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カテゴリ:食べることは楽しい
![]() タケノコの続きです。 今度は湯がきました。私は今やタケノコの里に住むオバサンなので、タケノコを自分でゆがくのは当たり前になってますが、15年ほど前、まだ都会のお姉さんだった頃は、どうやってやるのか全然知りませんでした。なんとなくヌカを使うことぐらいしか知りませんでした。義母がタケノコ好きで、毎年春に大量にゆがいて「Ronricoちゃんも取りに来なさい」と言ってくれるのを心待ちにしていました(^^;)。 そこでお若い方のために「こんな風にやるんだよ~」というのをご紹介します。 詳しくは、タケノコに詳しいHPを参考にしてください。(^^;) 私のやり方は義母ゆずりですので、一般的なやり方とは違っているかもしれません。 (余談ですが、この義母はなんでも鹿児島の責任にする人で、なんか間違ったことをしてるとわかると「鹿児島ではみんなこうやったから・・・」と逃げます。そういえば今思い出すと、実母も東京で「大阪ではこういうふうにするんですよ~」ってホントかウソか東京の人にはわかんないようなことを言ってたなぁ(^^;) 似てるやん、義母と実母!) タケノコはどんどん硬くなっていくし、アクも強くなっていきます。入手したらなるべく早く処理しましょう。「あとでしよう」なんて考えていると、食べたときに後悔しますよ。 まず、不必要な皮を除き、付け根の方のボツボツがあるあたりは、ボツボツを含めて多めに切り落とします。先端部分は皮しかないのでここもカットします。→ 写真の右がビフォー、左がアフターです タケノコがこんなミニサイズじゃなくて、まともな大きさの場合は、先端から3分の1ぐらいまで縦に切り込みをいれて、火が通りやすいようにします。 左の定規は10センチです。ちいさいタケノコでしょ! ![]() 準備ができたら湯がきます。タケノコの大きさに対して、これでもかというほど大きなナベにたっぷりと水を入れ、これでもかというほど大量のヌカをいれます。ヌカは安いので、こんなところで節約してはいけません。更にタカノツメを好きなだけ入れます。 今回はタケノコがめっちゃ小さい(13センチぐらいのが5本、皮も含めて500gぐらい)ので、水は2リットルぐらい、ヌカは100gぐらい、タカノツメ2本を使いました(写真中央よりちょっと左に浮いているのがタカノツメです)。こんなもんは全て「適量」でいいです。「え~っタカノツメが1本しかないのよ~」などと細かいところにこだわるくらいなら、1分でも早く湯がきましょう。そっちの方がよっぽど大事です。 湯がき上がりの判断は「竹串をさしてみてスッと通ればOK」です。よく料理本とかにでてくる表現ですが、本当にこれが一番わかりやすいです。「スッ」の加減は試行錯誤して体得してください(これが"経験"っちゅうやつやね)。 ![]() ゆであがって皮を剥いたところです。皮を剥くとほとんど残りません (^^;) お皿の下にあるのは10センチのものさしです。 ![]() 左ができあがり、右は剥いた皮です。捨てる部分の方がだんぜん多いです。 前述の義母はたくさん湯がくので、皮のゴミをお米10キロの袋にいれて処分してます。 土嚢用の袋を買ってあげたいくらいです。 ![]() 冒頭の写真はミニタケノコを皮で包んで並べたものです。これは遊びです。食べることとは何の関係もありません。これを食べちゃうのはちょっとオカルトっぽいかな? 先日ゴスペルの友人と行った和食のお店で、こんなふうにして皮の廃物利用をしていました。その時は「山菜の天麩羅を竹の皮でつつんで、かぐや姫風にしました」と品書きには書いてありました。竹の皮のすきまから山菜の緑色が見えるのがかわいかったです。竹の皮も十二単に見えなくもないです。 今回のようにミニタケノコを皮でつつむと、なんだかお地蔵さんみたいに見えます。見えませんか? それか、ゲゲゲの鬼太郎の「ねずみ男」かな? 下の写真は、お地蔵さんをひとりだけ裸にしたものです。こんなふうにくるんでいるだけです。適当な大きさの皮を探すのが面倒だけど、それもまた楽しかったです。 ![]() できた地蔵さんは服をはぎ3ミリ厚ぐらいのスライスにして、サシミとして醤油でいただきました。2人残ったのでワカメと共にみそ汁の具にしました。(残酷ぅ) なんか全体的に写真が変でごめんなさい。 10日ほど前に買った慣れない携帯電話で撮しました。 どこか操作がまちがってたかも。 いやいやこんな時には 「これ京都風なんどすえ~。京都のお方はみんなこないにしたはりますねん。」(^^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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