愛を育むもの

とても仲の良い老夫婦に出会うことがあります。 そんなときは、なんか嬉しい！気持ちになります。 休日の日、森林公園に行くと、仲良く歩いている老夫婦を見かけたりします。 どれだけの年月、一緒に歩んできたのでしょうか。 そして、これからどれだけの年月を歩んでゆくのでしょうか。 長い長い年月を一緒に歩んできたもの同士が持つ、さりげない優しさに包まれています。 けれど、そんな老夫婦は決して多くはありません。 すぐ傍には、若いカップルがいます。 身体と身体を抱き寄せて、芝生の上に横になっています。 彼らも、長い年月をこれから一緒に歩むことができるのでしょうか。 本当に愛するということは、 お互いを見つめ合うことではなくて、 お互いが同じ方向を見つめること。 （サンテグジュペリ） 私の好きな言葉の一つです。 「愛」というきらびやかな言葉を語るとき、 実はそこに、同じ方向を歩んでいくための「努力」という言葉も、 同時に忘れてはならないということ。 このことを、私たちは知らなければならないのです。