2011/06/21(火)21:29
みずほ銀行トラブルに対する株主総会
今日、みずほの株主総会があり、その中でやはりシステムトラブルが焦点になったとの記事。
当然のことだと思う。
しかし、どうもみずほ銀行から出ている資料を見ても、どうも信頼回復をどうしていくのかが分かっているのかなと疑問を感じてしまう。
みずほ銀行のサイトの「株主みなさまへ」のP3をみると、次のような点に疑問を感じる。
このページに今後の変革についてのまとめを行っているけど、次の点は矛盾しているのではないか?
1、「お客様第1主義」と「ワンバンク」統合はどうして繋がるのか?拡大解釈すれば、「ワンバンク」でないことが内部のいざこざに終始していて、お客様を向いていないのと言うことなのかもしれない。しかし、そんなことはすでに他行では出来ていることであり、「お客様第1主義」を示していることではない。
2、その統合の中に「業務インフラの一元化」があるが、これも目的が効率化である。今回のシステムトラブルでは効率化ではなく、品質を求められているはず。
3、やはり収益力強化が1番?その実行プログラムとしても1番が収益力で2番が財務力になっている。今回の問題の起点となった現場力は3番目?
信頼を回復するには人事の問題は根底にあるけど、業務品質をどうやって高めるのかが1番でその土台が業務システムであり、この基盤・土台の上で収益力強化ではないのかなと思う。
「お客様第1主義」を抱えているけど、外からみるとまだ内側が気になって仕方ないと見えるのは僕だけですかね?