩来の碑「雨中嵐山」の詩が書かれています。中国人にも景勝地を謳歌してくれています。現代も斯くあってほしい希望を持ちます。今後の政局はどのように展開するのでしょうね。特に中国の日本に対する動向は気懸かりなものです。周恩来さんが、日本に学ぶため来日された友好の時期もありました。 本日の日記で、亀山公園に建てられた、周恩来さんの碑の詩の内容です。周恩来さんは、3年ほど、東京にある大学校に留学され、その折にたまたま京都嵐山を訪問され、悩みに応えて呉れるような、嵐山の雨の中での、景観に詩を残されました。周恩来さんは、又、中国に帰られ、首相として、田中角栄総理と日中正常化に調印され、国交が快復された方でもあります。一国の党首ともなる方が、嵐山の景色で元気を取り戻されたとも思えます。中国の要人の方が来日のときに、わざわざ表敬訪問されるほどの人柄だったのでしょうね。 【碑文】雨中嵐山-日本京都 一九一九年四月五日雨中二次遊嵐山、両岸蒼松,挟着幾株桜。到尽処突見-山高流出泉水緑如許、繞石照人。瀟瀟雨、霧濠濃;一線陽光穿雲出、愈見嬌妍。人間的万象真理、愈求愈模糊;-模糊中偶然見着一点光明、真愈覚嬌妍。 雨の中二度遊びに来ました。両岸には、青い松がそして幾株かの桜の花が混じっていました。岸の道が尽きる処で、高い山が望めました。流れ出る泉は、緑色に映り、石を巡って人の姿を照らしました。小雨は深々として降り、霧が濛々と漂よって居ました。一筋の太陽の光線が、雲間から射し込みました。とてもなまめかしい光景でした。人として考えるに、森羅万象、真理は、いよいよ求めれば求める程はっきりしませんが、そのはっきりしない中で、たまたま一点の光明を見出すことが出来れば、眞にいよいよなまめかしくあでやかで美しいものでした。 中国にも山紫水明の美しい景観が多く存在します。故郷を偲ばれての、嵐山の雨の美しい景色に感動されての碑文と考えられます。ご参考までに嵐山の景勝を讃えて居られました